つながる つなげる

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生まれた順番と性別

2023-02-25 15:30:00 | シングルマザー
今週末は久しぶりに子供達の住む川崎で過ごしています。

移動の新幹線はまぁまぁな満席具合で、途中京都から乗ってきた学生さん?は座るや否や、テーブルを出して勉強を始めました。

正しく、寸暇も惜しんで… の状況。

大学入試、二次試験かな?
頑張れ頑張れ!
その努力は決して無駄では無いからね。

ふと、自分の受験を思い出しました。
私自身は高校3年生の3月まで受験があり、

4月、なぜ私はここにいるんだろう?
という虚無感、挫折感の固まりで短大の入学式に出席していました。

あれだけいろんな事を我慢して勉強してきたのに、
最後の最後まで受験生だったのに、
昨秋に推薦で決まって自由を満喫していた女子と、なんら変わらない進路に、少々投げやりにもなっていました。

そして、この時ほど生まれた順番と性別を恨んだ事はありませんでした。

子供の時からずっと男の子に生まれたかったと思っていました。

お転婆な事をすれば女の子のくせにと言われ、
兄や弟は帰りが遅くなっても怒られないのに、私ばかり門限に厳しく、
面白いテレビを見ていても、
家事を手伝いなさい、と私だけ呼ばれる。

そして、大学受験においては、
自宅から通える地域限定で、
私立大はもちろん浪人も不可。
滑り止めで受けて良いのは地元の短大のみ。

なにくそ根性で頑張りましたが、
願い届かずでした。

ちなみに、兄も弟も、県外の大学へ進学しました。
4世帯となった家庭の経済状況を考えると、仕方のない事だったかもしれません。

そんなこんなで短大を卒業し、就職して、
この春、勤続30周年を迎えます。

入社した当時を振り返ると…
時は1993年。
ちょうどJリーグが発足した年でもあり、
バブル崩壊後の就職氷河期真っ只中でした。

加えて私が生まれた年は第二次ベビーブーム世代。

2022年の出生数が80万人を割る…という中で、
私たち世代の人口は、軽く200万人越えです。

当然の事ながら、受験も就職もかなりな競争率となり、
浪人しようもんなら、さらに倍率厳しい世界に飛び込む事を余儀なくされました。

という事で、
「短大に行ってて良かっただろう。
就職できてなかったかもしれんぞ」
とは父の弁。

「違う道があればその道もまた正解だけどね」
と私。

たられば…のしょうもない会話です。

実際、30年勤められた会社があったので、
3人の子供達を育てられた事を思えば、そこは感謝です。

さて、この生まれた順番と性別で、
私以上に固執し、大いに反抗しまくったのが、、、

娘のあーちゃんでした。

ちょうど中学2年から中学3年、
14歳の多感な、ある意味真っ当な成長でもありますが、
当時は本当に親娘共々苦しかったです。

生まれた順番はどうやったって変えられないの!!
受け入れて、なにくそ根性で生きていくしかないの!!
悔しかったら同じ土俵で闘えるもので勝ちなさい!!

反抗する度にそう言い放っていました。

なぜ私ばっかり‼️

毎日毎日悔しさを全面に出して、体当たりで反抗してきました。

私も同じ思いをしてきたので、
痛いほどあーちゃんの気持ちはわかりましたし、長男、次男にも家事をさせていました。

それぞれ「なんで俺ばっかり…」の時代を通過しての今であり、その事をあーちゃんに説明しても、
今、目の前にある事実だけがあーちゃんの事実なのですから、受け入れられず…

部活やバイトでお兄ちゃん達が帰ってくるのは22時過ぎ。
家事をあーちゃん1人に頼らざるを得なくなると、
その都度「なんで私ばっかり!!」と家を飛び出していました。

私は、私自身の兄弟の反抗期もみてきましたし、
長男、次男の反抗期もそれなりに
「クソババァ」呼ばわりされた時期を経て、
ある程度免疫がついていたつもりでしたが、
あーちゃんは、、、それを上回る激しさでした。

例をあげると、
子供がいる家の障子紙が破れるのはご愛嬌というものですが、
あーちゃんは、障子紙はもちろんの事、
骨組みをも破壊していました

それは困るとストレス発散用にエアーサンドバッグを購入すれば、
そこには私の似顔絵が貼ってあり、
もちろん顔はグチャグチャに破れていました

私に対しての暴言は日常茶飯事。
加えて学校からの呼び出し、
部活退部勧告、

長男、次男も見かねてあーちゃんに注意すると、

「お前に言われたくないったい!」

「なんやその言い方は!」

激しい喧嘩に発展する事もしばしば。
しかもあーちゃん、なかなかのスポーツウーマンだったので、
腕力も脚力も?対等にやり合おうとして、
手加減していた長男も、真っ当にパンチをくらうと、さすがにキレて本気を出す…
もう収拾がつけられません。

私はとうとう言っては行けない一言をあーちゃんに発してしまいました。

「そんなにこの家が嫌なら、
そんなにお母さんの事が嫌いなら、
お父さんのとこに行きなさい!!」

父親との面会交流を拒んだ娘に対して、
あるはずのない選択肢をぶつけてしまいました。



つづく。。。

見出し画像は一心同体のあーちゃんと愛犬ランです。
あーちゃんの心のざわつきを瞬時に理解し、共感し、一緒に家を飛び出して…
この2人の夜の捜索が大変厄介なのでした。。。

〜つながる つなげる〜

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2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2023-02-25 20:24:49
こんばんは!今日も深いお話、読み入りました。
あの可愛い可愛いあーちゃんにも…そりゃそうですよね!みんな乗り越えて来た道です。でも、あーちゃんは少し大変だったかも。でも、それが全て今につながってるのですからね。
本当にお母さんも頑張りました!
また楽しみにしています。
返信する
Unknown (tka0906)
2023-02-26 18:38:17
@naotomo3451 なおともさん 
娘にも私にも必要な経験だったのだと思いますが、当時はblogの存在もすっかり忘れていて、幼い可愛いかった頃の娘を思い出す事もできませんでした。
今は家族でイジって笑い話になっています😁
返信する

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