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内容証明ver2_3

2024-11-20 22:50:00 | シングルマザー
内容証明シリーズ完結編です

"内容証明"という代物に、個人的に関わる事は殆どないと思いますが、私の場合は、送受、両方の経験を待ち合わせています

そんな経験いらないと思うのですが、少々の事では"たじろがない"という肝っ玉母ちゃんには成長しました。

という事で、前回からの続きです↓
過去のブログより抜粋です。

会社で仕事に専念していると、携帯のメール音がブルブルっと鳴りました。


業務中でも学校からの緊急メールが届いたりするのですぐにチェック。

「今、郵便受けにて気付きました。郵便局より不在通知。内容証明ということで再配達依頼しましたが、内容は検討がつきます。」

父からでした。

金曜日の昼に母が直接モラ夫に物申す事件があり、弁護士から注意勧告を受けたにもかかわらず、どうやら更に内容証明まで送りつけてきた模様。

基本、訴状にしても、内容証明にしても、
いわゆる法に則って仕事をされている方が作成する文書には、表現や、言葉が独特の言い回しで、“決まりごと”があるかのように、これでもかというくらい相手方を非難し、いかに極悪非道の人物であるかを言葉巧みに責めてきます。

“慣れていない人”が見たら、まずは、なに~~~!!!と文書を手に震えだし、そして、事実無根だ!と怒り心頭となる。

それが内容証明という先制パンチの意味するものなのです。

今回も「へへーん、俺はいいつけてやったもんね~」といわんばかりに、
あんなことされた、こんなこと言われた、とみみっちいほど些細なことも拾い上げてしっかり記載されていました。

そして、「このようなことが娘さんの不利になっても決して有利にはならないということを覚悟せよ」という強烈な圧力をかけて締めくくられていました。

相手方代理人はこんな弁護をして虚しくないのかな、、、なんて思ってしまうのは、内容証明なんて痛くもかゆくもない私の発想ですが、

「なんやこの文書は!お母さん宛はともかく、なぜお父さんにまで通達されるんだ!」

まんまと術中にはまってしまうのは父でした。

確かに、モラ夫のいる家に乗り込んで行ったのは母です。

その行動を事前に予測もできなければ、父は、私からの確認の電話を以ってして初めてその事実を知りました。

父は知らぬ存ぜぬの出来事なのに、夫婦ということで!?ご丁寧に母宛と父宛と2通発送されてきました。全くご苦労なことです。

父は抗議文を送ってやる!と息巻いています。

大丈夫、そんなものは相手にとって"忠告したからな"という事実と、“受け取りました”という事実が欲しいだけだから。
詫び状も必要なければ、ただ粛々と交渉を進めるのみよ。

そこで怒りをあらわにして新たな行動を起こすことを向こうは手招きして待っているんだから。抗議文なんていらないってば。ノーレスポンスが一番効果的!

ただ、お母さんにはちゃんと注意しておいてね、と更に念押し。

内容証明が届いた日の夜、今後の裁判についての方向性を固めるべく、弁護士事務所で打ち合わせとなっていました。

こういう“時のめぐり合わせ”を私は結構重要視しています。

来るべくしてくる、成るべくして成る、、、

その日の打ち合わせには、内容証明の報告と父の怒りを鎮める意味もあって、初めて父を同席させました。

娘を思う気持ち、孫を思う気持ちは重々理解しているつもり。
今の状態は大変だけれど、私も子供達も決して不幸だとは感じていない。
それは私達が今まで頑張ってきたという誇りとプライドを確固たるものとして皆が自覚しているから。

打ち合わせの席で私は母の行動を詫びるとともに母の擁護もしました。

客観的にみても1対4、1軒家対アパートで、
ほぼ毎日のように母は子供達が帰ってくるころアパートへ行き、私が帰るまでの間、食事に洗濯に、習い事にとフォローしてくれています。
その現状を知っているものとしては、目の前にぐうたらしている父親がいたら苦言を呈したくなるのもわかる、と。

まして、同じ生活圏に住んでいて、これまで奇跡的に?バッタリ鉢合わせになることは
なかったにせよ、可能性はゼロではないし、会ってしまったら仕方ない部分もあるため、
例えば、偶然遭遇してしまった場合に“通達したのに約束破ったな”と訴えられても困る、
と。

