19歳の純情(118話)

急いで病院に駆けつけたグッカ
すぐに病室へ向かいます
慌てまくるグッカだけど
病室にユヌの姿はありません
どこにもいないユヌにグッカはオロオロするばかり
そこに

やっと来たな

とユヌが病室に戻ってきます
でもグッカのところまでくると
急にお腹を押さえて痛がって…

室長、大丈夫ですか?
どこが悪いんですか?

ってまたまた慌ててグッカが聞くと
苦しそうなユヌが

時間がないそうだ

と言います
グッカは口を押さえて今にも泣きそうになりながら
どういうことですか?
と聞くと
ユヌは深く溜め息をつき
下を向いてしまいます
話してください
どういう事です?
とさらにグッカが聞くと
グッカの顔を見ながら
にっこり笑って

"退院まで"時間がないって

だってー
グッカはホッとしたと同時に
私をからかうのが
そんなに面白い?
と言ってユヌの胸をもうもうって感じで殴ります
ユヌは殴られても嬉しそう
いつの間にか泣き出したグッカを
ユヌが優しく抱きしめます
やめてください
とグッカは離れようとするけど
離さないんだユヌは
そして

うれしいクセに

って言う
こんなに心配させてひどいってグッカは泣きながら怒るけど
そんなに心配したのか?
ってユヌは本当に嬉しそう
入院したんですから同然だと言うグッカ
そんなグッカに
涙を流してたな
とまだ言うユヌ
そして
俺が好きなら
素直に言えばいいだろ
憎らしい奴だ
って
ようやくユヌを離して

このチッチッケ!

と言うグッカ
久しぶりにチッチッケって聞いたなぁ
人をだまして面白いですか?
と言ったかと思うと
ユヌのお腹をグーで殴っちゃった
それで痛がってベッドに倒れ込むユヌ
グッカは驚いて
真っ青です
しっかりしてとユヌを揺すりながら言うけど
ユヌは何も反応しないで目をつぶったまま…
しばらくしてユヌが目を開けると
グッカの顔を見て

"大丈夫です"

とグッカのマネで言います
驚かせてほんとに
ってまたグッカは怒るけど
ユヌは嬉しくて嬉しくて嬉しくてたまんないって
笑顔です


寝込んでるミョンへにグァンマンとユンジが謝りに来ます
だけど、ギャフンと言わせたい相手に
ギュフンとしたところを見られたミョンへは
どうしても許せません
おまけにグァンマンが酔って言ったことも
そんな感情を持っていたと怒ります
ユンジは酔って言っただけだとかばいますが
"酔って本音を吐く"と言うわ
と言います
グァンマンもそれは誤解で
反省していると言うけど………


どこが悪いのか聞くグッカに
医者はストレスだろうって
と言うユヌ
グッカはマジメな顔で
仕事が大変なんですね
と言うけど

お前から受けた
ストレスの方が大きいよ

とユヌは言います
そうだよね
こっちの方が断然大きいよね
そして医者が入ってきます
検査は異常なし
ストレス性の胃けいれんです
と言った後、グッカを見た医者は
恋人の看護があれば
すぐに回復するでしょう
と続けて言います
そんな医者に
笑いながら
こいつに注射を打ってください
と言い出すユヌ
何の注射か聞く医者に

わからずやで頑固で
困ってます
いい注射はありませんか?

だって
お医者さんも笑ってます


食事の時間になり
ユヌはグッカに食べさせてもらいます
手はケガしてないのに
食べさせてもらうなんて
とグッカが言うけど

力がなくて持てないんだ

と甘えたように言うユヌ
子供みたいで可愛い
そこにウギョンがお見舞いに来てくれます
病室にグッカがいるから
ウギョンはユヌに

顔色が良くなったな
そんなにうれしいか?

