中国歴史ドラマ「宮廷の泪・山河の恋」第15話 あらすじ

関雎宮。
海蘭珠に文が届く。それを読んだ海蘭珠は笑みを浮かべ"母さん、弟も私もホンタイジの信頼を得た。どうか阿古拉を見守って。首長となり敵を討てるように。賽琦雅たちに復讐するわ"と思う。


哲哲の茶会の席につく前、玉児は小玉児に「懐妊おめでとう」と言う。しかし、何も言わずに行ってしまう小玉児。悲しげな顔の玉児に、皆の態度など気にせぬことだと蘇瑪は励ます。「他人からどう見られようが私は平気よ。だけど小玉児まで私を避けてる」と言う玉児。それを聞いた蘇瑪の様子がおかしいことに気づき、玉児は「あなた、何か私に隠してない?」と聞く。「お嬢様と十四親王の噂を耳にしたとか」と答える蘇瑪。

後から来た海蘭珠が席に着く。顔色の悪い海蘭珠を哲哲が心配すると、来ていた福晋が「海福晋(海蘭珠)があんな目に遭ったし気をつけないと。玉福晋(玉児)が作るおしろいや口紅は怖くて使えないわね」と玉児に嫌味を言う。玉児の厚意だと怒る蘇瑪。そんな蘇瑪の頬を福晋が叩き、今度は玉児が「何をするの」と怒る。悪びれもせす「口答えするからよ」と言う福晋。玉児は持っていた手巾を福晋の口元に押し付ける。

「何のつもり?」と福晋が言い、玉児は「茶葉を拭いてあげただけよ」と返す。カッとする福晋に「茶葉がついていたのを拭いて悪いのですか?それにハンも淳福晋の仕業と言われた。蒸し返せばハンを疑うも同然です」と言う小玉児。玉児は小玉児がかばってくれて嬉しい。

茶会の帰り。小玉児を呼び止め、玉児は礼を言う。「誤解しないで。海蘭珠を見てると腹が立ってくるのよ。妹の夫を奪うなんて誰かさんと同じね」と言う小玉児。玉児は自分とドルゴンとは本当に何でもない、信じてほしいと話す。小玉児は「以前何があったかは知らないけど、彼の福晋は私なの。従姉上じゃない。他人に誤解されないようにして」と言うと行きそうに。そこにホンタイジが帰還されたと蘇瑪が知らせに来る。


帰還したホンタイジは、哲哲にリンダン・ハーンの大福晋に会ったことがあるか聞く。「ありますよ」と答える哲哲。父と兄に品を届けていた、後金から鞍替えするようにと勧めたのでしょうと。「我らとの同盟を察知しての行動だな」と言うホンタイジ。ホンタイジは大福晋の度胸には驚いたと、命を狙われたことを話す。


手紙を書いている玉児に話かける蘇瑪。母上が元気か兄上に手紙を書いていると玉児は話す。しかし呉克善は賽琦雅のいるホルチン部とは離れたオルドスにいた。蘇瑪は「本当は十四親王(ドルゴン)が心配なのでは?」と聞く。「ハンは戻られたけど、彼は残ったままだわ。不安なの」と返す玉児。蘇瑪が「心配するべき相手はハンですよ。ハン以上に十四親王が大切なのですか?」と言い、玉児は筆を強く置く。


馬に乗り、リンダン・ハーンの寡婦を捜していたドルゴンとドド。突然現れた大福晋を追いかけているうちに、大福晋と同じ格好をした者がもう1人現れる。分かれ道で大福晋と偽大福晋が分かれ、ドルゴンとドドも二手に分かれることに。

ドドが大福晋を追い詰めたかのように見えたが、隠れていた大福晋の仲間が矢を放ち、ドド以外の兵は殺されてしまう。そして捕われてしまうドド。

ドルゴンは追いかけていた相手が偽大福晋だったと分かり、ドドの元へと急ぐ。
兵の遺体を発見するドルゴン。大量の血のそばにはドドの刀が落ちていた。そして兵の遺体に刺さった矢には"十五親王(ドド)を返してほしければ、30里先の羊角溝に一人で来い"と書かれた文が。


ドルゴンは書かれていたとおり、1人で羊角溝へ向かう。出迎えたリンダン・ハーンの大福晋・娜木鐘は、ドルゴンを天幕へ連れて行くと誘惑しようとする。それを拒絶するドルゴン。娜木鐘は笑い、ドドを配下に連れて来させると、連れ去った場所にあった血はいのししの血だったと話す。
「あなたと敵対する気はない」と言う娜木鐘に「後金に投降すると?」とドルゴンは聞く。「いいえ、これは和議よ。私にはお宝がある」と娜木鐘はチンギス・ハーンが残した伝説の玉璽を見せる。そして和議を結ぶなら、あなたに私と一族の命を守ってほしい、自ら盛京へ護送して、と条件を出す娜木鐘。


夜。軍営に戻ったドルゴンはホンタイジへ書状を出す。
ドドは伝説の玉璽を手に入れれば天下を取れる、なぜホンタイジに渡す、とドルゴンに言う。この数年、誰が戦場で勝ち続けた、後金のために命を懸けてきたのは?と。私1人ではなく、お前や兄上たちにも功績があると返すドルゴン。それでも功績も人望もすべてホンタイジより…とドドは言い続けるようとする。それを「黙れ」と止めたドルゴンは「娜木鐘を受け入れるのは喜ばしいことだ。父上の志を遂げるまで、決して内輪もめなど許されん」と叱りつける。


