ドルゴンは君とフリンを守ると玉児に言う。ようやく謁見がかなった玉児は、暗い顔でフリンにも会えたが、3年ぶりに会えたフリンはおびえた目で私を見ていたと話す。3年間、母として何もしてやれなかったことが申し訳ないと。これからは一緒にいる時間も作れる、親子の情も育めると励ますドルゴン。
玉児はフリンが奇病だと言っていたホンタイジの言葉も気になっていた。"その病は母親が生涯を懸けないと治せはしないだろう"と言っていたホンタイジ。その言葉を思い出した玉児は「まさか陛下は…」と言う。
ホンタイジは哲哲に下がるように言う。保極宮を出て行こうとした哲哲だったが、ホンタイジの異変に気づき駆け戻る。
1963年。清の皇帝・ホンタイジが崩御。
空位となった皇帝の座を巡って粛親王ホーゲと睿親王ドルゴンは激しい戦いを展開し、清は内乱の危機に。ドルゴンがその戦いに勝利する。
哲哲はドルゴンにフリンを擁立させるよう玉児に話す。玉児は、まだ幼く功績もないフリンが皇帝なんてとうてい務まらないと言うが、哲哲は「でも誰ならドルゴンを従わせられる?」と言う。あなたの子以外をドルゴンが認めることはない、ドルゴンとホーゲのうち、どちらかが即位すれば必ず一方を排除し清の国力は損なわれると。
玉児はドルゴンと会い清の未来のため「あなたが望むなら摂政王に封じる」と話す。「望まなければ?」と聞くドルゴンに「正直言うと私も望んでほしくない。でも、あなたが皇位を狙えば八旗(社会軍事組織)は分裂する。どうするかは任せるわ」と答える玉児。
玉児は哲哲に心が動いたかは分からないが、強要はしたくないと報告する。ため息をついた哲哲は「3年間なぜ先帝は会わずにいたと思う?」と聞く。「海蘭珠が原因かと」と答える玉児。哲哲は、海蘭珠を最も愛しても失いたくなかったのはあなただと話す。先帝にとってあなたは"幸運の星"であり"天下の母"だった、自分の死後、あなたならドルゴンの専横を許さず制御できると踏んでいた、ドルゴンに皇位を奪わせず、次の代を支える役目を果たさせるためにと。
哲哲は、先帝は心を海蘭珠に捧げ、国をあなたに託した、正直あなたたち姉妹がうらやましいと言う。玉児は陛下が一番信頼したのは叔母上だと返す。「権力なんて望んだわけではないけれど、責任は果たすつもりよ」と哲哲は言う。
フリンが即位する日。哲哲は長年、身ごもるために飲んできた若返りの丹薬"還童丹"により吐血。皇太后になる哲哲に「体を壊してまで飲む必要が?」と玉児は言う。しかし「ようやくドルゴンとホーゲの争いを鎮め、今日、あなたの息子フリンが即位する。見届けたいの」と言う哲哲。「フリンは叔母上の子でもあるのですよ」と玉児は涙ぐむ。それを聞いた哲哲も「長年、皇子を産めずにいたわ。フリンは私の息子なのね?」と涙を流す。だったらなおさら見届けねばと。
フリンの即位の儀でドルゴンは摂政王に封じられる。フリンが親政を行なえるまで補佐することになるドルゴン。哲哲は天に両皇太后に仕え、陛下を支えるためなら命も捧げるとドルゴンに誓わせる。
順治12年。ドルゴンが率いる清は、ついに中原を制覇する。
紫禁城。
玉児はドルゴンに礼を言う。「なぜ私に礼を言う」と言うドルゴンに、玉児は笑顔で「最近、フリンはあなたに学んでいるそうね。私の代わりに指導してくれてる」と返す。「確かにあの3年は君たち母子に溝をつくった。だが君は陛下(フリン)のために命も惜しまない。フリンも愛を感じているはずだ。でなければ説教せんと」とドルゴンは笑う。
すでに哲哲とドドはこの世を去っていた。
琪琪格が嫁ぐ日。ドルゴンの屋敷の前で玉児は「お父様(ドルゴン)に手紙を書いてあげて。暇があれば会いに来るのよ」と琪琪格に言い聞かせる。十五伯父上が早世し、あなたも嫁げばお父君は独りよ、と。琪琪格は我が子のように愛してくれた玉児に感謝する。
琪琪格を見送った後「大丈夫?」とドルゴンに声をかける玉児。感慨深げに「ああ」と返事をしたドルゴンは、呉克善が都入りしたか聞く。「心ゆくまで飲みたいものだ」と言うドルゴンに「当然、一席設けるはずね」と玉児は言う。しかし「でも今の兄にそんな余裕あるかしら」と顔を曇らせる玉児。今回、静児を連れてきてる、陛下に嫁がせたいが、陛下が何と言うかと。「男は妻帯するものだ。陛下が渋るなら私も手を貸す」と冗談のようにドルゴンは言う。
玉児がフリンに会いに行くと"陛下"は書物で顔を隠し震えていた。すぐに別人だと分かり、玉児は「何者?」ときつい口調で言う。慌てて玉児の前にひざまずき、陛下の命令に従っただけだとと許しを請う偽フリン。そこにドルゴンからの文が届く。それを読んだ玉児は「また陛下はお忍びね。でもドルゴンは陛下の上を行ってるわ」と言う。そして蘇瑪に1つお願いがあると言う玉児。
