独孤伽羅(どっこから)…胡冰卿(フー・ビンチン) 独孤家の末娘
楊堅(ようけん)…張丹峰(チャン・ダンフォン)
独孤般若(どっこはんじゃく)…安以軒(アンアン) 独孤家の長女
宇文護(うぶんご)/太師…徐正溪(シュー・ジェンシー)
宇文邕(うぶんよう)/輔城(ほじょう)王…イン・ハオミン
控えの部屋に入った伽羅に、見損なったぞ、人の厚意を無にした、と扉越しに言って楊堅は行ってしまう。着替えが終わって部屋から出て来た伽羅は、怒りのあまり宇文邕とすれ違っても気づかない。
怒る楊堅を、若奥様の言い分も聞かねば、このまま避け続けるより解決を、と鄭栄はなだめる。しかし頭に血が登り、聞く耳を持たない楊堅。
憂さ晴らしに店で酒を飲んでいた楊堅は、毎日、奥方をいびり、法事にも出ない気で?、と給仕から言われてしまう。楊堅は独狐信の法事があることを初めて知る。
楊堅が人混みに紛れて法事の様子を見ていると、宇文邕が奇楠香を持って現れる。別名・伽羅(きゃら)と呼び、まだ伽羅様のことを…、という話を耳にする楊堅。
伽羅が倒れそうになり宇文邕が支える。しかし伽羅は人目を気にし、その手を払ってしまう。軽率だったことを宇文邕が謝り、昔とは違う、今後は私に近づかないで、と伽羅が言う。それでも、そなたには幸せになってほしい、楊堅は妻を顧みず冷たくあしらうと…、と言う宇文邕。そこに楊堅がたくさんの香を持って来る。
帰る宇文邕に、疑いを招く言動はお控えに、と楊堅が言う。宇文邕が去り、嫌がらせを?、と伽羅が聞く。楊堅は、婿の本文を果たしに来たのだ、と答える。伽羅は言い返そうとするが般若が来て言えなくなる。
妊婦の般若を座らせ、茶を出す伽羅。般若は曼陀が身ごもったことを伽羅に告げる。そして楊堅に曼陀を諦めさせようと、あえて伝えたと言う般若。身ごもった相手を思い続けないはず、楊堅と仲良くなさい、と。しかし伽羅は般若姉上が皇太子を産んだら私は離縁すると言う。般若は、後戻りはできない、楊家は独孤家の命綱よ、私と陛下の後ろ盾でもある、皇太子が生まれても大人になるまで数年かかる、楊家が頼り、ゆえに楊家との縁を切っては駄目、と話す。
分かった、と伽羅が言い、約束しなさい、紅香院でのような騒ぎは起こさないで、と言う般若。伽羅は、紅香院に乗り込んだのは楊堅のため、わざと事を荒だてて宇文護に警戒を緩めさせた、と説明する。私から離縁を申し出たのも曼陀姉上に未練を残す楊堅が気の毒だから、これから先、楊堅が愛する人と出会ったら自由にしてあげる、好きでもない相手と一生を共に過ごすなんてかわいそうよ、と。
それでも剣舞の衣装のことは怒り心頭で話し合う気はないと言う伽羅。般若は、誰しも寝起きを共にして分かり合えないと気づく、でも折り合いをつけて暮らして行くのよ、と話す。
楊堅は和尚を呼び止め、断ちがたき未練があるならどうすればよいか尋ねる。和尚は、いたずらに過去を追うより今を見つめなされ、と言う。
楊堅は、私は怒ると正気を失う、承知なら機嫌を直せ、法事を行うことも知らされず危うく対面を失うところだ、と伽羅に言う。そして、こたびは2人とも悪かった、琵琶の奏者には触れておらぬ、足がもつれてぶつかっただけだ、剣舞の衣装については冬曲から聞いた、と言う楊堅。
楊堅は人手を回してくれたおかげで驃騎大将軍の役所が開いたと礼を言う。
伽羅は曼陀の懐妊を知った楊堅に、悲しくてもやけ酒は控えて、梨花春を贈るから屋敷で飲んで、酔いつぶれても安心よ、と話す。
