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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」第30話 あらすじ

2019年10月09日 21時19分07秒 | 扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~(中)

扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー   
軒轅旻(けんえんびん)…イーサン・ルアン  偽者の世子
斉震(せいしん)…リウ・イージュン  太淵国公
江楓(こうふう)…ガオ・ハンユー
宗越(そうえつ)…ライ・イー
長孫迥(ちょうそんけい)…ワン・ジンソン



「竜鱗甲の霊力」


皇太子になるのが、なぜ、あの者の子なの?と言っているのを聞いてしまった軒轅暁。軒轅旻に問い詰められ、軒轅暁は娘と一緒に逃げたことを思い出す。そして漣が徳王に殺害されたことも。軒轅暁が「長孫迦が殺したのよ」と叫ぶ。“叔母上、申し訳ない。しかし、あなたの知る秘密が私の知りたい真実なのだ”と思う軒轅旻。


斉震は自分の首に剣を当てている雲痕に「お前が6歳の頃、私は剣の振り方を教えた。この剣を使ってな。忘れたのか?まさか、その剣で私を殺すとは。剣にも後継ぎができたようだな。長い間、私と共に各地を巡り苦労しただろう。私はお前のことを実の息子だと思って見ていた。お前の心にまだ義父への情があるなら、一つ聞いてほしい。韻を大切にしてくれ」と話す。「安心してください。韻を苦しめません」と言う雲痕。

斉震は「けりをつけろ」と言って跪くと目を閉じる。宗越が「こいつの偽りの面構えをよく見ておけ。こいつは我々の両親をだました。義父なんかじゃない、一族の敵だ」と言う。「殺してやる。お前を殺す」と斉震に大声で叫ぶ雲痕。しかし振り上げた剣は地面を刺し、雲痕は泣きながら「私にはできない」と言う。「この国を見ろ。これから太淵の王位につくのはお前だ。お前の力で太淵の災難を乗り越えるんだ。こんな悪人1人も殺せずに、どうして王になれる?」と声を荒らげる宗越。

雲痕は「王位なんか要らない。あなたは兄だ。王位は兄が継ぐべき。この人を殺さないでくれ。私はずっとこの人に育てられた」と頼む。宗越は笑うと「生みの親より、育ての親ということか」と言う。「韻だっている。体の弱い韻がこのことを知れば、きっと生きてはいけない。韻を傷つけない約束だろ?」と言う雲痕。斉震は「そうだぞ。約束したことは守るべきだ。決着をつけろ。やれ。雲痕、早くやるんだ」と言う。

「黙れ!」と怒鳴った雲痕は、宗越に「分かっている。あの日、78人の命が奪われたこと。生きるために兄上が受けた苦しみも。私も軒轅姓だ。敵に代わり泣きつく理由はない。だが復讐の方法は殺害しかないのか?斉震を殺せば父親が生き返ると言うのか?どうだ?」と言う。この人は負けて一生の望みは消えたのだ、来世で私がこの人を牢獄に入れ毎日懺悔させる、それで十分じゃないか!と。

宗越は「お前は一時の情のもろさがもたらす代償を背負えるのか?もういい。実の弟を首切りにすることもできない。血というものは自分で流してこそ痛みを知れる。我々は兄弟だが、生きる道が異なるのだ。太淵の王座はお前に残す。お前が座りたくなければ誰かに譲ればいい。私が望むのは復讐することだけだ」と話す。「どこへ行く?」と聞く雲痕。宗越は「私の用は終わった。これからは恩に報いる」と答える。雲痕は「韻は?どうするんだ?」と言う。宗越は「愛情に溺れれば、いつか傷つけることになる。元気で」返し、その場を去って行く。


涙を流す扶揺の頬に触れ「あなたは私の娘じゃなかったのね。そうね?」と言う軒轅暁。初めて母の愛を感じさせてくれた軒轅暁に、扶揺は何も言うことができない。呟くように「私はここを離れて、漣を捜しに行くわ」と言いながら軒轅暁は行ってしまう。軒轅旻はつらそうに軒轅暁を見ながら「すまない」と言う。
「結局、あなたはあの人を放さなかった。すべての人を利用したのね」と言いながら歩き出した扶揺。ふらついていた扶揺は“一体、あなたは誰?なぜ太淵に来たの?”と思いながら倒れてしまう。


