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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」第26話 あらすじ

2019年10月03日 20時47分37秒 | 扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~(中)

扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー   
軒轅旻(けんえんびん)…イーサン・ルアン  偽者の世子
斉震(せいしん)…リウ・イージュン  太淵国公
江楓(こうふう)…ガオ・ハンユー
宗越(そうえつ)…ライ・イー



「仕掛けた罠」


長淵にいたのに、なぜ戻ったの?と軒轅旻に聞く扶揺。軒轅旻は「斉震が連れていったと聞き、急ぎ戻った。国公府からつけて来た。君に何かあれば、やつを許さぬ」と答える。涙を流しながら扶揺は「殺したその日に会えるとは、うれしい」と言う。


部屋へ移動し、遠ざけたのは関わらせたくないため、何が起こるか分からん、と話す軒轅旻。扶揺は「こんな時、じゃじゃ馬の良さが分かるでしょ」と言う。軒轅旻は扶揺の隣に座ると「じゃじゃ馬か。その上、短気だ」と返す。「短気なら戻ってこないわ」とすねる扶揺。軒轅旻は「だが、これで斉震の疑念も晴れた。だが、どうして私の偽物と分かった?」と聞く。

扶揺は「あの人、あなたにそっくりだし、声も素敵だった。でも、あの瞬間あなたじゃないと分かった」と言う。「ではなぜ分かる。今の私が本物だと」と言う。くすっと笑った扶揺は「分かるわよ。どんなにうまくあなたに化けても、いやらしい顔は無理。まねできない」と言う。「そうか」と言って軒轅旻が真剣に見つめ、扶揺は戸惑う。

軒轅旻は君が戻った訳を知りたかったと言う。「それは江楓が…」と扶揺が言いかけ「違うだろ」とさえぎる軒轅旻。軒轅旻が扶揺に顔を近づけ口づけしようとした時、軒轅暁の「漣や」という声が聞こえてくる。はっとした2人が離れ「母上、参ります」と返事をする扶揺。軒轅旻が驚いて「いつから娘に?」と聞く。扶揺が「違うの。あの袋のせいで。あとでね」と答え、軒轅旻が「殺そうとした相手だぞ」と言う。扶揺は「あの人は…かわいそうなの」と言うと行ってしまう。


皆から王の寵愛を受けていると唐芷蓉は思われていた。唐芷蓉は軒轅旻から短剣を突きつけられた時のことを思い返す。

あの日「斉震に何を言われても取るべき道を誤るな。お前に話したことを、なぜ斉震が知っている」と軒轅旻に問い詰められた唐芷蓉。唐芷蓉は跪き「何も分からずに…」と弁明しようとする。しかし軒轅旻は「分からぬだと。この期に及んで言い逃れか。何度も私の上奏書を盗んだ。気づかぬとでも?斉震がいつも褒めていると思ったか」と言う。「我ら唐家は国公に従わぬわけには。父を裏切れませぬ。まして国公に逆らうなど。お許しを」と言う唐芷蓉。

軒轅旻は「唐家の事情は知っていた。だが、お前は思慮が足りぬ」と言って唐伯年の書状を見せる。唐伯年は唐芷蓉が入宮したのでは足りず、唐芷蓉の妹・唐怡光まで後宮に差し出し姉妹で軒轅旻の世話をさせると書いていた。唐芷蓉は驚き「私は知りませんでした」と涙を流す。「万事、家のためだと思いながら、庶子の女子の哀しさ。寵愛を受けながら唐家の主は安心できぬのだ。唐怡光は正室の子。その入宮をお前に伝える必要はない」と言う軒轅旻。

軒轅旻は「お前の孝心は分かる。お前がしたことは父親のため。定遠将軍家のため。だが斉震を助けたらどうなると思う。ひとつ、事が露見すればお前は死ぬ。ふたつ、斉震が勝てば私が死ぬ。私が死ねばお前は余生を冷宮にて過ごす。死者同様に」と話す。唐芷蓉は「自分のことなど考えませんでした。今、初めて己のために生きたい。道をお示しください」と頼む。「容易なことだ。これより先は私の指示に従え。恩寵も富貴もお前のものだ」と言った軒轅旻。


