夜、宛寧に冰嬉を教えてもらった静児は、翌日、文に書かれていた澄心湖へ宛寧と行く。そこに小六子ともう一人を連れたフリンが来る。フリンを林福だと思っている静児は、宛寧を英俊の双子の妹だと紹介。フリンは都で会った"呉さん"が、従姉の静児だったとこの時に知る。そして声で宛寧がお題を出した秀女だと気づく。
3人は先に3週滑り終えた者が勝者となり、敗者に1つだけ要求できるという賭けをすることに。冰嬉で遊ぶ姿をそっと見ていた玉児と蘇瑪。静児とフリンを近づけようとしていた玉児は、遅れをとる静児を見てため息をつく。
賭けにフリンが負けそうになり、一緒にお供で来ていた男が宛寧の足元に小枝を投げる。それで転んでしまった宛寧。その衝撃で氷にひびが入り、助けようとしたフリンと一緒に2人は湖の中へ。小六子たちの「陛下が落ちたぞ」という人を呼ぶ声で、静児は林福が陛下だったと分かる。
「すべて私のせいです。陛下にご迷惑をおかけしました。罰を与えてください」とひざまずいて玉児に謝る静児。隣でひざまずいていた宛寧も「私も悪うございました」と言う。玉児はこの度のことは事故だと言い、追及しないことにする。しかし、今後、皇宮での冰嬉を禁じ、違反すれば厳罰に処すと話す。
陛下と冰嬉ができた静児に「蘇瑪殿を抱き込んだでしょう」と詰め寄る祥如。皇太后のお題にも答えられたと。「みんながあなたのようなバカじゃないのよ。陛下も誘いやしないわ」とかばう宛寧。カッとした祥如が宛寧の頬を叩き「何するの」と宛寧がやり返した時、廬殿が来る。宛寧が一方的に手を上げたと思う廬殿。祥如は「陛下に危険な遊びを勧めぬよう言ったら、余計なお世話だと文句を」と廬殿に嘘をつく。
他の秀女たちも祥如の味方をし、さらに祥如は「陛下を傷つけ、今度は乱暴なんて。こんな人皇太后が認めやしないわ」と言う。それを聞いた廬殿は、今から皇太后に判断を下していただくと言い出し、静児は「先に祥如が私を挑発したので、宛寧は許せず代わりに手を上げただけ。追及するなら私が皇太后から罰を受けます」と話す。困った廬殿は、単なる誤解だったということにする。
二人きりになり「皇太后の姪だとも知らず、祥如は愚かね」と言う宛寧。「なぜ私が姪だと?」と静児が聞くと、宛寧は皇太后との話を聞いてしまったと答える。隠すつもりはなかったが、他言はしない約束、黙っていてくれる?と言う静児。宛寧は「いいわよ」と言う。静児が「親友でいてね」と言うと宛寧はうなずく。そこにフリンために煎じた薬を静児の侍女が持って来る。
上等の人参と霊芝を煎じた薬だと知った宛寧は、侍医の薬との飲み合わせが悪くなると止める。そして厨房に持って行くと言い、薬を静児から受け取る宛寧。
静児を騙し、自分がフリンに薬を届けようと考えていた宛寧。卑怯だと思わないのかと自分に対して思うものの、どうせ静児の家には人参なんて山ほどある、少しはもらってもいいわよね、と考えることに。そんな宛寧の前にボゴルが。
「どこかで会ったよな」と言うボゴルに「人違いよ」と返す宛寧。しかし、耳に触れられた宛寧は、籠の中で触られた時と同じように「外道ね」と言ってしまう。「やっぱり君か」と指を差すボゴル。ボゴルは宛寧の父親が内大臣の鄂碩で、正室と側室が13人もいること、宛寧の母親は使用人で、屋敷では誰も宛寧を令嬢扱いしていないことを調べていた。
宛寧が持っていた煎じた薬が、上等な人参と霊芝だと分かり、宛寧が盗んだと思うボゴル。そして「心配するな、訴えやしない。口づけさせてくれたらな」と言う。とっさに皇太后が来たと見せかけ「皇太后、助けて」と宛寧は叫ぶ。慌てたボゴルは確かめもせず、腰を落として頭を下げ、その間に宛寧は逃げてしまう。