って、からかうように言います
とんでもない
小言ばかり言ってるよ
と言うけど、顔が笑ってるよユヌ
結婚式は2人でくるだろ?
とウギョンが聞きます
ユヌは
もちろんだ
と当然のように答えます


ボンナムさんとムング、プングが帰ってくると
家で出迎えてくれたのは
アサガオでした
驚く2人に
オックムとヘスクがケンカして
寝込んでいるので
私が食事の仕度をしました
と言います
ボンナムさんとムングは
慌てて自分の奥さんを心配して
家の中に入っていきます
残ったプングが

やりすぎじゃないか

と言うけど
アサガオは笑顔をふりまきながら

どうせ家族になるのに
水臭いですね

と言います
プングは

家族?

と驚きますが
知らんフリですか?と言ったかと思うと

あの夜…

と大声で言いそうになり
プングは急いでそれを止めます

どうすればいいんだ?と
自分の部屋に入るプング
その部屋の壁に
額に入った自分とアサガオの写真が飾られてて
さらに驚いちゃうのでした
追い打ちをかけるように
プングさん
ご飯をどうぞ
ってアサガオが呼びにに来ます


病院から帰るウギョンを見送るため
グッカは一緒に廊下を歩きます

医者がストレスのせいだって
ユヌを困らせるなよ

とウギョンが言います
グッカはちょっと困った顔になると

だけど会長や奥様は
別れたと思っています
それを思うと
気が気じゃありません

と言いますが
そんなグッカに

人の事は考えないで
ユヌだけを見てろよ
今度コンテンツを出展すだろ?
失敗したら今までの
苦労や努力が水の泡になる
ユヌと会長が和解する機会も
遠ざかってしまう
いまの10倍も100倍も
つらくなるだろう
会社やユヌにも打撃が大きい
そんな大切な仕事の前に
君のせいで
入院させていいのか?

って言ってくれます
君があいつをリラックスさせてあげなきゃって
そして
ユヌと自分のことだけを考えるんだ
とウギョンは言います


翌日
ユヌが目を覚ますと
グッカの姿がありません
あわててグッカに電話をすると
グッカは仕事をしていました
病人をほっといて
ひどいじゃないか
ってユヌは言います
それを大げさだと言い
用がないなら切ります
とグッカが言うと

待ってくれ

って焦っちゃうユヌ
その顔がまた可愛い
そして子供みたいに

食べたい物が

と言います
足はなんでもないんだから
自分で買い物にでも
とグッカは言うけど
ひどいな
ってただっ子みたいなユヌ
わかりましたって
グッカは嬉しそうに言います

ユヌがグッカに電話をすると
頼まれた買い物をいっぱい持ったグッカが
もう病院の前まで来ていました
病室では早く来ないかな～って感じで
ユヌがポケットに手を入れ待ってます
そこにコンコンって音がして
室長
と言うグッカの声が
あわててユヌはベッドに寝転びます
具合はどうですか?
と病室に入ってきたグッカが聞くと
胃が痛くて気絶しそうだ
って
うそうそ
そして買ってきた物を並べると
1つだけ包装されたふわふわした感触の物があります
開けてみると中からはぬいぐるみが出てきました
それを見てお前にそっくりだ
とユヌは言います
グッカは
仕事中に電話しないで
この人形と遊んでてください
って言います


ボンナムさんは結婚式でドングクが着るスーツを作るため
会社へ来ました
寸法を測った後
座りながらお茶を飲みます
そしてボンナムさんは
今日は採寸のためだけでなく
お願いがあって
会いにきました
と話始めます
それはグッカの事でした

息子さんに比べると
学歴もないし
財産もない
家庭環境も
悪い事は認めます
しかし
気持ちの優しい子なんです
私が70年の人生で出会った中で
一番暖かくて純真で
心がきれいな子です
この老いぼれの目を
信じてくれませんか?

と言ってくれます


ユンジョンの婚礼家具が
ホン家に運ばれてきます
家具と一緒に来たミュンへは
このボロ家に
最高級の婚礼家具なんて
とんだ笑いものね
猫に小判だわ
とつぶやきます

最高級の家具はいいけど
ものすごい数の家具…
ウギョンの部屋に入らないような…

そこに
これは何です?
と言いながらオックムが出てきます
笑顔で
婚礼家具です
とミョンへは言うけど
驚いてるオックムと
また一波乱ありそう



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