唐芷蓉が夜ごと寵愛を受け威張っている、もう耐えられぬと高普若は自害しようとする。それを侍女たちが必死で止める。


「唐芷蓉が毎夜、王に侍っているとか。あの女狐めが。祭祀も妨げられそうになった」と斉震に怒る高嵩。斉震は「事情は私も聞いている。先ほど宮殿で王にも会ったが、いそいそと貴夫人の元へ行った。血気盛んだ。やむを得まい」となだめる。高嵩は「王妃は唐家の娘に決めたのか」と尋ねる。「私を買いかぶるな。私に太淵の王妃を決める力などない」と話す斉震。

高笑いした高嵩は運命とは皮肉なものよ。20年前、血刀さげたならず者が、お主の手引きで文懿世子を襲った。その唐伯年が思い上がりおって」と言う。斉震は「私の手引きだと。あれは先王のご意志。謀反の罪は許されぬ」と返す。「そののち唐伯年は勢力を伸ばした。今ではどれほどの兵を持つか。10万か15万か。大変な兵力だ、油断ならん。考えたことはあるか。その気になれば、その兵馬、国公のものだ。唐伯年が国公に従ったのは裸一貫だったゆえ。だが今のやつは違う」と言う唐伯年。

斉震が何も言わず、唐伯年は「娘の普若は本来、王妃となる定め。だが、もし国公のせいで叶わぬならば、西平郡はもはや国公に何の義理もない」と言う。ため息をつき「誤解なさるな。王妃選びは慎重にせねば」と言う斉震。唐伯年は「唐芷蓉を王妃にして得があるか。今の唐伯年は昔の忠犬ではない。ばかめ」と憤慨して帰ってしまう。
“唐伯年はあえて宇文紫を挑発している。まさか唐伯年が裏で画策を?”と斉震は疑い始める。


斉震は使いを急いで定遠将軍府へ向かわせ、書状を直接、唐伯年に手渡すよう命じる。


江楓は斉震が唐伯年に急使を送ったことを軒轅旻に伝える。将軍に水路を用い、単独で都に上がれと、と。「本意を探る気か。唐伯年を罠に…」とつぶやく軒轅旻。軒轅旻は笑い「疑惑はいったん生じると除くのは難しい。我々がすべきことは、この疑惑を大きくすることだ」と江楓に話す。そして「宗越を訪ねよ。心得ていよう」と軒轅旻は言う。


斉韻はお礼の食事を宗越に用意していた。「礼など要りません」と宗越が部屋を出て行こうとしたところに贈り物を持った雲痕が来る。宗越に気づき、雲痕は急いで贈り物を隠す。斉韻から宗越を止めてほしいと頼まれ「宗先生。郡主のお気持ち、ご理解ください」と雲痕が頼む。宗越は「よいでしょう」と言って席に座る。雲痕も斉韻に誘われ、一緒に食事をすることに。
「実を言うと先生をお招きしたのは、治療の礼ではなく先生が昔の知人に似てたから」と言う斉韻。宗越は「郡主の心遣い、私には身に余る」と言う。

斉韻は「小さい頃、隣家にお兄様がいて、私はいつも追いかけてつきまとってた。お兄様は追い払おうとするけど私は離れませんでした。ある日、お兄様と洞窟に行き隠れんぼをしました。隠れて待ったけど捜しに来ない。真っ暗になり道も知れない」と話し始める。雲痕が「どうなった?」と聞くと「魏さんが捜しに来ました。父はかんかん。ひどい怒りようでした。でも私は黙っていた、お兄様にだまされたこと」と言う斉韻。

雲痕が「郡主は隣家の兄上に義理立てしたと」と言う。斉韻は首を横に振り「違うわ。私をだましたのは許せない。でも両家は仲がいいのに話したら父がどうするかと。だから私は口をつぐみ、のちに仕返しをしました」と話す。「どのように?」と尋ねる宗越。斉韻は答える前に「まず、お食事を」と羹を器に。それを口に運んだ宗越は、すぐに中に何が入っているのか気づく。