フリンは皇太后の命令で面会が禁じられたいた。フリンと会うことができない宛寧は、小六子に薬だけ渡して帰ろうする。しかし"親友でいてね"と言っていた静児の言葉が頭をよぎり、薬は静児が煎じたものだと小六子に正直に話す。心がこもった人参の薬だと伝えてくださいと。
フリンは静児が煎じた薬は飲もうとしないが、宛寧が持ってきたと知ると、早く温めるように言う。
玉児と会ったフリンは、静児の煎じた薬を飲んだと玉児に話す。皇太后の負担を軽減されるとは天下に誇れる嫁ですね、と褒める蘇瑪。「静児こそ皇后にふさわしいわね」と玉児も言う。しかし、今、冊封なんて早すぎるのでは?と言うフリン。「皇后は今年の秀女から必ず選ぶ予定よ。后妃の資格に足る者なら早く封じるに越したことはない。人生は長いのよ。ゆっくり情を深めればいい」と玉児はきつく言う。
「でも後宮に入れて意気投合しないと分かったら?実家にも帰せません。冷遇するのは私も嫌ですし、相手の人生を台無しにしてしまいます」言うフリン。「国のための婚姻でもあるのよ。なぜこの親心が分からない?」と玉児は声を荒げる。そこに摂政王(ドルゴン)が御書房で待っていると小六子がフリンを呼びに来る。
フリンが行ってしまい、陛下は逆らってばかりだと玉児は怒る。そんな玉児に「陛下は意中の方がいるのかと」と蘇瑪は言う。「あの宛寧ね」と返す玉児。しかし玉児は宛寧は身分も卑しく、こざかしい、反対だと蘇瑪に言う。「ですが、せめて妃なら陛下も満足なのでは?」と話す蘇瑪。玉児はフリンの性格が先帝とまったく同じで、愛する者しか眼中になく他は受け付けない、宛寧は静児に比べてずっとしたたがで後宮に迎えればきっと諍いが起こると言う。
江南一帯で暴動が絶えないため、八旗の派兵要請が来ていた。派兵しても手柄欲しさに良民を捕らえればさらに民は不満を抱いてしまう、帰順させ、農地を与えてはどうかとドルゴンに提案するフリン。誰にやらせるかも吟味しなくてはいけないと言われ、フリンは「ではボゴルを」と言う。朕の弟で親王、朝廷の誠意も示せると。兵も率いることになり、ボゴルに重責が担えるか聞くドルゴン。「朕に親政を敷かせたいのですよね」とフリンが言い、ドルゴンはフリンの言うとおりに行なうことにする。
フリンは后妃選抜のことでドルゴンに相談する。母上は静児を皇后に決めている、しかし、朕の好きな者は1人、1人とだけ添い遂げたいと。フリンは福晋が亡くなり独り身を貫いているドルゴンに「やはり他の人ではダメなので?」と聞く。返事に困ったドルゴンは、突然、咳き込み吐血をする。心配するフリン。この吐血は持病で、治らないとドルゴンは話す。そして「人生にはどうにもならぬことがある。心残りもな」と言うドルゴン。
夢の中で冰嬉をしながら逃げるフリンを追いかける宛寧。現れた皇后の椅子の後ろに立ち「来るんだ。皇后の座を与えよう」とフリンは言う。喜んだ宛寧は向かおうとするが、その前に花嫁衣装を着た静児が。「そこは私の席よ」と宛寧が言うと「私は陛下にでなく、あなたに嫁ぐの」と言う静児。次の瞬間、宛寧の着ていた衣装も花婿の衣装に変わる。宛寧は陛下の名を呼びながら目を覚ます。