軍営。楊堅は的に矢が当たらない兵たちの職を解いてしまう。
太師の屋敷。命中せぬよう矢じりに細工が、と宇文護に報告する哥舒。宇文護が、我らの手先を追い出すためか?、と聞くと哥舒は、周到に入り込んだ敵を楊堅は見ぬけませぬ、あの者は紅香院での一件により情けない恐妻家だと笑われています、ゆえに己の威風を示しているのかと、職を解かれたのは多くが独狐信の配下で我らの手先は免れました、と答える。独狐信が最愛の娘を放蕩息子にくれるわけがないと思っている宇文護は、ならば楊堅の動向を見張らせよ、と言う。
さらに宇文護は慕容氏の動きを探るよう命じる。
狩りをしていた楊堅はうさぎを射止める。心から感服します、と言った者を右羽林率の伍長に任ずる楊堅。
馬を走らせた楊堅と鄭栄に、伍長や他の者たちはついてこれない。楊堅は、新任の伍長を見張る手はずは?、と鄭栄に聞く。鄭栄は、宇文護が接触してくるはずなので、ささいな動きにも目を光らせます、と言う。
追いついいた伍長が白狐を見つけるが逃してしまう。その白狐を追い、矢を放つ楊堅。
宇文邕が2本の矢が刺さった白狐を先に手に持つ。伽羅の襟巻きを作ろう、と宇文邕が何泉に話しているところに楊堅が。
この楊堅の妻を気にかけるな、その白狐は私が先に射た、と言いながら楊堅が宇文邕に近づく。狩りは早い者勝ちではない、獲物を得た者が勝つ、と言う宇文邕。楊堅が、ならば伽羅のことも諦めたらどうだ、と返し、ふと笑った宇文邕が、伽羅とは幼なじみだ、付き合いの長さが違う、と言う。
喪中の妻を置いて妓楼に行き狩りを楽しむ、そんな夫など要らぬ、と宇文邕が言い、2人は殴り合いのけんかになる。
白狐を持ち、死ぬまで伽羅は渡さぬ、と言って、その場を後にする楊堅。宇文邕は深手を負い、吐血する。
独孤家の屋敷。楊堅は家職に白狐を投げ、伽羅に帽子を作れと言う。そこに伽羅が来る。邕と殴り合ってけがをさせたの?と聞く伽羅。楊堅から宇文邕が深手を負ったと聞いた伽羅は、急いで見舞いに行こうとする。楊堅は止めるが、邕は陛下の弟よ、万が一何かあれば責を負えるの?、と伽羅は振り払って行ってしまう。
怒る楊堅に鄭栄が、輔城王は病弱で、昨年、死にかけました、もしも…、と話す。
楊堅たちが輔城王の屋敷へ向かうと、御医まで駆けつけていた。
御医から新鮮な熊の胆が必要だと言われ、御苑なら熊がいると、冬曲に行かせようとする伽羅。そこに来た楊堅が、同じ効用があり10年で2粒しか作れない楊家に伝わる秘薬・熊胆回心丸を御医に渡す。それを飲む宇文邕。
楊堅は、皇族一族を殴るのは大罪、陛下に罰を請う、と言う。宇文邕は、武芸の稽古だった、武術の劣るほうが深手を負うのは当然だ、と止める。
楊堅は、なぜ私が殴ったか考えたことは?、伽羅の前ではっきりさせておく、第一に白狐は私が射た、そして己の妻に言い寄る男を許す男などいない、ゆえに殴ったことは悔いておらぬ、と言って出て行く。
宇文邕はもう大丈夫だと御医から聞いた伽羅は、お大事に、と言うと立ち上がる。そんな伽羅の手をにぎる宇文邕。伽羅は、法要で私に言ってくれたわね、感動したわ、でも邕…宇文兄上、今までいろんなことが起こった、もう戻れない、と言うとその場を後にする。
