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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」第63話 あらすじ

2019年11月25日 20時34分07秒 | 扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~(中)

扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー   
長孫無極(ちょうそんむきょく)…イーサン・ルアン 
長孫迥(ちょうそんけい)/皇帝…ワン・ジンソン



「父子の葛藤」


無極の後ろ姿を見ながら「私たちの息子は立派だ。よくぞ育てた」と皇后に言う徳王。「ご存知なの?」と言った皇后は、涙を流しながら無極に徳王の命乞いをしようとする。しかし徳王は「これが兄の最後の一手だ。私が死ねば気も休まり、お前たちを生かそう」と止める。無極には天も許さぬ大罪だと言う皇后。徳王は「ならば言うな。何も話すな。無極はやがて皇帝となる。今は逆臣を処刑するだけだ」と説得する。それでも皇后は納得せず無極を呼ぶ。

ゆっくりと2人に近づいて来た無極。徳王は皇后を突き放し「何も言うなよ」と言うと、無極の剣を鞘から抜いて自分を刺してしまう。
徳王が亡くなり、駆け寄った皇后は声を上げて涙を流す。


ぼんやりと座っている無極の元に扶揺が来る。「あの人がさらったのか」と聞く無極。扶揺がうつむくと、無極がもう一度「あの人が君らを…」と聞く。「皇后に会ったの?」と言う扶揺。無極は泣きながら笑ったあと「すべては父上が仕組んだのか」と言う。扶揺は無極の隣に座り「私の口からは言えないこともある」と答える。


一晩、待ち続けた皇帝に「徳王処刑とのこと」という軍からの報告が。「でかした」と大声で叫び、やつがついに死んだ、せいせいしたと言う皇帝。そんな皇帝が倒れてしまう。


幕営の中で徳王を弔っていた皇后から「お前は1月15日、上元節に生まれた。あの晩は満月の夜だったけど瑞雪が降っていた。夜半過ぎになるとかすかな光が差した。夜半に雪が上がるのは、あの方に初めて会った日と同じ。それ以来、お前に会うたびあの方を思い出す」と聞かされる無極。無極が「“あの方”とは誰なのです」と尋ねる。

あの方はお前の本当の父親、と言う皇后。無極は幕営から出ると泣き崩れる。
さらに無極は皇后から「長孫迥は長年、策を巡らし、お前に針の山を如き皇位を担わせ、お前と徳王が父子で争うのを見たかった。お前の身近な者が死に絶えることを望んだ。お前が民に背かれ、身内に裏切られるのを望んだ。それが皇位を譲る理由。お前に対する復讐」と聞かされた無極。
泣いている無極を扶揺もつらそうに見つめることしかできない。


徳王は無極たちに見守られながら火葬される。
その夜。ひっそりと無極が徳王を「父上」と呼び弔っていると扶揺が来る。「幼い頃、私は身の上を知らず周じいによく尋ねた。周じいは“身の上がどうした。大事なのは自分が何者かだ”と」と話す扶揺。無極は「だが私はもう己が何者か分からぬ。大義名分なき皇太子。天権皇族の恥」と言う。扶揺は「それが何?他人がどんな烙印を押そうと、あなたはあなたよ。身分とか権勢を気にかける連中は無視すればいいの」と返す。

「だが肉親にまで裏切られた」と言う無極。扶揺は「あるいは始めから偽りも筋立ても、あの人らの苦渋の結果かも。きらびやかな皇宮も巨大で精緻な牢獄かもしれない。皇位とは人を容易に惑わし、残酷で非常に変えるもの。誰でもそれを欲する者は皆、変わってしまう。あなたの母上も皇帝も、それに徳王も、皆、権力欲に負け私心に敗れた。でも知っている、無極はそうではない」と話す。

無極は「かつて私はただ父に愛され、重視される皇太子になりたかった。証明したかった。自分が誰より皇位にふさわしいと。手段を選ばずに…。私は君が思うほど善人ではない」と言う。「そうね。でも、それがあなた。仮面も見たわ。真心も見た。あなたのやり口も非道も知っている。でも、あなたは他の人とは違う。どう変わろうと、あなたは私の愛おしい人。昔、話したわね。一緒に五州を思い通りに作り変える」と言う扶揺。

無極は「五州を作り変えるため、天が私に与えた試練。そうなのか、扶揺。すべての痛みは一人で背負う気だった」と言う。
扶揺はしゃがむと、小さい頃、ついて来る影が怖かったと話す。「あの頃、私はこの世界に光だけあればいいと思ってたの。周じいは言った“影が私たちから離れないのは、光あるところ必ず闇があるからだ”。無極、私たちの背後にも捨てられぬ闇がある。でもそれは私たちの前に光があるから。だから影を捨てられないなら、私は誰かに共に目の前の光を見つめてほしい」と言う扶揺。できればあなたと一緒に見つめたいと。小さくうなずく無極。


