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フロリダ半島日記

2012-08-08 18:45:35 | 日記
自動車のタイヤがまた駄目になり、いつもの修理店へ行きました。
この店は最近大手のアフターマーケット、つまり、自動車の修理。保守などのための会社に吸収されたようです。いつものマネージャーが店頭にいて誰かに電話していました。このマネージャーはあのブッシュ大統領(ブッシュ。ジュニア)にどこか似ているので、“ブッシュの兄弟”と思っているのです。しかし、腕の刺青が自慢らしい、ややヤクザッポイところがあるのですが、信頼できる人です。しかし、なにか相当深刻そうな会話を電話でしていて私が来ているのも気が付かないようです。会話では、“ストレスで圧倒されそうになり、ビーチで一人歩いて考えたよ“というようなことを語っています。ふと、いつも店頭に張ってある家族写真を見ると、3人のティーン。エージの子供と写した写真にはいつもの夫人が載っていないのです。夫人がもし亡くなったとしても家族写真からはずすというようなことを急にするはずがないから、これは離婚だなと思ったのです。実にアメリカは離婚が多いのです。50パーセントは離婚をするといわれます。このマネージャーの詳しい事情はわからないのですが競争の激しい自動車修理会社と家庭問題のハザマに立つ“ブッシュの兄弟”に励ましと同情を送りたいと思うのです。
さて、タイヤを替えるには手数料だけで300ドルだという。新しい会社に組み込まれて値段を上げたのかと思って“もうすこし考えてみる”といってその店を出たのです。それにしてもタイヤが駄目になった、水漏れ油漏れ、トランスミッションだスターターがと要らない出費に泣かされてしまいます。しかしアメリカでは自動車は必需品であり“足”そのものです。もちろんニューヨークやワシントンD.Cなどの都会は電車やバスやと交通手段が他にもあるのですが、それ以外のアメリカの田舎は自動車がどうしても必要です。といっても何十年も故障のない自動車はないので皆、この修理の問題に泣かされながら生活しているのです。
そこで俄然、人気がでるのが、日本車です。皆の関心の目が、故障の少ないまたガソリンもあまり消費しない日本車に向かうのは当然でしょう。私もヨーロッパのシャレたハイウエーを走る日本車やアフリカの泥とほこりにまみれた道なき道をぼろぼろになっても走り続ける日本車に感動してきました。
戦後しかしアメリカに進出した日本車はハイウエーを長く猛スピードで走ることができず“日本車はアメリカでは使い物にならない”と言われたというのです。その後、このように賞賛されるまでにいたるまで、日本人の技術者たちはどれほど苦心と苦労をしただろうかと想像すると、そこには涙ながらの努力があったに違いないと感じるのです。
私の友人にブラジル系のアメリカ人がいます。彼は柔道3段で夫人は日系ブラジル人です。が二人とも日本語はぜんぜんわかりません。この友達は大手の航空会社のスチュワードをしていますが、時々自宅に帰ってくると自動車の修理に没頭するか柔道の道場に行っているのです。自動車のことになるといつも“日本車は最高だ。特にホンダはどんなに古くなってもアメリカ中ガンガン走ることができる。故障は少ないしガソリンもあまりかからない”というのが口癖です。天国の本田宗一郎氏も彼の言葉にはさぞ喜んでいるだろうと思うのです。ホンダの話題になるとこの友人とよく話したのが私の田舎の親戚のことです。この人は私の田舎のホンダのディーラーであり修理工場を持っているのです。帰国するたびに彼の店からホンダの車を借りることになっています。この親戚の男性の夢はアメリカ大陸をホンダの自動車で横断することだと言っていました。しかしいつも彼に会うたびに思い出すのは彼が小学校のころ学芸会で多くの父兄を前にして独唱したときのことです。歌い始めたはよかったのですがアガッテシマッテ無言のまますごすごと演台を降りてしまいました。多くの学友から“あれはおまえの親戚じゃなかったか”とからかわれたことがありました。しかし自動車のディーラーとなり修理工場も順調にいっているらしいのが親族の間では評判です。

