アベノミクス選挙だというが、アベノミクスがうまくいっているなら、なんで選挙をする必要があるのかよくわからない。それともアベノミクスが失敗に終わることが見えてきたから今のうちに選挙をと言うことなのか。景気に関しては昔から経済学者の意見は3人寄れば4つの意見があるので、それこそ、占い師に聞いた方が、賢いのかもしれませんが、安倍さんはこの解散をずうと前から考えていたそうだ。と言うことは、アベノミクスの成果を見せつけて、選挙に勝利し長期政権をねらったものと考えるのが、われわれ素人の見立てなんですけど、どうなんでしょうか。消費税の先送りを理由にしていますが、とってつけたような感がいがめません。何が裏にあるのか、よくよく考えてみることが、今回の選挙の争点です。円安にもかかわらず、輸出が伸びない、会社の利益が下にしたたり落ちない。つまり、人々の賃金が上がらない。10月になっても消費がおちこんでいる。これらは一時的なものだというが、その根拠となる政策は何なんですか、それは選挙の後になってわかるのだそうだ。だから今の段階で選挙と言うのはよくわからない。きちんと第3の矢を打ってみせてから解散ならまだ理解できるのですが。景気の話ですが、何を言っても誰も責任を取らなくてもいいのがこの国の習わしですから、ワシもあえて言わせてもらえば、日本の消費構造がもはや昔と違い変わったとみるべきです。GDPの6割の個人消費を促すやり方が、間違っていると感じます。会社が儲かれば個人消費が増えるというのは昔の話で、会社が儲かっても、給料はそんなに上がらない、まして、消費に回るまでにはいかない。バズーカを打っても昔みたいな効果は期待できない。円キャリーで海外の利息の高いところへ資金が行くのが目に見えている。金融市場は儲かっても、それが国内の消費を促す効果はすくない。それでも、アベノミクスを続けるのは、もはやインフレしか手がないからでしょう。国の借金を減らす方法は、インフレしかない。2%のインフレターゲットとか言ってますが、そんなもんコントロールできるわけがないのにあえて、目標を掲げているのは、心理的な投資マインドをコントロールしたいからだと思います。インフレは資産があるかどうかで、生きるか死ぬかの分かれ目になります。日本の国の資産はいくら?日本国の資産は約1100兆円です。うちおおまかに金融資産500兆と固定資産は600兆だそうです。しかし資産として流動性がある金融資産も使えるのは30%~50%です。仮に50%としても、250兆です。そして国債(国の借金)は現在1024兆9568億です。もはや、企業ならとっくに破産状態です。なぜ破産しないかと言うと、国民の資産が1400兆あるからだそうです。(これは会社に例えると、会社は赤字でもその経営者の個人資産がまだあるからつぶれない。つまり国民の財布家計も国の財政もいっしょくたにした見方です。人のいい日本人はいくらでも借金の保証人になってくれることをあてにしているわけです。これって少しおかしくない?例えばこれが中国だったらどうです。中国人は政府なんかに借金の肩代わりをしないでしょう。ささっと資産を国外へ移すと思います。日本人もそれをしないと言い切れるかね。もうここまで来たら経済学ではなく形而上学です。その意味では、海外へ進出した企業は、日本のリスクを考えてもはや帰れないでしょう)これまでよくここまで借金してきたなと感心するわ。この借金を減らすことが日本を強くする道だと安倍さんなら考えるでしょう。(金がなければ戦争もできない)そのためには、多少の痛みは国民に負ってもらっても、つまりインフレで物価があがっても国家が大事だ国が傾けば国民はない。てなことなんでしょうか。この政策立案はアベノミクスパーティーが考えたシナリオだろうと思いますが、みなさんどうおもいますか。今回の選挙は、アベノミクスの賛否だという風にいいますが、それを判断する材料は与えられていないのだと思います。政府は情報を持っているはずですからもっと公開してもいいはずなのにそれをしないで選挙の後に来るものが何かを隠しているのではないかという疑心暗鬼になるのです。現時点ではアベノミクスは成功であると言い切れないのが残念ですね。何もできない民主党よりましじゃないか程度の判断でいいんかい。柄にもないブログを書いてしまったが、本当は別のことを書くつもりでいたのです。『世界しあわせ紀行』エリック・ワイナーを読んだら以外に面白かったので、その感想などと思って、枕に選挙の話を振ったら、ついつい書いてしまいあとで後悔しています。そういうことで、『世界しあわせ紀行』は次回にします。乞うご期待。
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