宛寧が外に出ると、変な夢を見て眠れなくなったという静児がいた。「私も変な夢を見たわ。あなたが花嫁衣装を着て…兄に嫁いだの」と宛寧は話す。実は私も同じような夢を見たと言う静児。そして静児は「あなただけに教えてあげる。英俊様に出会ってから、毎日、彼を思ってる」と言う。忘れられない、目を閉じれば笑顔が思い浮かぶと。宛寧が気の迷いだと言うと、悲しそうに「分かってる。私は皇后になるため生まれてきた。陛下以外の人には嫁げない運命なのよ」と言う静児。
宛寧は「まるで自慢してるみたい」と言う。しかし静児は叔母上は皇后になったが、幸せそうな顔を一度も見たことがないと話す。帝王の一族に嫁ぐのは墓に入るのと同じだと。そして、もし飛べるなら紫禁城を出て英俊様を捜したい、陰から彼を見るだけでも満足だと静児は言う。
秀女たちの元に手紙や実家からの品が届くが、宛寧には何も届かない。静児に来た呉克善からの文には"陛下との仲は進展したか?吉報を待っている"と書かれていた。
伯父からの品を秀女たちに自慢する祥如。祥如は何も来ていない宛寧に「あなたにもあげる」と言うが、宛寧は「実家から、たくさん届いてる」と断わる。そんな宛寧に、使用人以下の扱いのくせに、と祥如は言う。手紙さえ届いていないと。
祥如は宛寧の母親が使用人だと調べていた。母娘ともに追い出され尼寺に逃げ込んだが、本人は尼寺が嫌いでひざまずいて家に置いてもらった、気の毒な母親は尼寺で餓死したと皆の前で話す祥如。そんな卑しい身で皇后になるつもりかと口々に言う秀女たち。怒った宛寧は、茶器に入っていた水を祥如にかけようとする。「やめて」と言い、祥如の前に立った静児。水は静児にかかってしまう。そこにまた廬殿が来る。「何をするのです?」と宛寧に言う廬殿に「服が汚れたので水をかけたのです」と静児は言い、宛寧を連れて出て行く。
外に出た静児は、彼女たちの挑発に乗ってはダメだと宛寧に言う。母を侮辱するからよ、私は令嬢よ、と必死で話す宛寧に「もちろん信じるわ」と言う静児。あなたは一番の親友だもの、と。宛寧は嬉しい。
玉児が選んだ秀女への贈り物のかんざしを見たフリンは、静児と宛寧の差が気に入らない。小六子は皇太后(玉児)が后妃を決めたそうだと話す。静児を皇后に就けるのは理解できるが、妃一人くらいは自分で選びたいと思うフリン。フリンは宛寧の名を性から改めて聞き、ボゴルの言っていた秀女だと気付く。
ボゴルを呼びつけたフリンは、勝ったほうが負けたほうから何でももらう賭けをしようと持ちかける。急に賭けだと言われ"まさか彼女が原因か?"と思うボゴル。
種目くらい選びたいとボゴルがいい、摔跤(伝統武術)で勝負をすることに。それに負けてしまったフリンは「3本勝負だ。規定は朕が決める」と言い出し、次は弓で競うことに。
フリンは弓の訓練をするが、なかなか的に当てられない。そんなフリンを教えていたドルゴンは、目隠しをするように言う。戸惑うフリンに、自らが目隠しをし矢を的に当てるドルゴン。ドルゴンは目隠しを外すと「陛下は筋もよく運もいい。だが、雑念が頭の中を占めていて手元が乱れるのだ」と話す。寝ている時も夢を見るのに、頭を真っ白にするなんて無理だと言い返すフリン。ドルゴンは「では最愛の者を思え」と言う。愛する者のためなら負けないと。
皇太后や摂政王がお小言を言っても陛下は耳を傾けなかったのに、今回だけは自ら修練している、宛寧が皇宮にいるのは陛下や清にとって有益のようだと玉児に話す蘇瑪。「急に宛寧の肩を持つとはどうしたの?」と言う玉児に「お嬢様も摂政王と結ばれませんでした。同じ思いをさせては気の毒でしょう」と蘇瑪は言う。
考えた玉児は、渡そうとしたかんざしを保管しておくように言う。
