Single『GLAMOROUS』/BUCK-TICK(2000年9月6日発売)
Album『ONE LIFE,ONE DEATH』/BUCK-TICK(2000年9月20日発売)
参加楽曲
Single:全2曲参加
Album:全楽曲参加
横メモ
<BUCK-TICK>の久しぶりとなるアルバムレコーディングで打ち込み満載。
ですが、僕にとって難産でした^^;
この頃今井さんと僕はほぼ同じ機材を揃えるようになりました。
そしてデモ段階で今井さんが創ったシンセが沢山入ってます。(これがまたいい音なんです^^)
ただ本チャンレコーディングが進み、ドラムからいい音で録音が始まると、デモのいいシンセ音でもそのまま使うと埋もれてしまうのです。
ニュアンスやキャラを変えずにハマる音に変えるというマニピュレート。
なかなか今井さんからOKが出ず、ユウタさんに心配された記憶があります。
かっちゃん(岡崎達成 ex.M-AGE)もスタジオに通って来ていたので、相談しながら進めました。
大変だった分、相当思い入れの強いレコーディングになったので、抜粋した僕目線楽曲解説を・・・
Single
1:「GLAMOROUS」
イントロのシーケンスは曲の音程を合わせてシンセっぽくしました。
サビ前のフィルは色んな音を組み合わせて創りました。
この部分の音を元に「THING III」というSEを創りました。(『ONE LIFE, ONE DEATH CUT UP』収録(01.3.28発売))
ちなみに「THING II」はMacに「ドリーが1匹、ドリーが2匹・・・」と喋らせた曲のSEだったかと記憶・・・
「THING I」はなんだったかな^^;
2:「TRANS」
ギターサイケな曲で僕はリズム的な補強をしました。
「ド〜〜〜ン」って下降するキックがありますが、ベースとぶつかって濁らないような域にあります♪
ALBUM
1:『Baby, I want you. 』
シンセが沢山入ってますが、僕にはリズム重視な曲でした。
元々基本リズムは打ち込みで、アニイさんが叩いたドラムは1小節パターンを繰り返すというアレンジでした。
(↑これまでの逆パターン)
アニイさんが帰った後、ドラムフィルを録音し忘れていたことに気が付き(後日録音はスケジュール的に無理でした)、さっき録音したアニイさんの1小節ドラムをサンプリングしてフィルを作りました。(なのでフィルのタイミングは僕の好みです^^)
大変だった音で「ふぁかっ」ってあります。(13秒とか、49秒辺りの音)
あの部分に「「ふぁっふぁっ」て感じの音を入れて」と今井さんからリクエストがありました。
色々試して創ったのですが、どうもインパクトが出ない・・・
開き直って自分の声を歪ませて録音しました^皿^
2:『CHECK UP』
この曲で特に印象に残っているのはボーカルのエディットです。
今井さんの声や櫻井さんの歌にたまに出て来る異物感。
ザクザクに切り刻まれたり音程が変化する声。
当時エフェクターで簡単に出来たようですが(その頃僕は持っていなかったので)、音声波形を直接いじって創っていました。
4:『細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM』
ドラムに絡む打ち込み、そしてノイジーなシンセが絡む楽曲。
サンプラーで出来る音程変化や、パソコン上での音編集など・・・機材における操作の過渡期が感じられます^^
柔らかいシンセの音の音程はもちろん...ソラミミです♪
7:『女神』
ヒデさん節の名曲です♪
デモでシンセのアルペジオが入ってました。
浮遊する音響系のシンセパッドやリズムループを入れていい雰囲気を作りました。
8:『サファイア』
14秒辺りとかに出て来るジリジリシンセが非常に大変でした^^;
自分で今聴くとなんて事はないのですが、複雑に音が絡まるとマスキングが発生したのでしょう。
リズムループも含めて何度も復習したくなる楽曲です。
9:『RHAPSODY』
ロックンロールな楽曲にオーケストレーションが加わったアレンジの楽曲。
今井さんのデモではシンセで作られていたので、音を差し替えました。
思い入れの強い部分としては、リクエストで弾いたピアノバッキングです。(ギターソロ後のBメロ約1分部分)
今井さんも気に入ってくれたので報われました^^
10:『FLAME』
「夜の公園の街灯」淡い光・・・
歌詞が出来る前、イントロから出るシンセのイメージを今井さんから聞きました。
・・・が・・・
完敗でデモの音をそのまま使わせて頂きました^^;
(あのフレーズは確かこの曲だったと記憶してます)
悔しさ残る名曲です♪
大変だった記憶が残りますが僕にとって、
実のある思い入れの強い大切な作品になりました。
初期衝動と転換期のバイオリズムに乗れないのでした。・・・つづく
Album『ONE LIFE,ONE DEATH』/BUCK-TICK(2000年9月20日発売)
参加楽曲
Single:全2曲参加
Album:全楽曲参加
横メモ
<BUCK-TICK>の久しぶりとなるアルバムレコーディングで打ち込み満載。
ですが、僕にとって難産でした^^;
この頃今井さんと僕はほぼ同じ機材を揃えるようになりました。
そしてデモ段階で今井さんが創ったシンセが沢山入ってます。(これがまたいい音なんです^^)
ただ本チャンレコーディングが進み、ドラムからいい音で録音が始まると、デモのいいシンセ音でもそのまま使うと埋もれてしまうのです。
ニュアンスやキャラを変えずにハマる音に変えるというマニピュレート。
なかなか今井さんからOKが出ず、ユウタさんに心配された記憶があります。
かっちゃん(岡崎達成 ex.M-AGE)もスタジオに通って来ていたので、相談しながら進めました。
