真性寺のオミナエシ畑
昨夜は台風18号の暴風雨で大荒れに荒れましたが、今朝はまさに台風一過の青空です。七草めぐりの支度をして出発しましたが、駅には「台風のためウォーキング中止」の立て看板が! 朝早く起きてマイ畑の点検も済ませ、おにぎりも帰りの温泉のタオルや着替えも用意して出たことだし、一人で回れるところだけでもと秩父フリー切符を買って電車に乗りました。
スタートの長瀞駅には中止を知らず来た人が列をなし、主催者側は「中止になりました!」と声を張り上げながらも受付を開始し、地図も配って、「ポイントもつけます」とスタート地点で先にポイントもつけてくれました。「ポイント付いたからもう帰ろうか」などと不遜な声も聞かれました。今日は7か所の寺を回って13キロ、4時間の行程ですので、私も13キロは無理だろう、途中で諦めようと、ポイントは当てにしていなかったのでラッキーでした。
真夏のような暑さの中、ナデシコの寺、オミナエシの寺、フジバカマの寺と回り始めましたが、どこも見頃は過ぎている上にナデシコと言ってるからナデシコを植えなきゃ、オミナエシと言ってるからオミナエシを、的に無理に花畑を作っているようで自然観がなく期待はずれで、歩く道すがらのススキやハギやコスモスや彼岸花の方がずっときれいなので、ここいらで引き上げようと思い、4つ目のキキョウの寺が次の駅の近くだったので、駅に向かい電車に乗りました。残りの3つの寺を回ったゴールはさらに一つ先の駅です。
相変わらず派手なラッピングの秩父鉄道
今日はフリー切符で秩父電車乗り降り自由なので長瀞駅で一旦降りて、長瀞名物の天然氷のふわふわかき氷を食べました。気温は真夏日だったので、冷たいかき氷は美味しかったです。あとは西武秩父駅の温泉に寄ろうと長瀞駅に戻ると駅前に「満願の湯」と書かれたマイクロバスが止まっています。「満願の湯」は34番札所近くの奥秩父の日帰り温泉です。温泉まで連れて行ってくれるのかと聞くと、どうぞと乗せてくれました。予約をする人がいると迎えのバスが来るそうで、バスの乗客が予約の電話をしたみたいで、たまたま通りかかった私はそれに便乗できました、ラッキー!
「満願の湯」は露天風呂から渓谷美が望める素敵な温泉でした。紅葉の時期は露天風呂の周りはモミジで覆われ、もっと綺麗でしょう!
帰りも駅まで送ってくれるので、2時間後のバスを予約して、ゆっくり温泉につかり、遅めの昼食に秩父名物わらじカツ丼(わらじのように大きなトンカツが2枚乗っています)をいただき、コーヒーも飲んで、駅に着いた時にはもう4時を回り、太陽も西に大きく傾いていました。
帰宅はだいぶ遅くなると覚悟しましたが、またまたラッキーなことに、休日ダイヤで来た電車は秩父鉄道・西武鉄道直通の池袋行きでした。乗り換えの手間もなく、通常2時間かかるところを1時間40分と思いの外早く帰宅できました。帰りの電車では真っ赤な太陽が山の端に沈んでいくのを眺めながら気持ちよく帰ってきました。
遅昼食のわらじカツ丼で満腹なので、夕食は「栗の渋皮煮」だけです。