「そのお兄様は幼い頃から七錦葉が苦手で、触れただけで体に発疹が出るの。赤くてかゆくて、顔も腫れ上がります。だから七錦葉を摘んで、生まれて初めて羹を作りました。その晩、お兄様はのたうち回り、私はうれしくて夜も眠れませんでした。明朝、早起きして腫れた顔を見に隣家に行くと、そしたら…」と言いよどむ斉韻。宗越が「どうしたと」と聞くと、斉韻は「転居してました」と答える。

宗越は招きに感謝し、出て行こうとする。羹の中に七錦葉を入れていた斉韻。「お兄様にそっくりなのに違うと言うので試すしかなくて」と斉韻は涙を流し、無理に宗越の腕を見ようとする。雲痕が止めようとしてもきかず「構わん」と言って宗越は腕を見せる。発疹はなく「郡主の友人ではない」と言って宗越は出て行く。
慰める雲痕に、泣きながら斉韻は「転居したんじゃない。一家全員、死んでしまったの。お兄様も死んだの」と言う。


部屋に急いで戻った宗越。宗越の腕には発疹があった。自ら治療をした宗越は、子供の頃にふざけ合った斉韻のことを思い返す。その時、雲痕が訪ねてくる。

部屋に入った雲痕は、跪き「分かっている、義父が悪人であること。分かっている78人の命が奪われたこと。分かっている復讐すべきということ。全て従うから1つだけ頼む」と言う。あの人を苦しめるな、と。宗越が「あの人とは?」と聞く。雲痕は「斉韻だ。2人は幼なじみだ。わがままだが根は善良だ。思い人がいるのは知っていた。だが今日、初めて知った。それが、あなただと。兄上、あの人は無関係だ。復讐に利用するな」と話す。

ふっと笑った宗越は「初めて兄と呼んだのは、敵の娘の命乞いのためか。お前には斉韻が何よりも大事なのか。お前に教えてやる、どうやって生き延びたか」と言う。邱が討手を買収し、幼い雲痕は服に隠し連れ出され、宗越は死体の山に隠れた。斉震は念を入れ、連夜、死体を穴に埋めた。死体の山に埋もれた宗越もその穴へ。叔父やいとこの泣き叫ぶ声も聞き、あの夜の血の匂いを忘れぬと思った宗越。

宗越は「彼らは今も私のそばで私をにらみ、私を責め続けるのだ。冤罪を雪ぐのを忘れるな、血の恨みを晴らすのだと。私はお前をうらやんだ。分かるまい、肉親が目の前で死んでいくその辛さを。分かるまい、生きるために肉親の屍肉を食らう苦しみを。78人の恨みを晴らすため私は何でもやる。この魂を売り渡してでも。お前も善人ぶってくだらぬ願いを申すな。無駄なこと。私は愛など見限った。お前が我が弟でも、15年かけて捜した弟でも、我が復讐をお前が阻むのなら殺すことも辞さぬ」と言い放つ。

「知らなかった。知らなかった、何もかも知らなかった。私は、私は何も知らなかった」と涙を流す雲痕。宗越は「斉韻への思いは断ち切るがよい。両家の遺恨がなくとも、お前は国公の衛兵にすぎぬ。養子もお前の命を贖うための名目だ。娘の婿に選ぶはずがない。数日離れていろ。ちょうど頼みたいこともある」と宗越は言う。


宗越は必要な薬材を書いた紙を見せながら「郡主の脈を拝見すると、大過なきものの平癒とは言えぬ。これらの薬材は珍しくはないが、山野にしかなく、いささか手間を要します」と斉震に話す。「それならば誰かに求めに行かせよう」と言う斉震。しかし宗越は「私が自分で参ります。薬材を違えてはならぬ。道中、賊が多いので使える者を貸してほしい」と言う。腕の立つ者がいれば私も安心だと。斉震は雲痕をつけることにする。


明朝。宗越と雲痕が発つ。途中で馬を止め「銅川へは道が違う」と言う雲痕。宗越は「もちろんだ。薬の調達は表向きだ。本当の目的地は南辞」と話す。雲痕が「南辞だと。唐伯年の駐屯地になぜ向かう」と尋ねる。斉韻は唐に単独で都に来いと密書を出した、その命を遮るのだ、と言う宗越。


