中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第41話

母親が帰った後、甄嬛の宮に雍正帝が来る。その前に沈眉荘の宮へ行っていた雍正帝は、沈眉荘がやんわりと拒み、近づけようともしないと言う。疑った件をまだ根に持っているのかと言う雍正帝に甄嬛は「恐らく眉荘さんの気遣いかと」と告げる。自分や安陵容への寵愛が多いため、古代の賢妃を手本とし、寵愛を争わぬ道を選んだのだと。

その点ではかなわないと言う甄嬛。甄嬛はいつもそばにいたいから賢妃にはなれないと言う。雍正帝は笑顔になり「賢妃もよいが、その分、愛しさが感じられん」と返す。


「娘娘、おめでとうございます」と侍女が襄嬪(曹貴人)に言う。ようやく温宜公主の将来も安心だと思う襄嬪。しかし、襄嬪は嬪に満足せず、妃や貴妃へ上り詰めてやると思っていた。位が上がれば温宜公主も将来いい夫を与えてもらえると。広い皇宮では母娘で寄り添っていくしかないと話す襄嬪に「莞嬪娘娘(甄嬛)がついています」と返す侍女。そんな侍女に襄嬪は「莞嬪は年氏より信じられない。目的を達すれば離れていく」と言う。


年羹堯の件は片付いたし、心配事も減るでしょう、と雍正帝に話す皇太后。年答応のことをどう処分するのか皇太后に聞かれた雍正帝は、長年の夫婦で情もあると「心を改めれば、いずれ貴人の位を与えるつもりです。余生を送らせるために」と答える。あの勝ち気な性格で改めるのは難しいと皇太后は思う。

皇太后は「聡明すぎるのはよくない」と甄嬛を政務に関わらせないように話す。「分かっています」と返す雍正帝。そして雍正帝は、年羹堯を消しても朝廷には同じように恩を忘れた者がいる「1人1人、粛清したほうがいいでしょう」と言う。隆科多はもう年だと「静かに余生を送らせては?」と言う皇太后。

隆科多とは言っていないのに、なぜそう思ったのか雍正帝は皇太后に聞く。「深い意味はないわ」と答えた皇太后をしばらく見つめる雍正帝。「では私は失礼します」と言って雍正帝は帰って行く。
侍女の竹息に「年羹堯の次は隆科多を排除する気では?」と言う皇太后。「陛下は恩を忘れませんよ」と竹息は言うが、皇太后は不安に感じる。


温宜公主は宮女たちと雪で遊んでいた。見守る襄嬪に甄嬛が声をかける。
午前に儲秀宮に入った瓜爾佳鄂敏の娘・祺貴人の話になり「儲秀宮とは陛下も祺貴人を重視しているのですね」と言う襄嬪。甄嬛は「父親の鄂敏殿は功臣ですから陛下も目をかけます」と返す。

遊んでいた温宜公主が転びそうに。抱きとめ、助けたのは端妃だった。甄嬛は汚れた衣装を着替えるため碎玉軒に来るよう端妃に言う。
碎玉軒に向かう端妃を見ながら、自分の家柄では娘にいい将来を与えられない、端妃のように妃ならば勝手も違うと甄嬛に話す襄嬪。

雍正帝の寵愛を受け、父親も雍正帝の信頼があついため、甄嬛が妃になれる日も近いと言う襄嬪。温宜公主のことをよろしく頼むと頭を下げられた甄嬛は「"襄者"とは助ける者」と襄嬪に言う。

「嬪に封じられた理由を?」と襄嬪に聞く甄嬛は、華妃を倒すには誰かの協力が必要だったと話す。「だからこそ陛下は"襄"という封号を下賜したのですよ」と。しかし陛下が年答応に情けをかける可能性もあり「これ以上の罰は与えないかと」と甄嬛は言う。


帰ってきた甄嬛は、先に着いていた端妃に「襄嬪は娘娘(端妃)が憎む年氏の一派だったのに、なぜ子を救ったので?」と聞く。「子に罪はない」と答える端妃。自分が子に縁がないから、他人の子でも可愛がりたいと。そして「あの子は本当に愛らしいわ」と端妃は言う。


皇后への朝の挨拶が終わった帰り。沈眉荘と帰ろうとしていた甄嬛に祺貴人が声をかけてくる。甄嬛の父と自分の父が同じ都察院の官吏のため「ぜひ、ご挨拶をと」と言う祺貴人。そんな様子を安陵容が見ていた。


雍正帝は夜伽の相手に祺貴人を選ぶ。
布団に包まれて雍正帝の横に置かれた祺貴人は、自ら布団から出ると、目をつぶっている雍正帝の布団に潜り込む。


翌日。祺貴人が甄嬛と同じ宮に越して来る。挨拶に来た祺貴人に驚く甄嬛。
西偏殿は以前、淳貴人が住んでいたため、甄嬛は広い東偏殿を使うようにすすめる。

祺貴人の侍女は養心殿へは儲秀宮のほうが便利だと言う。しかし、出る杭は打たれてしまう、と考える祺貴人は「陛下は莞嬪が最もお好きよ。莞嬪のそばにいれば損はしないわ」と話す。


