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多喜二・百合子の資料 日本近代文学館に寄託

2024年06月20日 19時24分00秒 | 一言
共産党中央委
 日本共産党中央委員会は今月、中央委員会が管理運営している、宮本顕治氏遺族所有の小林多喜二、宮本百合子の資料を日本近代文学館(東京都目黒区)に寄託しました。

 プロレタリア作家の貴重な資料を確実に保護し、国民の財産として広く閲覧・活用できる条件を整える観点から、専門資料館である日本近代文学館に寄託を申し入れ、同館が受け入れました。

 多喜二関係の資料は計171点。「蟹工船」「不在地主」「工場細胞」などのノート稿、「党生活者」ゲラ、都(みやこ)新聞に連載した「新女性気質」切り抜き(著者の訂正書き込みあり)、書簡(「クラルテ」同人の斎藤次郎、「改造」編集者の佐藤績(いさお)、児童文学作家の村山籌子(かずこ)ら宛て)、「インタナショナル」「産業労働時報」など旧蔵雑誌、小樽高商の卒業アルバム、多喜二虐殺に抗議した「赤旗」1933年3月15日号と「無産青年」1933年3月13日号、手塚英孝作製「写真帳」などです。

 百合子関係の資料は計269点。「貧しき人々の群」「伸子」「播州平野」「風知草」「道標」の原稿のほか、出版社に送ったにもかかわらず検閲で発行不可能となった「刻々」、内務省の検閲で各行ごとに赤線が引かれて戻ってきた「その年」の原稿などです。急逝のため未完成のまま絶筆となった「『道標』を書き終えて」の原稿も。多数の評論や創作メモなども含め、戦前の習作から晩年の講演メモに至る、百合子の生涯と作品をたどることができる資料です。

 寄託した資料はすでに閲覧できます。詳しくは、日本近代文学館〒153―0041東京都目黒区駒場4の3の55☎03(3468)4181まで。


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