中庭で呉克善と会った娜木鐘は、ボゴルが少しでも静児の相手をしたいと頼む。「今回、娘を連れてきたのは陛下への引き合わせですよ」と話す呉克善。そこに玉児が来る。
静児を陛下に嫁がせるために来た、と呉克善が言うと、笑顔になる玉児。娜木鐘はそんな2人に、焦りすぎだと言う。縁があるかは相性を見なくては分からないと。呉克善は静児と陛下は幼なじみ、きっと意気投合するはずだと言うが、それでも昔は昔、今は今、顔を合わせたところで誰か分からないかもと言う娜木鐘。玉児は引き合わせる段取りは出来ている、忘れがたい再会になるはずだと言う。
娜木鐘は呉克善が来たことをボゴルに話す。「私は静児をあなたに嫁がせたかったのに、呉克善は眼中にないようね。陛下に嫁がせる気よ」と言う。不満げに、学問しかり武芸しかり、あなたの方が上、ドルゴンが玉児のためにフリンを擁立しなければ即位してたのはあなただったかも、と。
花火が上がり、人も賑やかな元宵節の夜の街。
フリンは身分を隠し、占い師に占ってもらう。占い師は「女子で過ちを起こすやも」と話し、人生の災いから逃れたいなら、今夜は西へ行かぬことだと告げる。
フリンの付き添いは東で龍の舞があると言うが、西へ行くなと言われたフリンは「災いとやらを見てやる」とあえて西へ行くことに。
東でフリンと会う段取りをつけられていた静児も西にいた。
静児は男に銭袋を盗まれそうになり"若い男"とフリンに助けられる。しかし若い男が取り返してくれた銭袋の中身は石だった。「すり替えたんだ」と言う若い男。元宵節に官府へ行くのは嫌だと静児は言い、盗まれた銭袋は諦めることに。
静児は自分は呉だと名乗り、二人の名を聞く。若い男は英俊と言い、フリンは林福だと二人とも嘘をつく。
英俊に誘われ3人は食事へ。
気品があるフリンを官僚の息子だと思い、静児も令嬢だと感じる英俊。英俊は3人で話している最中、静児の銭袋を盗んだ男の合図に気づき、お腹が痛いと席を離れる。
フリンの顔に見覚えのあった静児は「私たち、どこかで会いました?」と聞く。首を振り、気のせいだろうと言うフリン。
銭袋を取り上げられ「俺の取り分まで奪うつもりか?」と言われた英俊は「黄さんに大儲けさせたいのさ」と言い訳を言う。そんな"ほら"を信じるほど俺はバカじゃない、と言う黄。英俊は仲よくなってからのほうが金は引き出しやすい、しかも金持ちの息子とご令嬢ときてる、しばらくは遊んで暮らせるぞ、と黄を言いくるめ、席に戻る。
食事が終わり、フリンたちは灯籠を飛ばしに行く。"天下が泰平であるように"と願いを書くフリン。静児は"素敵な殿方と結ばれたい"と、英俊は"栄華を手にできるように"とそれぞれ書いて灯籠を飛ばす。
そろそろフリンたちが帰ろうという時に、再びお腹が痛いと言い出す英俊。3人は客桟で休むことにする。
客桟で眠ることになった3人は、それぞれの間に水を入れた碗で"境界線"を作って眠ることに。フリンのお供は隣の薪小屋で休む。
英俊からおしろいの匂いがすると言うフリン。英俊は「私ではない。呉さんだ」とごまかす。
静児とフリンが寝てしまい、袖から顔のない人相画を取り出した英俊。「陛下、私の未来の夫。今夜、男の人と同じ寝台で眠ることを許して。私の心にはあなただけよ」とつぶやく。
夜中に目が覚めたフリンは、隣で寝ている英俊を見て"単に綺麗な顔をした男なのに、なぜか気になる"と思う。
翌朝。結局、特にお話もせずに寝てしまったと英俊に話す静児。英俊は私と林福(フリン)は男同士だから女の話を語り合ったと言う。そして林殿は妻を娶るなら君のような美しい淑女がいいそうだ、とからかう英俊。心は痛むが、林殿に愛を譲るしかないと。
客桟を出る4人。しばらく歩いていると、偶然、街にいたボゴルがフリンに気付く。「陛…」と言いかけたボゴルをさえぎり、奇遇だな、と言って目配せするフリン。フリンは静児と英俊にボゴルを従弟だと話し、ボゴルにも英俊殿と呉さんだと2人を紹介する。英俊"殿"と紹介されたが、英俊の耳に耳飾り用の穴があることに気付くボゴル。にやりと笑ったボゴルは、英俊の隣へ行くと「英俊殿、よろしくな」と言う。
「今日は思い切り遊ぼう」と言い出す英俊。「何をして?」と静児が聞くと、英俊は「博打さ」と答える。
ーつづくー
ドルゴンにおヒゲさんが(*´艸`*)
「男は妻帯するものだ」がちょっと可笑しかったなぁ。
ドルゴンも拒んでいたのにね(≧∇≦)ノ彡
玉児の歩き方も貫禄(?)ある感じになりましたー。
もしかしてちょっと怖い感じになってる?(0д0∥)
娜木鐘の子って阿古拉の子よね!?