フロリダ半島日記

2012-08-08 18:45:35 | 日記
自動車のタイヤがまた駄目になり、いつもの修理店へ行きました。
この店は最近大手のアフターマーケット、つまり、自動車の修理。保守などのための会社に吸収されたようです。いつものマネージャーが店頭にいて誰かに電話していました。このマネージャーはあのブッシュ大統領(ブッシュ。ジュニア)にどこか似ているので、“ブッシュの兄弟”と思っているのです。しかし、腕の刺青が自慢らしい、ややヤクザッポイところがあるのですが、信頼できる人です。しかし、なにか相当深刻そうな会話を電話でしていて私が来ているのも気が付かないようです。会話では、“ストレスで圧倒されそうになり、ビーチで一人歩いて考えたよ“というようなことを語っています。ふと、いつも店頭に張ってある家族写真を見ると、3人のティーン。エージの子供と写した写真にはいつもの夫人が載っていないのです。夫人がもし亡くなったとしても家族写真からはずすというようなことを急にするはずがないから、これは離婚だなと思ったのです。実にアメリカは離婚が多いのです。50パーセントは離婚をするといわれます。このマネージャーの詳しい事情はわからないのですが競争の激しい自動車修理会社と家庭問題のハザマに立つ“ブッシュの兄弟”に励ましと同情を送りたいと思うのです。
さて、タイヤを替えるには手数料だけで300ドルだという。新しい会社に組み込まれて値段を上げたのかと思って“もうすこし考えてみる”といってその店を出たのです。それにしてもタイヤが駄目になった、水漏れ油漏れ、トランスミッションだスターターがと要らない出費に泣かされてしまいます。しかしアメリカでは自動車は必需品であり“足”そのものです。もちろんニューヨークやワシントンD.Cなどの都会は電車やバスやと交通手段が他にもあるのですが、それ以外のアメリカの田舎は自動車がどうしても必要です。といっても何十年も故障のない自動車はないので皆、この修理の問題に泣かされながら生活しているのです。
そこで俄然、人気がでるのが、日本車です。皆の関心の目が、故障の少ないまたガソリンもあまり消費しない日本車に向かうのは当然でしょう。私もヨーロッパのシャレたハイウエーを走る日本車やアフリカの泥とほこりにまみれた道なき道をぼろぼろになっても走り続ける日本車に感動してきました。
戦後しかしアメリカに進出した日本車はハイウエーを長く猛スピードで走ることができず“日本車はアメリカでは使い物にならない”と言われたというのです。その後、このように賞賛されるまでにいたるまで、日本人の技術者たちはどれほど苦心と苦労をしただろうかと想像すると、そこには涙ながらの努力があったに違いないと感じるのです。
私の友人にブラジル系のアメリカ人がいます。彼は柔道3段で夫人は日系ブラジル人です。が二人とも日本語はぜんぜんわかりません。この友達は大手の航空会社のスチュワードをしていますが、時々自宅に帰ってくると自動車の修理に没頭するか柔道の道場に行っているのです。自動車のことになるといつも“日本車は最高だ。特にホンダはどんなに古くなってもアメリカ中ガンガン走ることができる。故障は少ないしガソリンもあまりかからない”というのが口癖です。天国の本田宗一郎氏も彼の言葉にはさぞ喜んでいるだろうと思うのです。ホンダの話題になるとこの友人とよく話したのが私の田舎の親戚のことです。この人は私の田舎のホンダのディーラーであり修理工場を持っているのです。帰国するたびに彼の店からホンダの車を借りることになっています。この親戚の男性の夢はアメリカ大陸をホンダの自動車で横断することだと言っていました。しかしいつも彼に会うたびに思い出すのは彼が小学校のころ学芸会で多くの父兄を前にして独唱したときのことです。歌い始めたはよかったのですがアガッテシマッテ無言のまますごすごと演台を降りてしまいました。多くの学友から“あれはおまえの親戚じゃなかったか”とからかわれたことがありました。しかし自動車のディーラーとなり修理工場も順調にいっているらしいのが親族の間では評判です。