天星人語

世間と空、そして(時々)海をぼんやり眺める毎日です。

戦中派不戦日記 おまけ

2005-12-18 11:59:18 | 戦中派不戦日記

 12月31日 ああ昭和二十年!凶悪な年なりき。言語同断、死中に活を拾い、生中に死に追われ、幾度か転々。或は生ける屍となり、或は又断腸の想いに男泣きに泣く。而も敗戦の実相は未だ展開し尽されしにあらず、更に来るべき年へ延びんとす。生きることの難しさよ! さりながら、我が途は定まれり。生命ある限りは、科学技術の普及と科学小説の振興に最後の努力を払わん。

 海野十三敗戦日記(中公文庫)

 近い将来、日本は自民党を主軸とした与党と唯一の野党たる共産党の構図になるのではないか。これがこの9月以降の観察である。これからも平和な生活がありがたい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戦中派不戦日記15(最終) | トップ | 宮沢賢治さん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

戦中派不戦日記」カテゴリの最新記事