弓の勝負が始まり、2人とも2本の矢を的に当てる。最後の1本をボゴルが先に的に当て、追い詰められたフリンは目をつぶり"宛寧、そなたのために戦う"と思いながら矢を放つ。刺さっていたボゴルの矢を飛ばし、同じ所にフリンの矢が刺さる。2度目の勝負はフリンが勝つ。
3つめの勝負は、つり下げられた鞠を持ち帰った者を勝者とするというものだった。
フリンは木に吊るされた鞠を取り戻ろうとするが、その途中で足をくじいたというボゴルに助けを求められる。馬から降り手を貸そうとするフリン。しかし、その隙をつきボゴルはフリンから鞠を奪うと、フリンを突き飛ばし馬に乗って行ってしまう。フリンは追いかけるが、先に着いたのはボゴルだった。ボゴルが芝居をし奪ったと訴えるが、ドルゴンは鞠を持ち帰ったボゴルが勝者だと告げる。何があろうと鞠を失えば敗者となると。
約束だとして、ボゴルは秀女の董鄂宛寧を私に嫁がせて下さいと要求する。何でも応じる約束をしてしまったフリンは「分かった」と言うしかない。
嬉しそうにボゴルが行ってしまい「たかが秀女だ。それ以上にボゴルの性根が見えたのだ。負けはしたが価値がある」とフリンに話すドルゴン。「何も分かっていない」とフリンは言う。
ーつづくー
ボゴルが娜木鐘そっくり(0д0∥)
娜木鐘も助けを求めてホンタイジを刺そうとした事があったよね(;´д`)ノ
宛寧はどうなる!?と気になるけど、娜木鐘が許すかなぁ?
ドルゴンがあのアイテムを!!
しかも目隠ししててカッコよかったぁぁぁぁぁぁぁ(*´艸`*)
が、吐血してたよ…(;△;)
しかも治らないって…えぇぇ!?
とても心配。
フリンは宛寧が好きだけど、宛寧の気持ちはどうなのかな?
フリンに好意を抱いているというより、"皇后の座"に上り詰めたいって感じだったような?
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それに辮髪には白髪も交じり。。。
まるであちらの十三爺が重なってしまいます。
姐姐仰るように、
あのアイテムで目隠しした時、
目だけでなく、口元もステキでした
福臨くん、ちょっと我が侭、そして若いですね~
ラストのシーン、十四爺の台詞の意味に
気付くのはいつなのでしょう???
ホンタイジみたいに3.4年の命なの?
自分でも分かってる感じで、フリンを鍛えてるような…
あのアイテムーーーーーーーー目隠しでーーーー(#^.^#)
かっこいい~( ^ω^ )
スケート、凄く寒そうなのに寒そうに感じなかったな(≧∇≦)
もっと厚着しないと~手袋も!!
やっぱりユアルが怖いな~スマもユアル以上に鋭い…
宛寧はただただ皇后の座を欲しいだけで…
う~ん?納得いかないな~
ボゴル!!母親に似てるね!恐ろしいし
奪い取るって…(^_^;)
うささん、いつもありがとうございます。
いつもありがとうございます!
残り数話ですが、なんだか心配です。。。
第2話で、ユアルが王子に誓った言葉。
「偽りを言えば、夫に愛されず、子に背かれ・・・」というのが現実になりそうで。。
って、すでに半分は事実ですが・・
それにホンタイジが言っていた、フリンの「奇病」というのも気になります。
自分の死後、ユアルとドルゴンの好きにはさせたくなくて、3年の間に周到になにかを企んででいたのかもしれない??
なんだかホンタイジは株が下がったまま、退場してしまわれました。最初は寡黙なイケメンで、恰好良いな~と思ってたのに・・
今はドルゴン推しです!!
あのアイテム、きゅんきゅんです♪