持ち物や身の回りの物すべてを、流行の最新のイケてるっぽい物で揃えている人を見ると、「古い物はどこに行ったの?」と不安な気持ちになる。そういう人はドヤ顔で颯爽ぶっているが、私はそういう人から 自分アピールが何より大事 という知性のなさを感じる。資源、環境、エネルギー、大量消費社会… 色んな議題がある中で、そんなことより自分アピールが一番大事 ということである。知性のなさは、下品さである。でも彼女らは、いかにも自分は上品であるかのように思っている様子である。
私は、今ある物を大切に使い続ける ことの方に、価値を感じる。
だから私もそういう風に暮らしている。そうすると、私の生活は、ずっと使い続けている物たちで囲まれる。それは、イケてる というのとは違うかもしれない。でも、I feel fineである。大切に使われてその機能をきちんと果たし続けている物たちは、やさしさ というものを纏うようになる。やさしい物に囲まれていい気分である。