御麟台に意識のない扶揺と斉韻が寝かされる。「よく考えたのか?封印を解くことで扶揺の運命は変わる」と言う宗越。軒轅旻は「解かなくても生きられるのか?」と聞く。宗越が「難しいな」と答え、軒轅旻は「ではこれが運命だ」と言う。
扶揺の顔を見ながら「君と約束したことは必ずやり遂げる」と言う軒轅旻。

軒轅旻は「斉韻の命も助かるな?」と言う。宗越は「お前が双方の円満を望むなら、私は尽力する」と返す。
時がきて、宗越の力で斉韻の体にある竜鱗甲を使い扶揺の封印が解かれる。それを見ながら“扶揺、私が君の封印を解く。君が正しい道を歩むと信じて”と思う軒轅旻。斉震に人質にされた時についた首の傷や顔のあざが扶揺から消える。さらに軒轅旻は“私も一生、君と関わる運命になる”と思う。

封印が解かれた扶揺の顔を見つめ「苦しみを重ね、真の自分に戻れる。もう他人の肉体に生きるな」と軒轅旻が言う。「扶揺の表情は厳しい。今後も苦労するだろう。ここでのことは終えたが、これからは?」と言う宗越。軒轅旻は「ここを去る。本来の道を歩む」と答える。宗越が「扶揺は?」と聞く。軒轅旻は「運命を信じる。運命が定めればも、どんなに離れてもまた会える」と返す。宗越が「摂坤鈴はどうする?取るなら今がいい」と言う。摂坤鈴を見た後、扶揺の頬に触れ「元気でな」と扶揺に別れを告げる軒轅旻。

軒轅旻は成り行きを見ていた雲痕に「太淵はお前に任せた」と言う。宗越は「2刻後に目を覚ます」と話し、雲痕の肩をポンっとたたく。そして軒轅旻と宗越は御鱗台を後にする。


川の近くで目を覚ました扶揺。扶揺は軒轅旻から口づけされた感触が残っている唇に触れる。そんな中、扶揺を呼ぶ小七の声が。小七は乗っていた舟から降りると、扶揺の元に駆けてくる。
「あれ?なぜ顔が戻ったの?」と聞く小七。扶揺は目が覚めたら戻っていたと話す。しかし昨夜、どこにいたのか記憶にない。
「姿がなくて焦ったよ。でも偽者の王がここだと教えてくれて、おかげで無事に見つかった」と小七が言い「偽者?」と扶揺が聞き返す。

「ああ、偽者者の軒轅旻。昨夜は色んなことがあった。なんと国公府の雲痕が太淵の王になり、西平郡王の娘・高普若が王妃になった。偽者の王が高家に后位を約束したから西平郡王は斉震から寝返ったらしい。偽者の王は知恵を絞り、他人に天下を取らせるとは一体、何者なんだ?」と話す小七。扶揺は「そうよ。あの人は誰なの?」と呟く。小七は「これから俺たちはどうする?どこへ行く?」と聞く。ぼんやりしていた扶揺は「そうね、行く当てもない。それでも流れに任せれば、どこかにたどり着くでしょう」と言って2人は舟に乗る。

太淵国で起きた出来事が頭の中を巡る扶揺。扶揺は五色石がなくなり、玄霊真葉が首からかけられていることに気づく。
“1つは解けたが封印は後4つある。次の場で君を待つ。玄霊真葉が君を私に引き寄せてくれる”と思い交換した軒轅旻。
扶揺は「あんたのせいね!」と叫ぶ。今度会ったら痛い目に遭わせると。


扶揺と小七は舟を降り、夜の林を歩いていた。「近くに農家があれば何か食べられるかも」と言う扶揺。しかしお腹が空いていた小七が肉の匂いに気づく。扶揺は気のせいだと思うが、本当に近くで肉が焼かれていた。しかし人がどこにもいない。2人が不思議に思っていると、突然、2人の男が襲ってくる。
扶揺が1人を捕まえ、もう1人は逃げてしまう。