私の弁護士は“敢えて話しかけることは控えてください”というレベルで・・・といった。

父は私の話しぶりに安心したのか、
怒りに任せて作成した抗議文を少し気恥ずかしそうに引っ込めた。

全く・・・
学童保育の入所に必要な就労証明書を提出するように依頼しても、入手まで3ヶ月かかったし、(学童保育所には締切り後も寛大な措置で待ってもらいました)

モラ夫の口座にしていた子供達の給食費の引き落としも、残高ゼロにされてしまったので、口座の中止届けを依頼しても、これは結果的に送付されてくることはなく、でも中止を受け付けた後で変更届けの提出となるゆえ、事情を説明して、中止届けは学校の校印で代用してもらえることとなった。

子供達のための書類ですらこの怠慢さである。

なのに、母が乗り込んでいったのは金曜日昼。
内容証明が届いたのは日曜。再配達で受取は月曜。

“自分にとって痛いこと”に対する反応は迅速である。
それがモラ夫なのだから。

今回迅速だった理由はもう一つ。

母が放った一言が効いたと思われます。

「お父さんに言うわよ」

モラ夫の父はもちろんモラ父である。
経営者であるモラ父から突然解雇されることなど珍しいことではありませんでした。

モラ夫が何よりも恐れているもの。
それがモラ父の存在である。

モラ父の耳に入る前に、何としてでも阻止せねばならない。

そこを相手方代理人に必死に訴えたに違いない。

この、勝手に入るべからずの話は、後にまた面倒な手続きを強いられる事になるのですが、、、

今日は「世界子どもの日」です。
子供の権利…生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利…

私は長男から後押しされましたが、自ら声を挙げられる子、、どれくらいいるのでしょうか。。。

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内容証明ver.2 _2

2024-11-18 13:27:00 | シングルマザー
今から十数年前の離婚した時のお話しです。

離婚を決意し、3人の子供達を連れて家を出て、アパート暮らしをしながら、離婚裁判と2つの調停を同時進行させていました。

今振り返っても、よく待ち堪えたなぁと思いますが、その当時はそれが最善の策と思って突き進むしかなかったのです。

別居後は、元夫に住処がバレないように車を買い替え、ひっそりと暮らしつつ、必要な物を元夫が不在の時にちょいちょい自宅に取りに帰っていました。

すると、、、
前回からの続きです↓

「勝手に家に入るべからず・・・」

相手の弁護士から私の代理人である弁護士に通達が来ました。

モラ夫の身勝手極まりない主張を、今後の交渉のため、と不本意ながら言われた通り、頑なに守りつつ、気をつけなければいけないのは私の父。
今にも勢いあまって怒鳴り込みに行きそうなのを何度止めた事か。。。

娘が不幸になっている、孫が不憫でならない…恐らく、私以上に元夫に対する怒りは増していたのだと思われ、裁判や調停の話をすると、「お父さんが直接言ってやる!」そう度々口にしていました。

私だけの力じゃ制止できないかもしれない、と、兄弟にも協力を仰いで、絶対に身勝手な行動をしないように。。。
兄弟からも釘を刺してもらっていました。

そんな中、携帯が鳴ったかと思ったら、表示は弁護士先生から。

「お仕事中にすみません。先ほど、相手方代理人から連絡があり、お母さんが直接相手方の自宅に行かれたそうですが・・・」

えっ!?

いつですかっ????

母が???????????

そんなはずはない。父ならともかく、母はない・・・はず!?

血の気の多い父は警戒していたけど、
温厚な母は残念ながらノーマーク。

すぐさま母に事実確認。

母は少しビックリしたように、

「なに?なに???もう何か連絡あったと?」

OH MY GOOD!!!

母は事の重大さよりも情報伝達の早さに驚いていた様子。

いやいや、驚くべきは母の行動ですがな。

母曰く、、

「それがさ~、あの家(私の家)の近くのAさんの家にお届けものがあったからちょうど前を通ったのよ。
そしたら昼間っからまーた車があるのよ。
最初は通り過ぎたとよ。でもAさんの家に行ったら“しょっちゅう車あるわよ”って言われてさ~、Aさんちに1時間近くいたのに、帰る時もまーだ車あるんだもん。子供達もあんたも、どんな思いでアパートにいるか考えたら昼間っからクーラーの中でサボってるなんて腹が立って“つい”ね。」

いやいや“つい”じゃ困るのよ。

「それでさぁ、案の定パンツ一丁にTシャツ姿で何しているのか聞いたら“仕事です”なんていけしゃーしゃーというのよ。
あなたの仕事は自宅でそんな格好でできる仕事かどうか、社長であるあなたのお父さんに確認しますっ!」

