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フロリダ半島日記――お化けのお祭り、ハロウィン

2012-11-01 21:42:22 | 日記
最近、日本でもハロウィンの仮装行列などが行われるという。
昨日は10月31日で恒例のハロウィンがありました。低学年の学校や
様々な職場でも行われたようです。ここディズニー。ワールドやユニバーサル。スタジオなどのテーマパークでも盛大にお祭りがありました。私の知人の息子は以前、ここのディズニーで働いていて、ハロウィンの前後の行事には多くの思い出があるようです。今は他の州に住んでいるのですがハロウィンの時期には行きたいという連絡をしてきました。2日ほど我が家に泊まっていったのです。ディズニーばかりではなく、ハロウィン大好き家族が多くいます。広い家や庭をハロウィンの1ヶ月も前から飾り立てるのです。大きなカボチャやクモの巣やコウモリやお化けや不気味な音楽やスケルトンを木からぶら下げたりやと想像できる限りの不気味な雰囲気を作り出します。我が家に来た青年もある恒例の有名なハロウィンのパーティーに参加しました。参加のために自分でチーズパイを作るためにスーパーに行って材料を買い、数時間かけてパイを作っていました。更に、顔をまるでピエロのように白や黒の色で変装していました。パーティーが開催される場所はディズニーの郊外の家だというので連れて行きました。ディズニーが購入した広大な敷地は東京の山手線一周ぐらいの面積があります。実際のテーマパークはごくその一部にあるのです。そのディズニーの近くには、最近ところどころ立派な住宅が建ち始めましたが、まだ森や林などの自然が広がっています。ハロウィン。パーティーの催されている家までドライブしました。しかしいつもながら広大な自然の中で道を迷うことも多いのです。GPS(グローバル・ポジショニング・システム 。全地球測位システム)を自動車に取り付けているのですが、これも便利な時も便利でない時もあるのです。あるときはGPSの指示に従っていてグルグルただ回っているだけということもありました。ごく最近建てられた家や場所や道路などには混乱するばかりのことがあります。この青年の探す家もなかなか見つかりませんでした。ようやく見つけたそのお化け屋敷には多くの仮装者たちが参加していました。
ハロウィンはアングロ。サクソン系の人々の先祖のようなケルト人の習わしお祭りから来るもののようです。我が家も一応、お祝いするために大きなカボチャを買ってきて、中をくりぬいてお化けのような形に作って、中にロウソクを入れました。夜の7時ぐらいになると子供たちがいろいろな仮装をして、“トリック。オア。トリート”(Trick or treat)と叫びながら玄関のドアをノックします。
モテナシテクレルカ、それとも拒否してイタズラヲされたいか?というわけです。
この時期には各スーパーには小さなチョコレートやキャンディーが入った袋を売っているのです。これを用意して子供たちが来たら、数個ずつ手渡してやるのです。この行事はアメリカで歴史的に盛んな行事となってきました。しかし最近は以前ほど盛大ではないと感じます。その理由は多くあるようです。まず熱心なキリスト教徒は悪魔の祭典として敬遠しがちであること。また20年前にも日本人の留学生の服部君が銃で殺害されたことです。これは仮装をしてある家を訪問していたら撃たれたのです。よくこのようなことがあるのですが、一週間前にもスカンクに仮装した少女が撃たれたのです。人々はいつも疑心暗鬼で生活していて楽しい冗談も通用しなくなっているのです。また手渡すお菓子にカミソリや麻薬を入れるという犯罪もあったのです。同時多発テロ以来、アメリカ人はテロや犯罪などに恐れるようになって社会が暗くなったとも感じます。今、更にハリケーンがニューヨーク周辺を直撃して、停電が何百万軒もあるというのです。ハロウィンは楽天的、進歩主義的な“よきアメリカ”が空想した楽しい行事でした。しかし今や空想のハロウィンから実際の生活圏がハロウィンと化してきたように思われるのです。