「旅費が足りなくて、それで…」と捕まえた男が言う。その男の衣に刺繍されていた紋章に気づき「烈王(戦北野)様の仲間なのかな?」と扶揺に言う小七。「こんなくずが、あの人の手下?」と言った扶揺は「戦北野は?」と男に聞く。男は「我々を率いて太淵を攻め、負けたあと皆とはぐれたので姿を見ていません」と答える。扶揺は「太淵で戦北野は見てないわ」とすぐに嘘を見破る。慌てて「私は烈王の手下でない」と言う男。天煞王戦南城の禁衛軍だと。

扶揺が「まさか…戦南城が装わせたの?斉震と太淵を攻めたのは戦南城。罪は戦北野になすりつけた」と言う。それは太淵を攻め斉震が勝てば戦南城にも恩恵が、負けたらすべて戦北野のせいにするということだった。

翌日。戦北野が五州中のお尋ね者になったと知った扶揺は、男を証人として天権へ連れて行くことを決める。


天権へ行く途中、疫病にかかった民が集められた場所で、扶揺は水をもらうことに。巧霊という娘に声をかけた扶揺は「ここにきて正解ね。近くの川は汚染されている。うちはお嬢様の仙術で水が飲めるわ」と言われる。さらに、お嬢様とは仏蓮聖女と呼ばれ五州の民の恩人と慕われていると話す巧霊。扶揺は「なぜこんな辺鄙なところまで、お嬢様は治療に来るの?」と聞く。巧霊は「お嬢様の考えです。皆、家で死にたくなくて天権皇宮に向かってましたが、皇宮へ疫病がうつるのを恐れ城門もくぐれず、皆を救おうとお嬢様が大枚をはたき先生を招いたので助けられるかと」と言う。そこに小七が駆けて来る。男が倒れたことを扶揺に知らせる小七。

仏蓮聖女は男が体の傷と疲労の蓄積で、疫病の毒にやられたようだと話す。「太淵からの道中で異常は感じなかったけど、この疫病はどこから?」と尋ねる扶揺。仏蓮聖女は「太淵から来たの?この疫病は太淵と隣り合う天権の郊外で発生したの。遠い郊外。太淵で争いが起き、死傷者が出て疫病も蔓延した」と言う。同じ道を来た私と小七は何ともないのに、と扶揺が聞くと「病の感染は人によって異なり、反応しない人もいれば、どんなに気をつけても感染する人もいる」と言う仏蓮聖女。

寝扶揺も世話を手伝おうとするが、危険な病だからあまり近づかないほうがいいと仏蓮聖女から言われてしまう。「あなただって普通の人間なのに、毎日こんなに多くの人を世話して怖くないの?」と言う扶揺。仏蓮聖女は「私はお釈迦様の前で、一生涯、善行をすると誓ったの。お釈迦様のご加護で今日の私がある」と言う。


扶揺が座っていると、持っていた銀子を全て病人にあげてきた小七が来る。小七は一文無しになることを心配するが、またためればいい、と言う扶揺。
小七は、皆ある葉を探しに天権皇宮へ行くらしい、疫病の毒に効く神の薬だって、と病人から聞いて来た話をする。そして、もう1つ思い出し「天権の皇太子が戻ってるから、天下は救われると」と言う小七。確か名前は長孫無極だったかな、と。


「無極皇太子が戻ったからには、朝廷内のことは皇太子に任せるべき。もちろん翊王が管轄する10万の警備も含みます」と言う雷元山。しかし段潼は「この10万人は大皇子についています。大皇子は真面目で何事も自分で行い、過ちは一度も起こしていない。兵権を譲れと大皇子に言うのは容易でない」と言う。雷元山は「無極皇太子は天下の優れた人材。上は穹蒼の力に守られ、下は五州の民の支持が。10年の学びを終え、一層、優秀に。皇太子に任せることに段殿は何か心配がおありで?」と聞く。

