長々と続けてまいりましたこの特集も今回で最終回となります。
最後は「ヴェルニー公園」の桜をお届けします。
クリックできる画像は拡大します。(撮影2007.3/30 4/4)
後ろに見えるのは「ホテルトリニティ」
空母キティホークの「63」をバックに。
春の『逸見波止場衛門』
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以下横須賀風物百選について
30年前に横須賀市が選定した「横須賀風物百選」
今回は『横須賀港と臨海公園』です。
その「臨海公園」ですが昭和21年(1946年)に開園し、平成13年度末に「ヴェルニー公園」に大改装されました。ヴェルニーの生まれ故郷フランスの庭園様式を取り入れた公園です。
そしてこの公園を語る上で欠かせないのがフランス人技師「ヴェルニー」と市制100周年のマスコットキャラクターにもなった“オグリン”こと「小栗上野介忠順」です。
横須賀に今現在、アメリカ海軍基地があるということを辿り辿っていくとこの2人の尽力によって江戸時代にに製鉄所を造ったというところから始まります。
黒船ペリーが来航して開国を余儀なくされた日本。開国直後で、海軍・海運の整備が急がれていた時期。横須賀は江戸に近く、深い入り江であったので建設用地として選ばれたのです。
左に見えるのが「ダイエーショッパーズプラザ」
中央は「横須賀芸術劇場」と「ホテルトリニティ(旧プリンスホテル)」
『逸見波止場衛門』 旧横須賀軍港逸見門の衛兵詰め所。
左右二棟あり、左側には「逸見上陸場」、右側には「軍港逸見門」と表示されている。
建築年代は明治末から大正初期と思われる。(横須賀市指定市民文化資産)
フランスの庭園をイメージして造られた園内の噴水。奥には米海軍艦船。
横須賀を語る上で欠かせない、ヴェルニー さんと小栗上野介忠順 の胸像。(画像クリックで公園内の説明文)
正岡子規 の歌碑(クリックで大きな画像)明治21年正岡子規が横須賀に夏期休暇中に詠んだもの。
この句の説明は→こちら。右は「軍艦沖島の碑」
「軍艦長門碑」と「國威顕彰碑」
「軍艦山城之碑」と「海軍の碑」
フランスの品種を中心とした31品種・約2,000本のバラ
バラの咲く季節(6月頃)には多くの方が訪れます。(もちろん無料です)
奥に見えるのが「海上自衛隊横須賀総監部」停泊しているのは自衛隊の艦船。
横須賀が軍港であることをこんなにもはっきりと認識できる公園は他にないですよね
ヴェルニー公園からは、現米海軍横須賀基地の艦船が見えます。ここが以前「横須賀製鉄所」だったところ。
『ヴェルニー記念館』
フランス・ブルターニュ地方の住宅の特徴である急傾斜の屋根と石の壁でできています。館内では、
ヴェルニーの功績を紹介するほか、横須賀製鉄所で使っていた3トンと0.5トンのスチームハンマーを設置。
ヴェルニー公園からベースを。(クリックで拡大します)
夜の横須賀港。独特のオレンジの光がきれいです。→夜のヴェルニー公園
以下市のガイドより
正しくは、横須賀本港と言う。慶応年間に横須賀製鉄所が建設されて以来、軍港となった。臨海公園も終戦までは、軍の施設があった。公園内に、製鉄所開設に尽力した勘定奉行小栗上野介忠順とフランス人技師レオン・ヴェルニーの胸像がある。本市の四大式典の一つ、横須賀製鉄所開設記念式典は、毎年11月15日にこの胸像前で挙行される。
そして最後に今はないと思われる(探しても見つからなかった)百選30年前の横須賀風物百選の看板内容です。
江戸末期の地誌・三浦古尋録や新編・相模風土記によると、横須賀村は、坂本・塩入・横須賀・楠ヶ浦・塔ヶ谷・堂ヶ塚・長峯・泊りの字から成る二百余戸の小魚村でした。
開国を迫る外国艦船、尊皇攘夷に揺れ動く国内情勢の中で、当時の勘定奉行・小栗忠順は、製鉄所(造船所)建設の緊急性を幕府に建議しました。
