テニアン、夢のような滞在４

またまた、ご無沙汰してしまいました。
いやー、一ヶ月前テニアンに行ったなんて、ほんと題名の通り夢のようです。

さて、続きを・・・。

唯一、一日使える中日。
日の出を、ラッソーで迎えようという、旦那ちゃんの意気込みで目覚ましをかけて就寝。
いつもは朝弱い私だけど、目覚ましより早く起きて、お天気チェック。
厚い雲で、日の出は無理だな、と思いつつ、目覚ましが鳴るのを待つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鳴った！！
でも・・・・・・・・起きない旦那ちゃん。
一度起きてカーテンを覗いて「無理かもな」でまたベッドへ。
そらそうだよね、旦那ちゃんはこの日の前日、日本を出発する日も仕事が徹夜で寝てなかった。
はい。待ちます。自然に起きるまで。
９時半過ぎて、ようやくお目覚め。でも、辛そう。

この日は、この旅の目的の、慰霊に出発。お天気はまずまず。
日本から持ってきた日本酒。そして強風でも負けないライター。
そして、青雲のお線香・・・・・・ない！っ。
はぁ～匂いが移るから、最後にスーツケースに入れようと思って別にしといたまま・・・忘れてきたぁ～。
ぎゃぁ～（涙）
ここで、昨晩、KAORIちゃんが話してくれた「慰霊セットまだお預かりしてますよ～」という言葉を思い出し、
甘えて、分けてもらいに行きました。
ありがたや～。顔のでかさとスタイルの悪さを主張したくないので、半歩後ろへ（爆）



ようやく出発。スーサイドクリフへ。
大叔父の徳ちゃんが所属していた海軍第５６警備隊と、最期共に行動した第８３防空隊の慰霊碑が並ぶ、
坂を上る、あの場所へ。

「ようやく来られました」

そして、またしてもお水を忘れたことに気づき、旦那ちゃんが朝食用に買ったお水をもらうことに。
・・・・・・ダメダメじゃん、私。

でもね、今回、スターマリアナスの飛行機から見下ろすテニアンには、
徳ちゃんはいないような気がしたんです。
靖国の中で、今は、英霊の方々と共に祀ってもらっているからかな？　
あの写真の中に徳ちゃんはいます。
だからホッとしたのかな？
今回、もしこれで最後のテニアンになったとしても、もう大丈夫って思えた瞬間でした。

この次は、カロリナス台上へ。５６警備隊の玉砕前、
「7月31日午後0時05分 総員突撃を敢行す。祖国の安泰と平和を祈る。」と打電した通信機がある洞窟へ。
今回の慰霊の旅の前に、台風が２，３個上陸したそうで、そこらじゅうで倒木があり、
２/３くらい進んだところで、とうとう進めなくなり、旦那ちゃんと努力してみたものの断念。



こういう時は、無理をしないのが一番。行けないということは、行かないほうがいい、ということだもん。
あの場所では、うちの親父が具合が悪くなり、カメラが壊れ、パンクをし・・・と、あまりいい印象がない。
仕方がないので、進めなくなった場所で慰霊。この辺りから、降ったり止んだり。


その後は、近い場所から、以前住んでいた場所を見て、住吉神社へ。



引っ越してきたときに挨拶をしにきたことや、旦那ちゃんが壊されたシーサーを直したときのことや、
一人で来たとき、ぬかるんだ土にタイヤを取られて崖から落ちそうになったことを懐かしく思い出した（笑）

それから、タガ遺跡横の、慰霊碑へ。
アンクル・ぺのお父様の慰霊碑にもご挨拶。



色んな思いがこみ上げてきて、自己満足なんですけど、ローカル、日本人、アメリカ人、関係なく、
慰霊が出来たことで、目的がとりあえず果たせて、安心したのだった。

安心したところで、銀行の口座を閉めたり、その他もろもろ用事を済ますことに。
そうそう、朝食・昼食は、連続でマーケットで軽食を購入。
私の大好物のシオパオ。相変わらず、美味しゅうございました！




つづく。（いつまでだ？？）