元宝に案内され、抜け道から軒轅旻の寝殿に来た扶揺。軒轅旻は迎えに行った褒美をあげ、受け取った元宝は頬張る。

「毎晩、唐芷蓉を侍らせてご機嫌ね。麗しき春の宵を私に使わせてすみません」と軒轅旻に言う扶揺。軒轅旻が「やきもちか」と聞く。扶揺は「当然でしょ。あなたは毎日、宮殿で妃をとっかえひっかえ。私は冷宮に閉じこもり、夜も眠らずあなたのお召しを待つ身。長公主がいなければ、とっくにおさらばよ」と返す。「私は信じぬぞ。去る気ならそうしていた」と言う軒轅旻。扶揺は「本当に去るから捜さないで。うぬぼれがすぎるわ」と言う。

「一体、何の用?」と扶揺が聞く。軒轅旻は「手助けしてほしい」と頼む。そして玄霊真葉を卓の上に置き、この玄霊真葉は人の心を取り込む、記憶にあるものはこの葉に現れる、公主に聞いてくれ、昔、天権でなぜ王妃を廃された、徳王との決別はなぜか、人に言えない秘密があるのか、と言う軒轅旻。長公主の信頼を利用しそれを調べろと言われた扶揺は「私には無理」と言って断る。確かにあの人はおかしいけど真心がある、私には母がいない、短い間でも母の愛を教えてくれた、だから信頼を利用しだますなどできないと。

最後の思いまで裏切るのは残酷すぎると話す扶揺に、軒轅旻は「そういうことなら、封印はそのままだ」と言う。それでも「何があろうと、信頼と引き換えになどできません」と言うと、扶揺は出て行く。しばらくして微笑む軒轅旻。
 

唐伯年は国公から書状を読んだらすぐに発てという伝言を聞かされる。


「斉震は疑い深い。唐芷蓉が寵愛を独占しているが、斉震は勘ぐっている。兵権を握る唐伯年が聖恩に満足せず、高望みをせぬかと」と宗越は雲痕に話す。雲痕は「つまり唐伯年の都入りは罠だと。第一に忠誠心を試す。第二には南辞の軍に潜ませた間者、あれを動かすと?」と聞く。宗越は「そのとおり。唐が発ったのち、15万の大軍を奪う気だ」と言う。「すると…密書はすでにあなたが…」と言う雲痕。宗越は「こう書き換えた。“15万の軍を率い、都へ向かえ”と。戻ったら、これまでどおり斉震に仕えよ。斉震の償いはやつ1人の命では足りぬ」と言う。


蜜書を読んだ唐伯年は「どうも分からぬ。今は戦も災害も起きておらぬ。国公はなぜ5万の兵で都に上がれと」と臣下に話す。臣下も「疑わしいですな。ご注意されるがよいかと」と言う。兵を北に動かせば断頭の重罪になるかもしれなかった。しかし国公の命令に従わなくても死罪になってしまう。唐伯年は急いで密書を都に送り、確かめようとする。そこに雲痕が。
慎重な唐伯年が1通の書状で兵を動かさないと思った宗越は、疑念を消すためには国交の身近な者が書状のとおりだと証明する必要があると考える。「それがお前の役目だ」と雲痕に話し、唐伯年の元へ向かわせた宗越。


ーつづくー


軒轅旻は軒轅暁が娘に巾着を渡していたのを知らなかったという事?
それなら、どうしてこれを持っていれば安全だと言ったんだろう?

宗越は親族が殺されるところを目の当たりにしたんだものね。
雲痕とは復讐に対する思いが違うよね。
でも、そんな宗越も幼なじみで妹みたいな存在の斉韻を簡単には殺せないと思う。
そうあってほしいというか(;´д`)ノ
ところで、斉韻て雲痕よりも年上なの?

元宝が出てくるだけで癒される〜(﹡´◡`﹡ )
今日はご褒美がもらえてよかったね。
そして頬に詰め込んだ元宝が可愛い(*´艸`*)

好きな人のためでも、裏切ることができないときっぱり断る扶揺。
カッコいい!!(⁎˃ᴗ˂⁎)
軒轅旻が少し寂しそうにも見えたけど(?)そんな扶揺だから軒轅旻も好きなんだと思うし仕方ない。

そうそう、軒轅旻があの時、唐芷蓉に何を言ったかも分かってスッキリ。

唐伯年がどう動くかも楽しみ(๑>◡<๑)



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