と啖呵をきった母。

モラ夫は「勝手に入らないよう、直接接触しないよう聞かれてないのですか?」
と上から目線で言いのけたらしい。

注:仕事と子育てを両立する私のサポーターとして母には自宅の合鍵を渡していたので、いきなりガチャガチャっと開けて乗り込んで行ったと思われます。。。

いやはや、何もされなくてよかった。
そっちのほうが心配だったよ。

でもこの行動は相手方代理人も、私の代理人も非常に困惑し、進む話も進まない、と少々ご立腹。

本来立腹する相手は、交渉条件として家に居座り、昼真っから仕事をサボってばかりいるモラ夫なのだけど。

母はモラ夫との直接対決にワナワナと震えながら、いてもたっても居られなくなり、仲人さんに相手方父親の連絡先を聞き出そうと、事の成り行きを話したところ、仲人さんから相手方には自分から注意するので落ち着いて、、、ということで話がまとまったそうで、、、

はぁ。。。
まさか母がそんな行動に出るなんて。

仲人さんによると、その日は相手方父親は検診で1日中不在だったとのこと。
どうりで「監視がおらずのサボり放題の1日」だったわけだ。
よって、父親にバラされたら困る!と思っての代理人を通じて速攻でにお達しが来た模様。

相変わらず、そういうずる賢さは光っている。

当時のブログを振り返りながら書いていますが、今年の初めに、母は人命救助をしました。周りの方から賞賛されましたが、そう言えば、咄嗟の行動…思わずやっちゃう人でした(詳細はこちら→武勇伝)

続く…

明日から寒くなるみたいですね。
昨日久々に梅田で買い物していたら、街はクリスマス仕様になっていて、キラキラ。
しかし、歩いてみると11月も中旬だというのに23度とか…このギャップに頭が追いつきません…
そんな梅田で遅めのランチを…の見出し画像です。身体に良さげなのがgoodでした。
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内容証明ver.2 _1

2024-11-17 09:20:00 | シングルマザー
人生紆余曲折、皆何かしら思い通りにならない事、ならなかった事の一つや二つあると思うのですが、

私の30代後半から40代後半までは本当にしんどい日々でした。

元夫との離婚劇もまだ1/3くらい⁉️しかアップ出来ていないのですが、以前その前段階に起こった元夫の不祥事に対して、内容証明を送りつけた話をアップしました。

なかなか経験する事のない類のものですが、おかげで今となってはあらゆる耐性はバッチリ。

どんどん強靭な心身を手に入れつつあります

と言う事で、今日は逆に内容証明を送りつけられちゃったバージョンのお話しです

今から10数年前、当時のブログから抜粋です…

Xdayを見据え、家の権利書や通帳、母子手帳、保険証、過去の日記、離婚の争点や証拠となりうるものはチョコチョコ持ち出し、
実家に保管してました。

その準備をしている最中はこれから起こることを想像しては、ドラマのワンシーンを演じているような変な高揚感がありました。

元夫から逃げるように3人の子供達を連れてアパートに引っ越し、何かと不便になったものの、安心して眠れる場所を確保できた事がなにより。

そして季節は冬、春から夏へと移り変わり…
一軒家においてきた子供達の日用品、学用品、衣類等季節によってニーズも変わります。

そこで、必要なものはモラ夫がいない間に
両親の車で両親のどちらかを伴って、取りに戻ることがありました。

時にそれは夏服の制服だったり、スクール水着だったり、

粘土板に粘土ベラ。彫刻刃にデコ弁用の調理グッズ等とるに足らないものだけど、“そこ”には確実にあるのだから。

一軒家に取りに戻るたびに、目についてしまう伸び放題の庭木に雑草、埃だらけの寝室に子供部屋、タバコと男臭い匂いが充満している悲しいリビング。

なんであいつが1人でこんな広い家に住んでるんだ!

しかも家のローンは私が全額負担し、モラ夫は居住権を振りかざすのみ。

何かを取りに行くたびに玄関にあるモラ夫のスニーカーを蹴っ飛ばし、踏みつけて帰ってきてました

ある日、あーちゃんの晴れ舞台、ピアノの発表会を記録に残すべく、ビデオカメラを取りに行った時の事。あるはずの場所から忽然と姿を消しているではないですか。

探しても見つからず、諦めて夏に必需品となる除湿機と扇風機を取りに屋根裏の納戸に取りに行くと…探していたビデオカメラ一式を発見。

カレンダーの「発表会」の文字を見て意図的に隠したと思われる…

でも見つけちゃったもんねー!とこれまでのテープも含め一式持ち出しました。

すると・・・

相手方弁護士から私の代理人を通じてお達しが…

「勝手に家に入るべからず。泥棒が入ったかと思うので必要なものは事前に連絡をし、了解を得てから取りに入るように」

もちろん、猛烈に反対しました。以前も一度同じお達し(題して掃除機奪取事件アパート暮らし2 )があったけど、そんなことは住宅ローン払ってから言ってくれっ!居住権主張するなら私も共有名義である事を主張する!

