戯言備忘記録~A target of a licensed tax accountant~

日々思うことを気ままに書いてます。

会社のステージ

2006-09-14 20:44:15 | 仕事
会社や経営者が置かれているステージというのがある。

第1ステージ
資金繰りで苦しむ。
これはそのまんま、創業間もない頃というのはお金がないことが多い。
儲かっても儲かっても先行投資と納税でお金がなくなる。
儲かってない場合は、もうなんとかしてお金を作らないといけないので、
それはそれは金策に苦しむ。
それに大半の会社というのは金融機関からの借入金があり、その返済もある。
金策に苦しむと国金や銀行からなんとか借りたいと思う。
でも貸してくれないとか、そんな悩みを抱えている会社は多い。
これが第1ステージ。

第2ステージ
節税で頭を悩ます。
これは資金繰りの悩みから脱出することができた会社が次に直面する問題。
法人税の実行税率ってざっくり言うと、利益の40~45%。
これってとんでもない数字。一年間に1,200万円利益を上げたとしても、
500万円は法人税として吸い上げられる。
節税することも会社の利益を守るという、れっきとした会社防衛の一つ。
これもある意味で資金繰りで悩む第1ステージの会社と似ている状況なのかもしれない。
ただ節税に頭を使いすぎて、そこから先に進めない会社も多い。
極端な節税は会社を潰すことになるということが
わかっていない経営者が多いのも事実。
税金を納めない会社は絶対に大きくならない。
(コクドという会社は例外中の例外だけど・・・)

多くの会社は第1・第2ステージにいる。

第3ステージ
資金繰り・節税の悩みのステージから脱出した会社が
次に到達するのは上場するかしないかというステージ。
上場することによって、創業者は莫大な利益を得ることができる。
「上場して莫大な利益を獲得するか、上場せずに自由な経営を選ぶか?」
というところだろうか・・・・。
最初から上場を目指す人もいれば、単なる節税目的で法人作る場合もあるので、
ここまで到達する経営者というのは、ほとんどいないのが実情だとは思う。

第4ステージ
これは第3ステージで上場を選択し、莫大な利益を得た社長が直面する悩み。
それは資産運用。上場することによって、数億円から多い場合は100億円を超える
お金を獲得するので、使い道がなくなる。その資産をどう運用するかがこのステージにいる人たちの悩みだとか・・・・。

そんな人は僕の周りにいないので、どの程度の悩みなのかはわからない。
墓場に金は持っていけないけど、手元に置いて死に金にしておくのも意味がないし、
それは金持ちにとって大きな悩みになるんだろうなとは思える。


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2 コメント

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ステージとは別の話ですが (ぞん。)
2006-09-18 14:54:34
コピペで。



メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。

メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。

その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。



すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」

と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」

と言うと、

漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。



「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」

と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、

女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、

歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」



すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、

きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、

漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。

お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。

その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。

そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。

自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。

その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、

ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。

きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」



漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」

と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、

日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、

子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、

夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、

歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」



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ぞんさん (tetu)
2006-09-18 17:18:41
これまた面白いネタありがとうございます。

最終的なオチも皮肉な結果というかなんと言うか・・・。

何に価値を置くかで人生は違ってくるとは思いますが、

このコピペのネタは

将来、のんびりしたいから一所懸命働く、

一所懸命働かなくとものんびり生活できる。

最後は、結局、同じかよ!って感じですね(^^;。



最初と最後の違いは資産があるかないかくらいですね(@_@)。

面白いネタありがとございました。
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