自分のせいで殴り合ったと知り、伽羅は楊堅に謝る。楊堅が宇文邕のけががそれほど重傷だとは思わなかったと話し、信じるわ、あなたも私を信じてくれる?邕とはあなたと曼陀姉上みたいにもう過去のことよ、と言う伽羅。私たちは望まずして一緒になったけど、助け合い、いたわり合えば、互いを敬う夫婦になれるわ、と。楊堅は、ならば皇太子が生まれたら離縁すると言わないでくれ、と言う。もう言わないわ、と伽羅が言い、2人は共に屋敷へ戻る。
深夜。宇文邕の寝室に李娥姿(りがし)という名の侍女が入ってくる。衣を脱ぎ、寝床に忍び込む計画だった李娥姿。寸前で止めた宇文邕は、それが陛下と皇后の差し金だと見抜く。
陛下は後ろ盾を失えず、皇后は伽羅との仲を認めない。このままでは己を抑えられない日が来て、伽羅を壊し、己をも壊し、楊堅と陛下、国をも壊してしまうと思った思った宇文邕は、李娥姿を側室に迎える。
般若に李娥姿が挨拶にくる。その場には伽羅もいた。般若からの褒美を受け取り、下がる李娥姿。
伽羅と2人きりになると、般若は私と陛下が用意した女子だと伽羅に話す。これが皆のためだと納得はするが、涙が止まらない伽羅。そんな伽羅を般若が抱きしめる。
独孤家の屋敷。伽羅のことを心配し、落ち着かない楊堅。伽羅が帰ってくると急いで駆け寄り、あの話は誠か、と聞く。伽羅がうなずき、楊堅はそなたを待つと言ったのに?懲らしめてやると行きそうに。伽羅が、あなたが怒る必要はない、と言うと楊堅は、他に誰が怒ると?、と返す。伽羅は、怒っていない、ただ切ないだけ、と言う。
楊堅は梨花春を伽羅と一緒に飲む。
軍営。日がな琵琶を弾き、鳥の世話をする姿を見せつける楊堅。その場にいた者たちを下がらせると、鄭州の徐安陸からの文を鄭栄から受け取る。慕容氏は2万の大軍で城攻めを、という鄭栄。慕容氏が出撃するなら食糧を奪うため、しかし最近は飢饉もなく収穫の季節でもない、裏に何かある、と思った楊堅は、恐らく宇文護の仕業だと考える。
ーつづくー
法事で奇楠香を渡したり、白狐で伽羅の襟巻きを作ろうとした宇文邕は、やっぱりやり過ぎだったと思うヾ(・ω・`;)ノ
例え楊堅が伽羅を好きではなかったとしても、面子を潰されれば怒るのは当然だし。
ましてや、人の話ている噂まで聞いてしまったんだものね。
剣舞の衣装の件は、あっさり解決(≧▽≦)
お互いにこのまま夫婦でいることを決心したということでいいのかな?
きっと、またすぐケンカするんだろうけど(*´艸`*)
伽羅と楊堅が仲良くしていると、必ず冬曲と鄭栄が見守ってる。
でも、さすがに食べかけは渡しちゃいけないよね(๑>◡<๑)
李娥姿のどこらへんが伽羅に似ているのか分からなかった(;´д`)ノ
でも侍女の姿より、般若に挨拶に来た時の妃の姿の方が綺麗だったとは思う。
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法事のことも知らずに酒場にいたのですね。宇文邕が参拝してくれてて面目がたって心強いですね。
それを見かけて、楊賢はどこから?倍以上のお線香をあんなに早く準備できたのが不思議なんですが、対抗意識がみえみえで、おかしかったです。
だけど、あの白狐の取り合いで、あんなに手を出して、、うささんと違ってごめんなさい。
やっぱり宇文邕を心配しちゃいます。楊堅に、メッって!まあ、お薬をもってきたので、この件は帳消しにしてあげようかな。
だけど、だけど、お姉さん達の策は、最低!と思うけど、皇室なので仕方がないのかなあ?
宇文邕、、我慢ばっかり。