私の家でもあるのに、自分の家に入るのに了承がいるなんて。
そんな言い分受け付けない!
ものすごい勢いで代理人に抗議しました。

でも代理人いわく・・・
「交渉中であり、直接本人同士が鉢合わせになるリスクは極力避けていただきたい」

あの・・・
事前予告して入室するほうがどこで待ち伏せされているか、何が起こるか・・そのリスクのほうが高いと思うんですが。
もし、何かあったとき誰が責任とってくれるんですか?

「相手方代理人が責任とります」

随分と無責任な言い方。

モラ夫が泥棒を心配するなんて、、そんな性質ではない。単純に自分が隠していたビデオカメラを見つけられてしまった事、一緒に置いてあったアダルトビデオ…それを見られたのがマズッたと感じただけの話。

「交渉を上手くいかせるためには一理あります。われわれも代理人として動いているのに本人同士の接触で方向性が変わることは多々あり、そうなるとうまくいくものもうまくいかなくなります」

そういわれると了承するしかない。
お金を払って依頼している代理人なのだから。

しかし、、

相手に入室することを事前に知らせるリスクはどうしても私は安心できない。
モラ夫の正確を知っているだけに、敢えて知らせる事が何を招くか想像できます。

なので、悔しいけれど、必要なものはその都度“新調”することにしました。
全くもって本来不必要な経費。
でもその都度子供達は
「出て行ってくれればいいのに。なんで出て行かないと?もうムカつく~」
とモラ父に対する反感、不満が増幅するのでした。

これは私の作為的ではない上に、モラ父が自ら犯した子供に対する“愛情”の結果。

この時、離婚裁判と並行しながら、私はモラ夫へ婚姻費用の調停を、モラ夫からは子供達の面会交流の調停を起こしていて、せめて家を代わってくれれば子供達の父親に対する気持ちも軟化するのではないか?と提案すると、調停員さんは、

「住宅は婚姻費用なので面会交流とは別に考えてください」と言われました。

そんな事はわかってますとも。
ただ、子供達が何を望んでいるのか、それに答えようとしない父親に会いたいと思うのかを問いかけているのですが?

この押し問答、この後もずーーーーっと続きます。

さて、モラ夫はこの裁判中、2つの調停中の最中にさらに内容証明まで送りつけてくるのですが、その内容は???

つづく



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入札2

2024-10-15 09:12:00 | シングルマザー
車を買い換えようと、愛車の査定をネットで申し込んでみたら、その日のうちに一気に3社下見に来ましたとさ、、、

今日はそんな査定後のお話です。
それまでの経緯はこちら→入札1


査定って、どんなシステムになってんだ?と次のステップがわからずキョロキョロしていると、
"うちはこの値段で買い取りますよ?"の意思表示の紙を封筒の中に順番に投入する買取業者の面々

値札が入った封筒をアパートの部屋に持ち帰り、恐る恐る投入された名刺の裏やメモを確認します。

査定価格を比べてみると…

あれっ?
これは一体どういう事??

3社全く別々の会社なのですが、査定価格は似たり寄ったり。

似たり寄ったりですが、同じ金額はなく、なんなら、段差の小さな階段状に3つ並んでいる感じ。

まるで僅差で1番高いところに君臨したA社を選んでくれと言わんばかりの状態です。

しばし紙切れを眺める。

これは俗に言う…談合…か???