元治元年(1864)11月、小栗上野介はフランス公使レオン・ロッシュらと軍艦・順動号で、その候補地・長浦湾と横須賀湾を視察しました。その結果、横須賀湾がフランスの軍港ツーロン港に似ていることや、水深が深いことなどにより、この地を製鉄所の設立地と定めました。慶応元年(1865)9月27日(太陽暦11月15日)フランスの造船技師レオン・ヴェルニーら多数のフランス人技術者を得て、横須賀製鉄所の鍬入れ式が行われました。
この事業は、江戸幕府から明治政府に引き継がれ、明治元年5月に修船台が竣功しました。横須賀海軍工廠や軍港の発端です。明治から昭和へと軍事色が強まるにつれ、この公園を含めた港の施設は軍事機密保護のため、2m余のコンクリート塀で囲まれました。
この臨海公園は、もと塩入の小字「水ヶ浦」さらに「港町」と呼ばれた海岸でしたが、何回かにわたって埋め立てられ、明治29年、海軍軍需部が建設された場所です。
戦後、市民の公園として解放されました。昭和28年5月、本市の発展の基礎を確立した恩人・小栗上野介忠順とフランス人技師レオン・ヴェルニー胸像(共に内藤春治作、大正11年9月27日除幕)が諏訪公園から移設されました。これら二人の遺徳をしのび、毎年11月15日に、この胸像の前で横須賀製鉄所・開設記念式典が行われます。
ストリートビューでヴェルニー公園を散策
今後画像や、記事を随時UPします!
三浦半島・湘南ぽたりんぐ日記→ヴェルニー公園とヴェルニー記念館
三浦半島へ行こう!→700億円の男・小栗上野介~ヴェルニー公園21世紀
横須賀風物百選特集ページへ→横須賀風物百選
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終わってしまいましたねぇ~桜のシーズン。
開花を今か今かと待ちわびていましたが、満開の期間は意外にも短く、
まさにパッと咲いて、パッと散る、桜らしい咲きっぷりでしたね。
これからはツツジにポピーにバラ、しょうぶ・・・
ブログをやっていない時は、そんなに気にしなかった“花”の開花がとても楽しみです♪
ふと道端の花に目を向ける、そんな時間が好きになりました。
(オヤジ入ってますか?)
コメントありがとうございます!
この記事は以前に書いたものに、桜の写真を追加しました。
今年の桜特集はこれで最後となります。
ヴェルニー公園は、横須賀港を目の前に眺めも横須賀らしく、
公園整備もちゃんとされているので、公園としても好きな公園です。
バラの季節も楽しみにしています♪
コメントありがとうございます!
ヴェルニー公園の桜も立派で驚きました。
ここは、バラのイメージが強かったので。
これからは、街のあちこちでツツジの
シーズンに突入で、バラ園も楽しみな時期だし・・・。楽しみはつきませんね
やはり桜にはスカイブルーの空が似合います。
TETSUさんのお膝元だけあり、気合の入った記事、
とても見応えがありましたよ!
ローズフェスティバルは今年初めてのイベントだったようです。確かに今の時期よりも咲いているバラの多さは6月7月くらいの方が多いですよね。
線路の話、以前お客さんから聞いたことあります!
そういった昔の横須賀の名残は、残しておいてほしかったです。私はそんな臨海公園自体を見ておきたかったです。ちょっと怪しげだったとか・・・プールもあったと聞いています。
コメント、TBありがとうございます!
今日天気が良かったので写真撮りなおしました。
7月ってこんなにバラが咲いてたんですね~
なんであんなに咲いてない11月に
ローズフェスティバルやるんでしょねー???
臨海公園時代に使ってない線路がそのまま
あったんですけど、残してほしかったと
今でも思うんですよ、新しいのもいいけど
古いものとの融合、これって大事ですよね~