私の日記

身の回りに起きたことをこのブログにとどめておきたいと思います。

世界一傾いたホテル

2010-09-14 23:27:13 | 旅行
ウルムの町には、ギネスブックに載っているものが 二つありました。
 一つは大聖堂、もう一つは世界一傾いたホテルだそうです。

 建てた当時、建物に対する税金は、建坪の面積によったそうです。
 そこで、建築主は節税のため2階の大きさを1階より広く建てました。

 ところが粘土質の地盤のために建物は傾斜して、前後の差1メートル20センチ
 にまでなりました。
 ホテルでは、寝台を傾斜したままにするわけにいかず、ベッドの4つの足の
 長さを調節して平準化したそうです。

 ホテルの部屋数は9部屋しかなく、ここに泊まるのはなかなか難しいそうです。
 傾斜した床、4本の足の長さの異なるベッドに横たわり満足して帰るお客様が
 多いとは、物好きな人には古今東西欠かないようです。

ウルム大聖堂のパイプオルガン

2010-09-06 20:25:38 | 旅行
ドイツのウルムの大聖堂は1377年に建てられた時は
「カトリック教会」でしたが宗教改革の際、
ウルム市は「プロテスタント」を市の宗教として定めたそうです。

その際、プロテスタントは偶像を認めない立場から、
飾られていた聖像・聖画などカトリックに関するものは
市民が必要と求めたもの(説教台など)以外は撤去して他の教会に移したとのことです。
そのためか、教会の内部はイコンや飾りはなく質素になっていました。

写真のパイプオルガンは南ドイツでは2番目に大きいものだそうです。
パイプの数は約9000本弱、一本の大きさは13メートルから3ミリだそうです。
このオルガンはホールの音響効果が良いため演奏が極めて難しい。
通常はパイプオルガンの残響は6秒程度であるが、ここでは9秒、時には12秒程度
で、残響の長さを加味しながら演奏しないと、「グワーン」と複雑な音になる
とのことでした。
さぞ、演奏者も辟易したことでしょう、