なんとなくそんな匂いを感じとり、
いずれにせよ1番高値をつけたA社を選んで然るべきなのだけど、、、

今日車を持っていかれたら明日からの移動手段をどうするのか?
まだ次に購入する車について全く決まってないのに、興味本位でポチッとクリックしただけなのに、、、

今更下取りに出しませんと言える勇気はない。
どうしよう…

だけど今日売るなんて私一言も言ってないし。

意を決してアパートの階段を降り、結果を待ち侘びる三人衆に近寄り、決断の結果を告げる。。。

「お待たせしてすみません」

まずは外に放置していた事をお詫びすると、三人衆は、

「でっ?」

と、次に私の口から出る言葉を待っている。

「あの、1番高い値をつけてくださったのはA社さんで…」

最後まで言い終えないうちに、残りの2社は、

「じゃぁ、僕たちは帰りますんで」

と、あっという間に去っていかれました。
早っ。

そして取り残されたA社と私。
ひとまず大役を終えた感で大きく深呼吸していると、、、

「弊社を指名していただきありがとうございます。どうしましょう?現金か振り込みか…
今日はこのまま車持ち帰りますが…」

「ちょ、ちょっと待ってください。実はもう一社査定してもらうところがありまして、、、」

は?今日来たところが全部じゃ無いのか?そんな怪訝そうな表情を一瞬見せたA社の方。  

「そんな事言われても、さっきの査定額は今日の査定で、明日は明日の査定でどんどん変わるのが常ですからね。明日はこの金額、保証出来ませんよ」

ですよね。そうきますよね。
でも私も怯みません!

「明日の結果を受けて必ずご連絡差し上げますので」

そう言うとA社の方もあっという間に姿を消していかれました。

決してはったりをかましたわけではありません。
車を早く買い替えなければならないのは事実です。

いよいよ迷っている暇はなくなったぞ…という事で、翌土曜日はディーラーへ赴く。

この車を買った時は、もちろんまだ家庭が破綻する前で、車検も点検も夫婦揃って出向いていた事もあり、私の車を見つけるや否や、担当の方が外まで出てきて出迎えてくれました。

"あれ?奥さん1人?"きっとそう思われたに違いない。。。

「今日お伺いしたのは…実は…」

私は恥を忍んで今の状況を説明し、できるだけ早く車を乗り換えたいと伝えると、同情してくれて、今ご用意出来る車種は…と、私のニーズに答えてくれそうな車を提示してくれました。

「なんせこういう事情(東日本大震災)なので、今は納車できる車も稀なので…」

「ですよね、、理解しています。
それで、この車の下取りなんですけど…」

「もちろん下取りさせていただきますよ!」

「それが…」

昨晩の経緯をお話すると営業の方は、

「先方の提示額はいくらだったんですか?うちはディーラーなのでその分高く買い取りできますよ?」

「とりあえず下取り額出してもらえますか?
その価格より上回ったら…下回ったらで決めます。私もこれから色々物入りなので…」

下取り業者が出した額は、この時まだ伏せていて、純粋にディーラー側から見た査定額を知りたかったのです。

「わかりました。ちょっと査定させていただきますね。」

しばらくして、提示してくれた査定額は、下取り業者が提示した額より…

上でしたー

かくして、1番高値をつけてくれた4社目、つまり、ディーラーに買い取ってもらう事に。

そして、勇気を振り絞ってA社にお断りの電話をする。

A社からは、"ちなみにいくらだったのか"と聞かれましたが、先方にも御社の査定額は伝えておりませんので、先方の査定額もお伝えできませんが、御社より高値だった事は間違いありませんとだけお答えしました。

その後、無事車も納車されて、これまでより小さいし、機能も劣るところはあるけれど、元夫に見つかる確率はグッと減る。

それだけでも買い替えの対価としては十分でした。

見出し画像は赤と白の曼珠沙華。
彼岸はとっくに過ぎたのに、まだ綺麗に咲いています。
季節感がズレて行くことの影響はあちこちで見られますね。
来年は元に戻るのでしょうか。。。
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入札1

2024-10-10 18:50:00 | シングルマザー
今から十数年前の話です。

当時モラハラ夫の暴言暴力に耐えかねて、3人の子を連れて家を飛び出し、アパート暮らしを始めました…。

車に載せれるだけの荷物を詰め込んで、部活の車出し等もあるので、8人乗りの大きなファミリーカーは、私が保持。

自分に不利益な事は徹底的に責めてくるのに、元夫は社用車があるからか、この件に関しては何も言ってきませんでした…
まぁ、私名義の車なので当然、、か。

車を持ち出したはいいけれど、ナンバープレートが語呂合わせの認識されやすい番号。

あ、あの車は〇〇さんだ!
近所を走っていても、スーパーに駐車していても、直ぐに判別できちゃうやつです。

元夫に見つからない様に、ひっそり暮らしていくはずなのに、同じ生活圏、車がそれでは直ぐにバレてしまう…
でも子供の諸々の送迎や実家に行くにも車は必需品。
という事で、アパートに移ってまずやらなければならない事として、車を買い替える事にしました。