ドルゴンからの書状を読んだホンタイジは「天は味方した」と言い、直ちにドルゴンに一族を護送させるよう命じる。


ホンタイジの軍営で「なぜドルゴンを頼ったのだ」と娜木鐘に言う阿古拉。娜木鐘は「人は長いものに巻かれるものよ。あなたより後金のほうが安心だわ」と言う。阿古拉は娜木鐘がホンタイジを襲ったと密告すると言うが「忘れないで、指示したのはあなただわ。私に襲わせて彼をかばえば信頼を得られるものね。私を売っても損するだけよ」と言う娜木鐘。

阿古拉は「君こそ忘れるな。君が寵愛争いに勝てたのも俺のおかげだぞ」と言う。燕婷と彼女の信頼する配下を酔わせ、私通の現場を作り上げた、そして天敵は排除され、君は再び寵愛と信頼を勝ち取り、福晋の元締めとなった、旧情を忘れたのならここで縁を切ると。娜木鐘は阿古拉に口づけし頬笑む。「ドルゴンの軍営で大胆すぎるぞ」と言う阿古拉。娜木鐘は「あなたが危険を犯してくれる。怖くないわ」と言う。


幕営から阿古拉が出て来るのを見るドルゴン。そのすぐ後から娜木鐘が出てきたのも目にする。


リンダン・ハーンの寡婦たちは、ドルゴンが約束を守ってくれるか疑っていた。一族全員の命と宝をドルゴンに託すことに不安を抱く寡婦たちは、娜木鐘に「もし期待を裏切ろうものなら、こちらも黙ってはいないわ」と言う。そのことを護送される馬車の中で思い返す娜木鐘。


道中、ドルゴンたちは野営をする。ドルゴンの天幕に来た娜木鐘は、再びドルゴンを誘惑しようとするが、ドルゴンは応じない。

ドドに大福晋の妹だという翡翠が声をかけてくる。姉上に捕らえられた"勇士"とドドをバカにしていた翡翠だったが、毒蛇にかまれ、毒を吸い出してくれたドドに好意を抱く。


遺族を護送したドルゴンたちが盛京に戻ってくる。出迎えたホンタイジに、娜木鐘は玉璽を献上する。
哲哲に誘われ、眺望を楽しんでいた玉児に気付くドルゴン。ドルゴンを見た玉児も頬笑む。そしてドルゴンの視線の先を追った娜木鐘も玉児の存在に気付く。

戻ってきた哲哲たちに「体調が悪く、ご一緒することができなくて」と謝る海蘭珠。福晋が「娜木鐘や女たちの姿を拝まずに済んだわ」と海蘭珠に言うと、別の福晋がため息をつきながら「投降した妻や女を娶るのが昔からの慣例よ。ハンはどうするのかしら」と言う。「覚悟しておけば悩む必要もない」と話す哲哲。そこに娜木鐘が来る。

哲哲に挨拶した娜木鐘は、海蘭珠を見ると「海蘭珠じゃない。数年前、ホルチン部で見た時は使用人だったわよね。たかが数年でハンの寵愛を得たわけ?」と言う。「人生は皮肉です。昨日、福晋でも、翌日は別の男に身を寄せる」と言う玉児。玉児が首長の令嬢だと知っている娜木鐘は「姉の海蘭珠のため何度もお母君に反抗したとか。美しい姉妹愛だわ、夫さえ分け合うなんてね」と言う。さらに一番感心するのは哲哲だと言う娜木鐘。同じく幸せを分け合い、寛大な心で接している、常に夫を立て理解を示しているとかと。


伝説の玉璽が後金のものになり喜ぶホンタイジ。アミンから娜木鐘や女たちをどうするか聞かれたホンタイジは、当然皆に与えると話す。先に選んでいいぞと言われたドルゴンとドドは共に遠慮する。ダイシャンは「まず我らの仁義を示し、投降した者たちの心をなだめるためにも1人後宮に迎えては?」とホンタイジに提案。ホンタイジも考えがあると言う。


ホンタイジは哲哲に「娜木鐘が玉璽と財宝を献上してきた。天からの恵だ。だがこの先、娜木鐘たちを治めるには手を打たねば」と相談する。「つまり娜木鐘を後宮に迎えるということですね。それが誠意を示すことかと」と言う哲哲。「やはり君は理解者だな」とホンタイジは言い、吉日を選んでほしいと哲哲に頼む。娜木鐘を側福晋に立てると。


ドルゴンが屋敷に戻ってきて嬉しい小玉児。身ごもっている小玉児をドルゴンは気遣う。
椅子に座り、小玉児の話を聞きながらうたた寝をするドルゴン。気付いた小玉児は外套をかけ、ドルゴンの頬に触れる。ドルゴンはその手を握り「玉児、君に会いたい。知ってるか?出征の度に君のことを思っているんだ」と寝言を言う。「ドルゴン、どちらの玉児なの?」と不安そうにつぶやく小玉児。


ーつづくー


やっぱり玉児と小玉児の関係がΣ(Ｔ▽Ｔ;)
でも、玉児をかばってくれたし…どうだろう?
小玉児は海蘭珠を見ていると腹が立つからだって言ってたけど。

翡翠がドドを好きになっちゃった?
また片思いになるなる人が増えるのかな!?(；△；)

娜木鐘もあまりいい感じがしない人だけど、この人が加わってまた複雑になりそうヾ(・ω・`;)ノ
海蘭珠に意地悪な言い方をしてたよね。
阿古拉の姉とは知らないの?知っててこんな言い方をしてるの?


いろいろ気になる事がいっぱい。
お茶会でもお話しましょうね～(*≧ω≦*)ノ"




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