げ～じゅつの秋

市立今泉博物館２０周年記念の『版画展』に足を運んだ

前期は当地ゆかりの作家（知らなかったけど）『中山　正　版画展』

平日の午後のせいか（いつ行ってもひっそりかんとしてるけど）貸し切り状態

作品の特徴は、華麗な奔馬、魅惑的な少女、蝶、花などをモチーフに、金箔を使っていること

金色が沢山使われているし、赤や青の原色も鮮やか、でもって茶系はしっとり渋く私好み

小学生のときに木版やゴム版を授業で否応なくやらされた（？）だけだから、多色刷りってどんな工程なのかさっぱりわからない

以前、『上野　遒（しゅう）』 氏の講演＆摺りの実演を目の前で見たことがある。

想像を遥かにこえた事前準備と手順の数々に、驚いたものだった

だから今回の作品のように、沢山の色を使っていると、いったい摺り上がるまでにどれほどかかるのか、一部始終見てみたいもんだと思った。

それにしてもせっかくの記念展、もっとたくさんの人が見に来るような働きかけができないものだろうか