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とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

無常

2011-04-09 23:18:17 | 徒然なるままに・・・。
「世界中に助け求めて」福島の町村会、東電に直談判(朝日新聞) - goo ニュース

出荷制限とか、それどころではなく、もはや県民全員が被害者と言っても過言ではないこの状況。

今日付けの新聞にも、静岡県のGSには福島ナンバーの給油お断りの張り紙があったとか、コンビニやレストランまでも入店を拒否された県民もいるという記事がありました。

県民としては、こういうお店は店名を公表して欲しいくらいです。

とある市内の会社では、県外の運送業者の方が荷物を投げる様に置いていって立ち去ったとか・・・。

勿論、そんな人ばかりではないと解ってます。

連日多くの芸能人の方も県内の避難所に訪問してくれてます。
南相馬市には、細川前首相の奥様が義援金を届けに来て下さったりしてます。
本当にありがたい事です。

その一方では、一般人による、県民いじめが始まってます。

一部の人間だけだとは思いますが、大人がこれでは・・・。
子供のいじめが無くなるはずがありません。

そんな事をして、人として恥ずかしくないのか?
と思うのは福島県民だけではないはずです。

誰のせいでも無いはず・・・。

県民にとっては、本当にやり場のない気持ちで一杯です。

日本は、戦争でも原爆を体験し、その後、皮肉な事にその原子力を資源として使わざるおえない状況になりました。
だからこそ、一般の私達も原子力に対して深い知識を持たなくてはいけないのに・・・。
今の福島県民に対するこの状況・・・。

戦争で被爆された方々も、偏見の目で見られた方も多かったと聞きます。
あれから何十年も経っているのに、今のこの状況・・・。
何ら変わらないというのは、どういうことなのか・・・。
戦争で被爆された方々のご苦労や辛い思いが何も生かされてないのではないかとさえ思ってしまう・・・。

でも、絶えなきゃね・・・。

絶えなきゃいけないのでしょう・・・。

でも、今この苦しみをただの苦しみで終わらせてはいけない・・・。

謂れの無い偏見や差別で苦しむ人がいない社会を作り上げる事ができる県民にならなければ・・・。

時は流れてる。

平等に・・・。

震災にあった人も、あわなかった人も・・・。

そして、いつか必ずこの風評被害も跡形もなく消える日が来るでしょう。

それが、無常と言うのですね。

ずっとこのままではない・・・。

この震災も、いつかは遠い歴史になるように・・・。

その時に、意味の無い偏見や差別が無い場所であって欲しい・・・。

そういう歴史を作り上げるのが、この震災から立ち上がる福島県民の使命だと思う・・・。