とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

かかりつけ

2006-12-25 23:16:44 | 徒然なるままに・・・。
我が家で、実家も含めて毛深い家族を病院に連れて行くときは、もう、20数年来のかかりつけ医にお願いしている。
この先生は、私が子供の頃からお馴染みで、小さい頃からむつごう的気質の私を優しく見守ってくれていた先生だ。
色々拾ったり、引き受けてしまう私に、「ダメ」と言えない母。
母が「何でも連れて来て困る」とグチると・・・。
「出会っちゃったんだね~」と優しく微笑む先生なのだ。
目も開かない、へその緒が付いたままの子猫を拾った時、どんなに刺激しても便が出ないので先生の所へ連れて行った時も・・・。
「子猫はねぇ、僕達獣医でも育てるのが難しいんだよ」と言いながら優しく笑って薬を処方してくれた。
その子は無事、大きくなりましたが、初乳を飲んでいなかった為、免疫が弱かったらしく突然急死してしまいました。
今回、トラがこの様な病気になり、先生とシビアな話をしている時、電話が鳴りました。
先生の電話の対応を聞いていると、どうやら亡くなったという知らせのようでした。
「う~ん・・・そうか・・・何時?うん、そう、残念だったね・・・。でも、幸せだったと思うよ、最後は○○さんの腕の中でねぇ・・・。そうだね・・・でも、幸せいっぱいもらったんだから・・・うん、そんなに気を落とさないで、他の子もいるんだから。ね・・・」
何だか、そのうち私もこんな電話を掛ける日がくるのかな・・・と思いながら、この子の病気の重大さに途方に暮れていたのも手伝って、涙がポロポロこぼれてしまいました。
今まで、何度となく、この様な別れは経験しているのに・・・。
後日、検査結果を聞きに行った時も「あまり期待もたせる様な事は言えないけど、がんばろうね」と声をかけられ、この先生と出会えて良かったな・・・とつくづく感じました。
先生は、奥様も獣医さんでこれまた優しい奥様なんです。
私が子供の頃は自宅も診察室からドアを一枚挟んでという感じで、先生が出てくるとにゃんこもワンコもいっぱいで、驚く私に先生が「この子達も、みんな病気なんだよ」とお話してくれたりしたものでした。
お互い年もとり、子供だった私もすっかり「おばちゃん」先生もすっかり頭が淋しくなってしまいましたが・・・あっ、奥様だけは昔のままだな・・・感謝・感謝です。
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