後宮に入れたのは、皇后が推薦してくれたからだと感謝する祺貴人。「満軍旗のためでもあるわ」と話す皇后は、後宮で満軍旗の妃嬪は、自分と富察貴人だけで「漢軍旗の天下だわ」と言う。莞嬪も年氏もそうだと。このままでは満軍旗の沽券に関わると言う皇后。
「人生には2通りある。先に苦労するか、あとで苦労するかよ。どちらを選びたい?」と聞く皇后に祺貴人は「先に苦労します」と言う。

帰り。祺貴人は年答応と会う。通り過ぎようとする年答応に「不届き者ね。祺貴人に挨拶しなさい」と言う祺貴人の侍女。祺貴人はふっと笑うと「誰かと思えば元華妃娘娘で?」と言う。いつまでも昔の栄華を捨てられないのね、と。華妃は「今は夢心地でも末路は私と同じだわ」と返す。


祺貴人を怒らせたため、面倒になるかもしれないと心配する頌芝。しかし生きていても死んだも同然だと思う年答応は、雍正帝に殺されても構わないと言う。そしてこうなったのも甄嬛のせいだと言い「粛喜は?」と聞く。「小主の指示に従っております」と頌芝は答える。


不機嫌な顔で雍正帝を迎える祺貴人。涙を流しながら、年答応から無礼なことを言われたと訴える。年答応など相手にしないように話す雍正帝は「この件は朕が何とかする」と言う。


温宜公主を抱く雍正帝に「昨夜、祺貴人が嘆願を?」と聞く皇后。欣常在が「年答応が強気なのですよ」と言うと「年答応は不随です。恩情をかけているのに裏切り行為かと」と襄嬪は言う。「では、どうしろと?」と聞いた雍正帝に「反省の色も見せぬのですから死罪に処するべきでしょう」と襄嬪は答える。雍正帝は「そなたは賢い。だが残酷だ」と襄嬪に言うと行ってしまう。


旧主を裏切ったどころか、殺すように進言した襄嬪を「そばに置かないほうがいい」と言う皇太后。雍正帝も「年氏は悪い女ではない。悪事の多くは襄嬪が陰で献策したのでしょう」と返す。あんな毒婦は早く始末するべきだったと皇太后は言う。


体の弱った襄嬪に薬を持って来る侍女。侍女はその薬の中に何かを入れていた。


最近、年答応の太監・粛喜が見張っていると甄嬛に小允子が伝えに。火打ち石を持っているため、放火する気なのでしょうと。甄嬛は気づかれないよう監視するように言う。
囲碁をするため、沈眉荘を呼んで来るよう浣碧に言う甄嬛。


甄嬛と囲碁をしていた沈眉荘は、どうせ負けるとやめてしまう。年答応のことで焦っていると感じた甄嬛は「長年、寵愛を受ける相手にやすやすと引導は渡せない」と言う。そんな話をしていると「粛喜が祺貴人の偏殿に」と小允子が報告に来る。「ようやく機会を見つけたわけね」と笑う甄嬛。そして火が強くなったら捕まえるように言う。

「年氏が墓穴を掘るところを見たいわよね」と沈眉荘に言う甄嬛は、沈眉荘を偏殿の見える窓まで連れて行く。偏殿は放火され燃えていた。「東偏殿とここは隣接してる。火が強ければ逃げられない」と甄嬛は言う。そして甄嬛は髪を梳く時の桂花油を目の前にある物にかけ、ろうそくを手に持つ。状況のつかめない沈眉荘に「年氏が放火させたの。いっそ大々的にやるわ」と言う甄嬛。ようやく理解した沈眉荘は「いいわ。とことん付き合ってやる」と言い、沈眉荘からろうそくを取ると火をつける。


ーつづくー


新しく入宮した祺貴人は、お顔は可愛いと思うのだけど、性格が…。
問題の人が去ると、また別の問題ある人が出てくるのね(;´д｀)ノ

「年氏は悪い女ではない。悪事の多くは襄嬪が陰で献策したのでしょう」って…(￣ー￣；)
いやいやいやいやいやいやいやいやいや。
甄嬛を炎天下の中でひざまずかせたことは!?
淳常在(貴人)を殺させたことは!?
多い少ないの問題じゃないし!!(o´д`o)=３

皇太后も雍正帝も怖い怖い(；△；)
今度は襄嬪が殺されそうです…。
裏切った者はやっぱり裏切られるのかな?
そして年答応に大きな動きがありそう…。どうなるんだろう!?ドキドキです。




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