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『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

オヤニラミ

2005-09-14 | 淡 水 魚
<オヤニラミ Coreoperca kawamebari
今まで何回か潜っている時にオヤニラミを見つけたが、最大でも5cmまでである。ほとんどが幼魚。10cmを超えるような成魚はどこにいるのだろう?
もともと数が少ない事もあるだろうが、歳をとるごとに老獪になり人間などには見つからない場所に潜んでいるのであろう。
※一眼レフ50mmマクロ

四つ目

2005-09-11 | 淡 水 魚
<オヤニラミ Coreoperca kawamebari
カワメバルミズクリセイベイ、四つ目などと色々な名前を持つ。四つ目という点では、ブルーギルと似ている。
どこでも見られるといった魚ではないが、いる所ではある程度までこちらに興味を示して寄って来てくれるので、実に愛らしい。ただし、なかなか横を向いてくれないのが、写真を写す方としては困ったものである。
※一眼レフ50mmマクロ

カワメバル

2005-09-02 | 淡 水 魚
<オヤニラミ Coreoperca kawamebari
環境省のレッドデータブック(日本の絶滅のおそれのある野生生物)で『準絶滅危惧(NT)』に指定されています。生息する河川の府県では、自治体版のレッドデータブック(例:京都府)でも希少種として指定されています。
体型といい色といい淡水魚では無いような感じです。学名でもkawamebariとあるように、川にすむメバルという事です。
※一眼レフ50mmマクロ

白ドンコ

2005-09-01 | 淡 水 魚
<ドンコ Odontobutis obscura obscura
のドンコのすぐそばにいた白いドンコ。アルピノではないのにやたらに白い。
決して砂や泥をかぶっている訳ではないのに...
クロツラさんも言っていたが、魚類は体色や模様については個体差や地域差が激しいが、全く同じ水域にいてこれほど違うとは???
一般的に濁った水域にいる魚類は、済んだ所にいる同種に比べて色が白っぽいという傾向はあります。

やっぱり...

2005-08-31 | 淡 水 魚
<ドンコ Odontobutis obscura obscura
今まで何回かUPして、その度に「ギャング」だとか顔付きが「悪そー」とか言ってます。
う~ん...ドンチャンには申し訳ないのですが、やっぱりあくどい顔してますね~!アップにすればするほど...
しかし、被写体としてはかなり接近できるし、じっとしてくれているので最高のモデルです。

「壁に貼り付くの図」


※一眼レフ50mmマクロ


カワヨシっ子

2005-08-30 | 淡 水 魚
<カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus
カワヨシノボリの当歳魚(本年生まれ)。体長約2cm。
カジカ類やドンコに見つかったらひとたまりも無く「パクリ!」とやられてしまうでしょう。しかし、そうやって自然のバランスは保たれているのです。
それでも、ガンバレ『カワヨシっ子!』
※デジカメSマクロ

ブルーギル

2005-08-18 | 淡 水 魚
<ブルーギル Lepomis macrochirus
北米原産。1960年に移入されたのが最初で、現在では日本全国に分布しています。全長は約25cm。生息場所は、沿岸の水生植物帯。未成魚は、10数尾の群れをつくり、ほとんど動かずに水面 付近に浮かんでいます。浮遊動物、水生昆虫、エビ、水生植物を好んで食します。青い(blue) 班点がえら(gill) の所にあります。
近年、「環境教育・学習」という名の下に子供たちに自然の大切さや生き物を守る事を教える活動が実施されています。この事は大人への啓蒙にも繋がるし素晴らしい取組みだと思います。
しかし、こういった場の指導者やアドバイザー(学識経験者等)が平然と『駆除・撲滅』を口にし、実際にその活動を実施する(させる)事に非常に危機感を覚えます。「害を及ぼす、邪魔な、要らないモノは除け(殺せ)!」的な発想は...???です。守るべきもの(環境・生き物)の大切さを教えるのは勿論大切ですが、偏愛に走りすぎ、「それ以外のものは全て排除する!」というような考えは他の面でも飛躍しそうで怖いです。(飛躍し過ぎかも知れませんが、ついつい人間の争いや“戦争”までも考えてしまいます)
命の大切さ』を教える「環境教育・学習」であって欲しいものです。
※一眼レフ50mmマクロ