段潼は「皇太子は10年間、穹蒼で学んでおり、朝廷のことや五州の形成を詳しくは知らないだろう。才能があるとしても、すべてを譲ることはできない」と言う。徐々に権利を与え、ゆっくり兵を育てるべきだと。「大難の時に皇太子が戻り、非常にめでたいと言って城内の民は帰りを盛大に祝っています。10年前から皇太子は優秀で、今、民に歓迎されているのに何も任せないとは?」と言う雷元山。段潼は「大皇子に忠誠な補佐、民の間でも名をはせているぞ。このたび大皇子は南戍の悪人を討伐して手柄を立て凱旋したのだ。褒賞がないのはまだしも、権利を奪うとはどういうことだ?」と尋ねる。

2人が睨み合っているのを天権国の皇帝・長孫迥が見ていた。
誰もいない玉座に向かい跪いた段潼は「無極皇太子の帰りを民は待っております。民意に応え、出迎えの式典を行い民の心を落ち着かせましをう」と話す。雷元山も跪き「疫病の救援で今は財政に余裕がなく、何事も簡素に済ませたほうが民の心をつかめるのでは?」と言う。

すべてを無極に見せていた皇帝は「この数年でお前の兄の平戎は多くのことを行い、人の心をつかんだ。だが平戎の能力に信服したのかというと、それは定かではない。お前は昔のお前のままか?」と尋ねる。何も言わない無極に「長年の時が過ぎた。つなぎ留められなかった人の心を、お前が自分の力で少しずつ取り戻すんだ」と言う皇帝。無極は「はい」と答える。

皇帝が「お前に捜すよう頼んだ摂坤鈴はどうした?」と尋ねる。「お許しを。父上の望みどおり、天権へ持ち帰れず」と無極が答え、皇帝は「天下を左右する物と知りつつ、なぜ私を失望させる」と怒る。「摂坤鈴は天煞国の至宝で戦一族が所有しており…」と話そうとする無極。しかし皇帝から「私は奪いたいのだ」とさえぎられてしまう。無極が「できませぬ。皆が欲しがる至宝ならば父上が保管するのが最善ですが…」と言う。「皇帝に逆らったらどうなると?」と言う皇帝。無極が処罰を求めると、ため息をついた皇帝は「母上がお前のことを待ってる。下がれ」と言う。


清嵐殿。宮女が「陛下が新たに作ったものです。ぜひお味見をと」と皇后・元清旖に言う。「分かった」と言う元清旖。宮女が「皇太子が帰ると聞き、城内は祝賀の雰囲気で。民はまるで新年を祝うように喜んでおります。ついにお帰りですね」と話す。元清旖が「そのことは陛下もご存知で?」と聞く。「はい。そのため宮中の用意をしろと」答える宮女。元清旖は「ならば陛下の意に従いましょう」と言う。


扶揺が連れて来た男が亡くなる。
座っている扶揺の元に来た仏蓮聖女が「2人の関係を知らないけど、あの人が亡くなり、あなたはとてもつらそう」と言う。「悲しくなんかはない」と言った扶揺は、大切な友人が訳もなくぬれぎぬを着せられ、その大事な証人だったことを話す。証人を連れ天権皇宮に行き、皇帝に会って嫌疑を晴らしたかったと。それができなくなった扶揺は「仕方ないわ。とにかく皇帝に会いに行く」と言う。仏蓮聖女は「皇宮に行って、皇帝に謁見するつもりなの?」と聞く。「だめかしら?」と言う扶揺。


ーつづくー


扶揺はやっと1つ封印が解けて。
でも、まだまだ4つも解かないといけないのね。

今回は雲痕がかわいそうだったー。(;д;)
悪人とはいえ、育ててくれた斉震を殺せと言われたり(好きな人の父親でもあるしね)、やっと会えた兄と別れ、望んでもいない王させられたうえ、高普若を王妃として向かえなければならず(´Д`。)
やりきれないよね。
軒轅旻も仕方ないとはいえ、高家に后位を約束していたとは!!!(o´д`o)=3
あんな人を皇后になんて嫌ぁぁぁぁぁ。

そして戦北野がお尋ね者に(✽ ゚д゚ ✽)
あの男は本当に疫病で死んだのかな?
せっかくの証人だったのに…(;´д`)ノ

天権に来たので新しい人たちも登場。
天権の皇帝は皇帝らしく見えないような( ̄▼ ̄|||)
なんだか悪人ぽい感じの人。ぼそり



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