真実の扉

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日本の食料自給率の真実 1

2009年10月26日 22時03分48秒 | 常識を疑う

*この記事は10月15日にUPしたものです。

日本の食料自給率が低く、いざ、有事などのとき大変だ!
このままでは世界が食糧難になったら日本は飢餓状態となる。
などと、よく言われます。

日本の食料自給率はずっと39%と言われていましたが、2009年7月現在は40%をやや越えています。
http://www.visualzoo.com/graph/16861

私も自給率の低さに唖然とし、このまま、のほほんとしていたら大変なことになる、と思っていました。
しかし、ちょっと待てよ!! と思いました。
上のリンクの表でもそうなのですが、日本の食料自給率は必ず「カロリーベース」ということなのです。
じゃぁ、言われるほど心配ないじゃないか。と思ったのです。
このカロリーベースという指標を使っているのは日本だけなのです。
だまされてはいけません、なのです。

確かに小麦などはアメリカから9割以上輸入していますので、まさかの時は醤油とかも無くなるので以前、私も「断食・小食の勧め」でこんな記事を書いています。



米の自給率が95%と言われても安心できません。 もしも小麦の輸入95%、大豆の輸入70%を占めるアメリカが崩壊したら日本はそれだけで大変なことになります。納豆、豆腐、味噌、醤油などの調味料のほとんどがアメリカ産を使用しているのでほぼ店から消えるでしょう。麺類も大変な品不足になります。お菓子類も同様です。
家畜の肥料の大半も輸入で、その主な肥料のトウモロコシは100%輸入で、アメリカ産が何と9割です。家畜の餌がなくなります。肉も卵も乳製品もみんな無くなります

http://blog.goo.ne.jp/tobira2002/e/466c11caf8903b21e0794250c6565d94


このカロリーベースというのが問題なのです。
私は昔、最長で半年夕食1食で暮したことがあります(期間は異なりますが何度かこれをしています)。
朝・昼の食事抜きです。お酒もまったく飲みませんでした。
いま、成人男子の必要カロリーは2300キロカロリー程度(内、基礎代謝1000~1300カロリー)ですが、私はこの半年間は基礎代謝のカロリーほどの量も摂取していませんでした(1日1000キロカロリー以内です)。
しかし、確かに体重は64キロから10キロぐらい減りましたが、献血時など数値を見てすべて満点なので検査した人はびっくりされていました。
短い睡眠でしたが、よく眠れたし、病気もしませんでした。
半年ですからそのまま10年続けたらどうかとか、人による違いとかも多少はあるでしょうが、基本的にはカロリーは栄養学が言うほど必要としないのです。
栄養学の説に則ると半年後で私の体重は半分以下になっていないとおかしいのです。



日本の食料自給率が40%ということは、まったく輸入が途絶えると1日2300キロカロリーの40%ですから、単純計算で920キロカロリーで成人男子は過ごさねばなりません。
だから全然大丈夫なのです。なぜならこの920キロカロリーは私が半年過ごしたカロリーとほぼ同じなのと、これにはカロリーがないに等しい野菜はほとんど入っていません。
更に肉なども餌が輸入ということで自給率の対称にはほとんど入っていないのです。
もっと詳しい事は判りませんが、この伝から言うと、味噌や豆腐や納豆も材料は輸入がほとんどなので自給率に入っていないことも考えられます。
カロリーということから考えると自給率の中身は米、芋などの穀・芋類と果物が中心でしょうか?(追々判れば書いていきます)。
野菜の自給率は70%近いです。果物も意外とカロリーは少ないので、自給率にはさほど入っていないでしょう。きのこ類も自給率には縁遠いです。
野菜と果物以外は食べないという人、世界中にたくさんいますのでなんとかなるにはなるのです。贅沢言わなきゃ。

でも、インフルエンザではありませんが、教えるべきことを正しく教えていないので、不安を煽られるのです。
日本の農業は意外としっかりとしているのです。
農産物の生産額で見ても、1位がアメリカの1500億ドルで、日本は793億ドルで先進国では第2位なのです。
次回は、その辺のことを書いてみます。

思うところがあったら Clickしてね。。。
 

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8 コメント

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Unknown (よっしー)
2009-10-15 23:59:27
いつも貴重な情報有難うございます。

とびらさんのように一日一食で過ごされることはまだ私には出来そうもありませんが、15年くらい前に、春先に発症する花粉症を改善するため、肉・魚一切絶ち油分も控え、白米から玄米に変え約一年続けた結果、体重が67Kgから52Kgと減少し、おまけに花粉症の症状も殆ど無くなってしまいました。