皇宮に戻った無極は病に伏せている皇帝と会う。「よかった。一目でも会うことができた」と言う皇帝。無極が「休まれれば回復しましょう」と言うと、皇帝は「そう思うか。天命は動かせぬ」と返す。
皇帝に呼ばれ無極が近くへ行く。

「やせたな。戦は嫌いか。幼い時からお前はすべて一人で背負い、あらゆる苦しみを人に見せず自分で味わった。宮中に仕える者は多いが、心通わす者はおらぬ。信じられる者などおらぬのだ」と皇帝が言う。無極は「私は存じてます、父上」と言いかける。しかし皇帝が「最後まで聞け」と言って止める。皇帝は「お前に天権五州の定位を譲る。天下最高の位だが、最も人に恨まれる位だ。いかなる行いも正しいかは問題ではない。己の威厳が重要なのだ。過ちを恐れず、下の者に過ちを気づかせるな」と話す。そして、聞きたいことがあれば申せ、と言う皇帝。

無極が「父上、なぜです。なぜなのです」と言う。ため息をついた皇帝が「すべて知ったか」と言い「徳王は誅しました。母上はすべてを私に話しました」と話す無極。皇帝は「そうか。やつは死んだか。逆臣を皇族の陵墓に葬ることはできぬ。骨を砕き、荒野にまくとしよう。つらかろうな。お前は徳王の息子だ」と言う。無極は「では母は真実を語ったと?徳王の謀反も父子の殺し合いも、あなたが仕組んだと?」と聞く。

「それこそ私が生涯をかけ、ようやく成し遂げた大いなる望みだ」と答える皇帝。皇帝が咳き込み、無極は侍医を呼ぶ。皇帝が「死期が来たのだ。誰にも救えぬ。顔を見せてくれ。まだ言うべきことがある」と言う。涙を流す無極に皇帝は「私が生涯恨んだのは2人。自分自身ともう1人は我が弟・長孫迦、徳王。お前の父親だ。生まれた時から私が大切にした物を、やつは簡単に手に入れた。この皇位ですら先帝はやつに与えようとした。だから即位した日に、やつの大切な物を取り上げた。一世を懸けた争いだ。やつは死んだが、やつの勝ちだ。私はすべて失い残ったのはお前だけ。だが、お前さえやつが皇后に産ませた息子だ」と話す。

「小さい頃からお前は聡明で人に愛された。知るまいな、どれほど多くの夜、熟睡するお前を見ながら自問したことか。なぜお前を傷つけぬ、なぜお前を殺さぬと。逆にお前に詩書を教え、君主の道も帝王学も、あらゆる謀略まで伝授した」と言う皇帝。無極は「ならば、なぜ父上は私を皇位に?」と尋ねる。皇帝は「なぜなら私は父だからだ。お前は私を父と呼び、私は天権五州の皇帝だ。民には名君が必要だ。私は名君になるしかなかった。これからはお前の番だ。私のように自由を失い、私同様に冷酷非情になる。ゆっくりと愛を失い、孤独になる。だが私を恨むでない。私の一生の愛はすべてお前に与えた。無極よ、教えてくれ。なぜお前は我が息子ではないのだ。なぜ…、なぜお前は…」と言いながら亡くなってしまう。


無極が即位する。先帝崩御から数日経ち、内外への葬儀の手配も済み、即位の儀の用意も進んでいるが、無極は朝儀にも出れず先帝の位牌の前に座っていた。皇后は退位して皇宮にはいない。
無極の元に来た扶揺が「各国からの弔問の使臣はすでにおそろいです。皆様がしたためられた祭文は内廷に納めました。宛心庵にも行きました。古びていますが、とても閑静で元皇后はお元気でした」と話す。


ーつづくー


息子・無極のため自ら亡くなった徳王。
徳王が守りたかった秘密も、結局、無極は知ることになり…ヾ(・ω・`;)ノ
とにかく無極のつらいシーンが多くて、見ている私もつらかった。
そんな無極のそばに扶揺がいてくれて。
これからも無極には扶揺が必要だと思うのだけど…(;д;)

皇帝も可哀想な気もしたり。
すべてを手に入れてるようで、何も手に入れていないというか。
誰も信じられないというのも寂しいよね(。>__<。)

そして皇帝も亡くなり無極が即位。
早くも元気になってもらいたいけど…。



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