ブラックバス

2005-08-17 | 淡 水 魚
<オオクチバス Micropterus salmoides
北アメリカ南東部原産。1925年アメリカのオレゴン州より芦ノ湖へ移入された。その後、ほぼ日本全土に拡がった。春~初夏にオスが浅瀬ですり鉢状の産卵床をつくり、メスを誘いこんで産卵する。オスが卵や仔魚を守る。
非常に好奇心の旺盛な魚で、潜っていると向うからある一定の距離まで近付いてきてじっとこちらを観察している。いつも正面を向き合う格好となってしまうので、横を向いた全身の写真がなかなか撮影できない。琵琶湖にでも行ったら群れの写真が撮れるのであろうが...
今巷では日本の在来の淡水魚の最大の敵として、駆除や撲滅のターゲットとなっているが、勝手に連れて来られて、知らない水域に放されて、生き抜くために目の前にある餌を食べるのは自然界(人為的要素が絡んでいるから『自然ではない』のであろうが)では当たり前の話で、オオクチバスもまた人間に弄ばれた被害者である。
しかし、自然・在来種・希少種・多様性など生物に関して様々な観点から「自然環境保全」が論じられているが、河川改修・湖岸整備が進み、多くの堰で連続性が分断され、その影響で上流からの土砂や養分の供給の途絶え、水質の浄化機能も失った河川における自然って何なのだろう?でもこれらは、人間の生命や財産を守るために行われてきた治水・利水事業である...う~ん、難しい問題です。
でも、人間も在来魚も外来魚も命があるんだから、安易に「駆除・撲滅」などという言葉を使って欲しくない。
※ニコノスⅤ20mm

アラレガコ

2005-08-16 | 淡 水 魚
<カマキリ Cottus kazika
別名:アユカケ、福井県の九頭竜川では『アラレガコ』と呼ばれている。地元では『ガコ』の愛称で親しまれている。成魚は最大全長30cm程にもなり、太さもビール瓶くらいになるらしい。冬の名物料理の高級食材であるが、近年その数も減ってますます高値を呼んでいる。未だかつて味わったことが無いのが残念!
頭が異常に大きく、目つきが悪い。でも目を開いてなかったら、絶対見つけることは出来ないくらいに周りの風景と同化している。
『ガコ』君もいつまでも残っていて欲しい魚である。
※一眼レフ50mmマクロ

野鯉

2005-08-14 | 淡 水 魚
<コイ Cyprinus carpio
この鯉の大きさは50cm程度。
川の流れの緩い場所や淵で潜っていると、時々1m近くの巨鯉に出会うことがありますが、突然目の前に出現すると、心臓が止まるくらいにビビッてしまいます。何せ水中では物の大きさが1.5倍に見えてしまいますから。
でも考えたら鯉の方がこちらが驚く以上に驚いていると思います。普通自分たちより大きな生き物は川の中に存在しないのに、突然現れるのですから...

※ニコノスⅤ20mm

目高

2005-08-13 | 淡 水 魚
<メダカ Oryzias latipes
コイやフナとともに一昔前までは日本人に最もなじみのある魚であったのではないであろうか。一時期かなりその数や生息場所が減少したと言うことであるが、色々な保護や移植(この事には若干疑問が残るが...)の成果、また農薬使用の自粛や水質の改善とかで最近また少しは回復しているみたいである。
しかし、カダヤシやグッピーといった外来魚との競争という課題も残っている。
環境さえ整えばすぐ数が増やせる魚なので、これからもずっと大事に守って生きたい日本の川や池の生き物の象徴である。
チョットピントは甘いが、上にも一匹居る。(水面に移った影が!)
※一眼レフ50mmマクロ

モツゴNo.3

2005-08-12 | 淡 水 魚
<モツゴ Pseudorasbora parva   ヤリタナゴ Tnanakia lanceolata
中央がモツゴで、右に居るヤツと下の切れてるのがヤリタナゴです。モツゴの向こうでボケてるのは何だろう?記憶に無いけど、シマドジョウだったかなぁ?色からしたらアカザみたいだけど...
がっ、長いこと川で水中写真撮ったり観察したりしていますけど、水中でアカザを見た事が未だかつてありません。
アカザは小型のナマズの仲間で、ピンと張った8本のヒゲがあります。体の色は暗赤色から明るい赤褐色とさまざまです。背びれと胸びれのトゲは鋭くとがり、指などにささるとたいへん痛みます。水のきれいな川の上~中流域にすみ、石の下や間に潜んでいます。主に夜間活動し、石の間をぬうように泳ぎます。
「今度画像をアップしますね!」っていうか、画像持ってません!出会った事無いんだから...いつの日かきっと!!!
やっぱり夜行性の魚はなかなか出会えません。夜潜るのは怖いしね~。特に一人の時は絶対無理!昼間でも一人で山奥の渓流で潜るのは結構勇気がいるんですよ!
※一眼レフ50mmマクロ


食事中

2005-08-11 | 淡 水 魚
<モツゴ Pseudorasbora parva
泥の中の生物やケイソウを探して食べてます。
の投稿で書き忘れましたが、彼の目の後ろを見て下さい。白い小さなぶつぶつが分かるでしょうか?これが婚姻時期の♂に現れる『追星』です。カワムツやオイカワではもっと顕著に現れますが、タナゴ類、モロコ類などコイ科の魚に見られる特徴です。この時期盛んに♂は♀を追い掛け回すので、『追星』と呼ばれます。
仮にモテモテの♂がいて、♀が追い掛け回す場合、♀に、『追星』が出るのでしょうか?もしもそんな雌を見つけたら、『雄欲し』と命名しましょう。
モツゴの場合通常口の後ろに現れるのですが、では確認できません。
(いやいや、投稿後によ~く見ると、口の後ろにも若干出ています。と言う事での加筆でした。)
※一眼レフ50mmマクロ