今迄の普通?の食生活から、急に玄米菜食に変えた為、スーパーに行っても買える物が殆ど無くなってしまい一人別世界にいるような淋しさがある感じでした。自然食のお店も、今より浸透していませんでした。
確かそのときのおかずといえば
「ひじき煮・切干大根・金平ごぼう・蓮根炒め・ジャガイモとピーマンの炒め」この繰り返しでした。

現在は子供もいるので魚を少々頂くほかは野菜がやはり主ですが。

娘の学校給食の献立表を見ても、全部摂取カロリーで計算されて、献立に毎日必ず牛乳とお肉が入っています。子供の免疫力が低下しているのも給食や食生活の影響でしょうか。


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Unknown (TK)
2009-10-16 07:26:59
カロリーベースでの計算と実際の数値は違うんですね
こちらも数字のトリックにだまされて、日本の食料自給率は深刻な状況だと勘違いしていました

確かに戦争中、食料が無くて大変だった人も確かにいますが、妻の実家の両親などは戦時下でも食料にはまったく困っていなかったなんて話も聞きます。
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よっしーさん (とびら)
2009-10-16 09:47:07
>肉・魚一切絶ち油分も控え、白米から玄米に変え約一年続けた結果、体重が67Kgから52Kgと減少し、おまけに花粉症の症状も殆ど無くなってしまいました。

いやすごい! 私も4年ぐらい前から花粉症で春先は大変ですが、よっしーさんの話を聞いて、またチャレンジしたくなりました。
こどもの献立に乳製品が当たり前のように入っているのは考えものですね。アレルギーのもとですから。
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TKさん (とびら)
2009-10-16 09:48:16
>カロリーベースでの計算と実際の数値は違うんですね。
私も最近までウッカリしていましたが、カロリーなんて人間が生活していくのにそれほど大切ではないと思います。
亡くなった俳優の丹波哲郎なんかズット夕食一食であんなにガッチリしていたのですし、カロリー過多の世の中です。
まぁ人にもよるけどもっと重要な栄養素に焦点をあてるべきだと思います。
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なるほど! (ウンザリ大王)
2009-10-17 21:15:22
すると、日本は食糧自給率より、エネルギー自給率の心配した方がよさそうですね。メタンハイドレートの実用化を急ぐとか?
しかし、食料危機という言葉で、よく日本人はびびりますが、その実態は食卓が多少貧しくなるだけとか?そんなもんかもなぁ~まあ、油断
はできないですけど・・・・・
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ウンザリ大王さん (とびら)
2009-10-17 22:58:43
こんばんわ、ウンザリ大王様(笑い)

エネルギーではなくてやはり食料の生産額ではないでしょうか。生産額が世界2位といっても日本は物価が高いし、人口も多いので、それでも足りないのですけど。

いずれにしても、贅沢言わなければしばらく(3―4年)はもつのでは。その間に対策立てられればさほど問題ないと思います。

>食料危機という言葉で、よく日本人はびびりますが、・・・

びびらされているんですよ。その方が都合いいんです。
それと実際に農業に力が付くと困るんです。
自民党時代もそうですし、民主党になっても同じです。
すべては選挙対策。これについては徐々に書いていきます。
また、お寄りください。
返信する
ちょっと、補足! (ウンザリ大王)
2009-10-18 12:22:52
農業自体、全部人力だけでやるわけでなし?
つまり、農業用機械・設備に燃料や電気がいるわけですし?食料生産をアップするなら、今より燃料や電気、つまり、エネルギーが必要でしょう?その点からもコメントしました。

ちょっと、今回の記事のコメントとしては、脱線気味だったかもしれません。失礼しました!

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とびら (あっそうか!)
2009-10-18 16:28:23
ウンザリ大王さん、失礼しました。
私の早とちりです。
エネルギーといえば昨日、ベンジャミン・フルフォード氏の話を聞きにいきましたが、来年当たりフリー・エネルギーが開放されると言っていました。
彼の、「今でも日本の天皇を非難することが「怖い、危険」と言われているのは何故?私の生まれたカナダは英国領土だが、エリザベス女王を非難しても全く怖くない。何故日本の天皇を非難すると怖い?おかしな話だ。」
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/
を見ると日本人のことよく分かっていないと思いますが、正直な人なので信頼できる話しも多いです。
来週でもこれに関してはUPするかもしれません。10月末にアメリカの銀行がとんでもないことになるといっていました。
来年ではなく今月末ですから、思い切った予言です。
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