大変だった分、相当思い入れの強いレコーディングになったので、抜粋した僕目線楽曲解説を・・・
Single
1:「GLAMOROUS」
イントロのシーケンスは曲の音程を合わせてシンセっぽくしました。
サビ前のフィルは色んな音を組み合わせて創りました。
この部分の音を元に「THING III」というSEを創りました。(『ONE LIFE, ONE DEATH CUT UP』収録(01.3.28発売))
ちなみに「THING II」はMacに「ドリーが1匹、ドリーが2匹・・・」と喋らせた曲のSEだったかと記憶・・・
「THING I」はなんだったかな^^;
2:「TRANS」
ギターサイケな曲で僕はリズム的な補強をしました。
「ド〜〜〜ン」って下降するキックがありますが、ベースとぶつかって濁らないような域にあります♪
ALBUM
1:『Baby, I want you. 』
シンセが沢山入ってますが、僕にはリズム重視な曲でした。
元々基本リズムは打ち込みで、アニイさんが叩いたドラムは1小節パターンを繰り返すというアレンジでした。
(↑これまでの逆パターン)
アニイさんが帰った後、ドラムフィルを録音し忘れていたことに気が付き(後日録音はスケジュール的に無理でした)、さっき録音したアニイさんの1小節ドラムをサンプリングしてフィルを作りました。(なのでフィルのタイミングは僕の好みです^^)
大変だった音で「ふぁかっ」ってあります。(13秒とか、49秒辺りの音)
あの部分に「「ふぁっふぁっ」て感じの音を入れて」と今井さんからリクエストがありました。
色々試して創ったのですが、どうもインパクトが出ない・・・
開き直って自分の声を歪ませて録音しました^皿^
2:『CHECK UP』
この曲で特に印象に残っているのはボーカルのエディットです。
今井さんの声や櫻井さんの歌にたまに出て来る異物感。
ザクザクに切り刻まれたり音程が変化する声。
当時エフェクターで簡単に出来たようですが(その頃僕は持っていなかったので)、音声波形を直接いじって創っていました。
4:『細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM』
ドラムに絡む打ち込み、そしてノイジーなシンセが絡む楽曲。
サンプラーで出来る音程変化や、パソコン上での音編集など・・・機材における操作の過渡期が感じられます^^
柔らかいシンセの音の音程はもちろん...ソラミミです♪
7:『女神』
ヒデさん節の名曲です♪
デモでシンセのアルペジオが入ってました。
浮遊する音響系のシンセパッドやリズムループを入れていい雰囲気を作りました。
8:『サファイア』
14秒辺りとかに出て来るジリジリシンセが非常に大変でした^^;
自分で今聴くとなんて事はないのですが、複雑に音が絡まるとマスキングが発生したのでしょう。
リズムループも含めて何度も復習したくなる楽曲です。
9:『RHAPSODY』
ロックンロールな楽曲にオーケストレーションが加わったアレンジの楽曲。
今井さんのデモではシンセで作られていたので、音を差し替えました。
思い入れの強い部分としては、リクエストで弾いたピアノバッキングです。(ギターソロ後のBメロ約1分部分)
今井さんも気に入ってくれたので報われました^^
10:『FLAME』
「夜の公園の街灯」淡い光・・・
歌詞が出来る前、イントロから出るシンセのイメージを今井さんから聞きました。
・・・が・・・
完敗でデモの音をそのまま使わせて頂きました^^;
(あのフレーズは確かこの曲だったと記憶してます)
悔しさ残る名曲です♪
大変だった記憶が残りますが僕にとって、
実のある思い入れの強い大切な作品になりました。
初期衝動と転換期のバイオリズムに乗れないのでした。・・・つづく
時空が一瞬歪む感じのあのリズムというかブレイク?(音楽的プロ用語分かんないデスすみません。ついでいうと、フィルもよく分からないので調べたらオカズ…おかず?おまけ?)ビックリです!!!
うわ~もう大好きなリズムと音です!
この曲のテンション上がるきっかけのリズムと音です!!!
聴くたんび両腕あげてきゃっきゃしちゃいます♡笑
でもまさか声を歪ませてだなんて…思いもよらなかったデス(@@)凄い発想ですね!(*´罒`*)オモシロ~イ
しかもいくら聴いても元が声だなんて知った今でも不思議でならないデス。笑
音って楽しい!
だから、音楽なんですね!
すごいな~♡♡♡
しかも私がBUCK-TICKにハマってからリアルタイムで更新されたのが初めてなので、わっくわくしながら読んでしまいました(*゚∀゚*)
解説を参考に聴き直すと新たな発見ができますね♪
私もこの作品大好きですが、更に大好きになりました(^^)
細かな解説、本当にありがとうございます!
今井さん表紙の1998年2月号GIGS、鍵盤は弾けないとインタビュー記事。でも、デモでは弾いてるのでしょうか??
グラマラスはビデオもすごくカッコいいです。スタジオ風景で。
2000年は東京出てきて二年目だ。
時の移ろいは高速だ。
凄く興味深い内容で、読んでくうちに、時代とか感じます!
横山さんに説明されると、聴きたくなります♪
ところで横山さんの、普段の製作環境は今はどんな感じか知りたいです。
何年モデルのMacか?とからメモリどれくらい積んでるのか?とか。
いつか、質問できる機会があったら教えていただけると嬉しいです^^
私の音楽の原点がBUCK-TICKなので、横山さん視線からの曲のお話が読めて、すごく面白かったです!
「今井さんの声と櫻井さんの歌」っていうところに、横山さんの言葉の選び方が素敵だなと思いました。
前にある「ヨコ録」も読んでみます!!!!