gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

フロリダ半島日記

2012-08-04 19:20:48 | 日記
2~3日前に近くをドライブしていると大きな陸亀らしい動物がハイウエーに乗り出そうとしていたので迂回して助けてそばのパークの茂みに返したのです。
フロリダをもう少し南下したハイウエーの傍にはよくあの一見すると兜(かぶと)をかぶったようなアルマジロを見ることがよくあります。当然、そのあたりにはひき殺されたアルマジロやオポッサムの死骸がよく見られます。オポッサムというのはいわゆるフクロネズミのことでカンガルーの親戚のようです。フロリダは自然保護、自然動物の保護が非常に盛んです。大きなハイウエーにはところどころに橋のような陸橋のようなセメント状の橋がかけられています。これはハイウエーによって寸断されて行き来ができなくなった動物たちが渡って交流ができるようにしているのです。
助けた陸亀は正確な名前はアナホリゴファーガメと言います。
ところが悲劇的なことはこの亀は陸亀で泳ぐことはできないのです。ある時、少年がこのアナホリゴファーガメを助けたのはいいのですが、湖に泳がせようとしたところ溺れてしまったと言うのです。またこの亀を食用にする人もいるようです。実は私がハイウエーでこの亀を見かけたとき、別の車の東洋系の男がこの亀を捕らえようとしていることがわかったのです。といってもこの男性も助けようとしていたのかもしれませんが。。。
興味深い話がありますので紹介しておきます。
フロリダにはシンクホールというものがあります。又いつか詳しく説明しますが、湖底、泉の底の石灰岩洞窟が沢山あり、スキュバ ダイバーたちには、魅力的な所です。
友人は、電話会社に勤めている男ですが、よくスキュバ ダイビングにでかけていました。職業として毎日高い塔や鉄柱によじ登って、青い空や白い雲ばかり見ているので、多分せめて週末ぐらいは地中、水中に潜りたくなるのでしょう。
彼はまるで巨人のような風体で、こんな大きな体でよく、狭い洞窟を泳げるものだと感心するのですが、“仲間の一人は、穴に潜って行く方不明になってしまった。”とことなげに言う。広大な南太平洋の海底の場合はダイバーが強い海流などに流されたり、サメに襲われたりするようですが、フロリダの湖底の洞窟は迷路に迷って出られなくなってしまうのです。だから相当危険を覚悟しなければなりません。
さて、ある時、地質学者、考古学者たちが、湖底のシンクホールをダイビングして、不思議なな事実を発見しました。その場所はフロリダの南部のリゾート地、きれいなビーチで有名なサラソタの内陸です。そこの、リトゥル ソールト スプリングに、ちょうど、ゴブレット(足付きコップ)の形に似たシンクホールがあります。その中を学者たちがスキュバ ダイビングをして、1万2千年前ある悲劇的なことがあったことをつきとめのです。                                  1万2千年前というと、ちょうど氷河期が終わった頃で、温暖期に入ろうとすると時です。 そのころこの地帯は、現在よりも、90フィート(約27メートル)低かったようです。温暖な気候が氷河の氷を溶かせたりした、その水が陸地をおおって今のような状態になったらしいのです。
さて、そこにシンクホールができたのです。その穴に一人の古代インディアンが落ち込んだか、落とされました。その前後に、1匹の陸亀も落ちたそうです。シンクホールは深かったのですが、底に溜った水は浅くインディアンも亀もその時は助かったらしいのです。インディアンは、穴の壁から突き出た棚のような岩の下に避難場所を見つけました。でも、はいあがることも、仲間に助け出されることもできず日にちがたっていきました。ひもじくなって、その陸亀をつかまえて、料理(?)してその肉を食べたようなのです。 しかし亀を食べつくしてしまい、また棚のようになった岩がおおいかぶさって脱出することができなかったというわけです。。。
ついに、12000年後、このスキュバ ダイビングの考古学者が発見したというわけなのです。