とはいえ、車の買い替えなんてそう度々経験するものではありません。しかも私1人で…

アパート暮らしのこれから先の生活費、裁判費用、何かと物入りな中、せいぜい家族4人が乗れる車、大きさよりも、目立たず、どこにでも走っている言わばカモフラージュできる車にしなくては。

時は東日本大震災の直後、日本の車市場が異常事態となっていました。
泣く泣く廃棄される車たち。
中古車を求める人が殺到、そして、新車においても工場がストップし、車を買おうにも物が無い。そんな時でした。

まずは今乗っている車の下取りよね、、、
いくらぐらいで売れるのかな…
よくCMや広告で目にする中古車サイトを検索して色々と調べてみました。

同じ車種で同じ年式、走行距離も同じぐらいの車がいくらくらいで売られているのか…
そして、下取り価格の相場を確認したところで、"査定する"を押すか?押さぬかを心の中で何度か繰り返し、金曜日の朝の出勤時、電車の中で何気なくポチッと…押してしまった…。

だって「無料でスピード査定」って買いてあるんですもの。

その日のお昼休み、スマホを見てびっくり!
凄まじい着信歴とショートメールの数。

えっ?どういう事?
留守電を聞くと、査定に伺います、日程の打ち合わせを…と数社から同様の内容でメッセージが入っていました。

査定っておおよその情報でネットで簡単にできるんじゃないの?
査定のルールがよくわからず、このリアクションの早さに面くらいながら、行動が早かった1社に折り返すと、

「今日ご都合いかがですか?」

「えっ?今日ですか?」

なんというスピード感。
営業マンの鏡だわ、なんて思いながら、まぁ早いに越した事はないのですが、仕事があると伝えると、帰宅後でも良いとの事で、21時に約束。

「他何社来られます?」

先方の言葉に一瞬戸惑いつつ、
「相見積もりの話ですか?」と尋ねると、

「うちはよそよりしっかり査定させてもらいます!」とやる気マンマンなお返事。

なんとなく、競合他社が同じ空間に居合わせてはまずいのかな?と思い、3社に30分ずつずらして時間指定し、夜遅いと言う事で、念の為実家の父に来てもらい、子供達を見てもらっていました。

最初の1社目が到着し、早速車の周りをグルグル見て回っています。

夜の暗がりでわかるのかしら?と思いながら見ていると、細かいところは小さなペンライトを当てながらチェック。

「バンパー変えてますね」

あ、パンバーごと変えたのそんなすぐわかっちゃうのね。。。
遡る事数ヶ月前、ホームセンターの駐車場内で接触事故を起こした事がありました。

修理に出している間は代車を借りていましたが、元夫とは冷戦中だったので何も伝えず。

ある日、
「車なんで?(代車なのか)」
冷めた口調で聞かれ、

「点検」
単語で返す私。

この時、車も、保険も、私名義だったので、元夫に連絡が行くこともなく、ディーラー、保険会社、その他警察とのやり取りふまえ、なんと、私1人で対処できたんです。

元夫の出番なし。

この事は、アパート暮らしを始める事について、私の中で不安から自信に変わったポイントとなる印象的な出来事でした。

さて、話を戻しまして、
1番目に査定に来られた方が査定終わる頃2社目が到着。

「何社来られるんですか?時間ずらさなくて大丈夫ですよ?」

最後の3社目に早めに来るように連絡したら的に促され、私の車の周りを3人の男性がぐるりぐるり。

一体どういうシステムなの?
この先の成り行きがわからずにいると、

「封筒かなんかありますかね?それに各社査定額を書いたメモを入れるので、お客様で確認して決めていただき、合意すれば今日車を持ち帰るという流れで…」

ちょ、ちょっと待って、、、
今日この車とサヨナラする心積もりは出来ていないし、三社揃い組の中で決定通知を告知する勇気もないわ。。。

心の中がざわざわしている側で、3名の皆さん各々名刺の裏やちぎったメモ等に金額を書いて順番に封入完了。

これは、、まさしく、世に言う、、入札!!

その封筒をハイっと渡され、早く確認してくれという圧を感じつつも、

「暗いのでちょっと自宅で確認してきても良いですか?」と一言ことわって急いでアパートへ。

はたして、愛車の査定額やいかに⁈

少し長くなったので、分けて書きますね。

見出し画像は今日の南の空。
今夜は星が綺麗な夜になりそうです。

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