それを皇帝にだなんて!!(*`ω´*)
それともあの時は殺されそうだったから海蘭珠に嘘をついたの?
英俊が男だと思っているフリンだけど、女の子だと分かれば好きになりそう…。
お父さんのホンタイジは不幸そうな人がタイプだったけど、フリンは気が強そうな子がタイプなのかな?
だけど…盗みをした黄とグルだったんだよね?
皇帝の相手としてはどうだろう?
ボゴルが残酷すぎて怖いヾ(・ω・`;)ノ
英俊のことで何か企んでる?フリンと同じ人を好きになる?
あっという間に琪琪格が大きくなって嫁いで、ドドも哲哲も亡くなってるΣ(T▽T;)
特にドドはドルゴンとその後の関係も気になっていたので残念。
あんなに小玉児を好きだったドドだもん、琪琪格の嫁ぐ姿も見せてあげたかったな"(ノ_・、)"
偽のフリンが顔を隠していた書物は三国志でしたね(*´ー`*)
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お返事が遅くなってごめんなさい。
お役に立てたみたいで嬉しいです。
あらすじを読んでくださって有り難うございました!!
この渋い感じもステキです
Appleさんが書かれているように、先週皇太極も
お髭でステキな感じでしたが、お亡くなりに。。。
十四爺のこのお姿、一通りが落ち着いて
穏やかな日々が続くといいのに
と祈っています。
偽福臨の書物は三国志だったのですね。
さすが姐姐!
気付いていませんでした^^;
第二世代が動き出しましたね。
でも、十四爺の登場時間ももっと長いといいな
海蘭珠の最期や遺書とホンタイジやユアルとの関係を消化しきれていないうちに、ホンタイジが亡くなって世代交代しただけでなく、哲哲やドドも亡くなってたなんて…(TT)
もう少し細かい描写が欲しかったです(-_-;)
残り少ない中でどう話は進むのでしょうね?
なんだかまた一方通行の想いが芽生えそうな感じでしたがもう涙はいらないんだけどな…
確かに貫禄というより怖くなったユアルとドルゴンの関係も気になります(*^^*)
最終回までもう少し、うささん、みなさんよろしくお願いします(^-^)
展開早過ぎてついていけてないです(-。-;
ユアル凄い怖い雰囲気になってるし、イキナリドド死んじゃってるし、
↑ちょっとくらい幸せになって欲しかった。
チチカもイキナリお嫁入りしてるしね。
英俊って海蘭珠に似てますよね。(^.^)同じ人なのかな?
これからフリンの代で色々あるのかもしれないけど、あと数話ですよね。どれも展開早いのかもしれないですね。
あんな台詞の中では、(笑)。
解らないわぁ…
哲哲は、弱っていたから亡くなったかと、思ったけどぉ。
私の←失礼。ドドが~。
悲しいです。
展開が、早すぎ、話が、飛びすぎだけど、仕方ないのよね。はじめの内容に、から、考えると、う~ん。ドドの謎は、解けました。途中から居なくなった謎は、。残念。。
アクラの息子似てますよね。アクラに、ホンダイジには似てない。性格は?ナムジュに似て残忍だわぁ
中国字幕で、見ていた時に展開が、早すぎて????だった部分が、謎が、解けたけどぉ~。早すぎよ。ね。
最後までうささん皆様と視聴していきたいです。よろしくお願いいたします。
ホンタイジの時はお髭の話でたっけ?ホンタイジのお髭も好きだったです。
そう!!ドドーーーーΣ(・□・;)
え?亡くなっちゃった?う~ん私も残念だったーーーー
それからねアクラの子なんだよね?ボゴル!
嘘を言ったのか?って私も分からないの~
海蘭珠ねボゴルにも綿の入った服?作ってたよね?違った?
何か書いてたのかな~って思ったのですが…
ユアルが貫禄…怖い!化粧が凄くケバい感じがしたよ~
フリンとユアルはいい仲なのかな?あの3年は何もなかったって事?
で、これからはフリンの話になっていくの?
と???が多くって複雑(^_^;)
うささん、いつもあらすじありがとうございます(*^^*)