天星人語

世間と空、そして(時々)海をぼんやり眺める毎日です。

自我を考える

2010-08-15 06:45:14 | 自我
 いろいろあるが、問題はこれではないのか。 . . . 本文を読む
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東電OL殺人事件

2010-03-13 03:47:57 | 自我
 2月20日、今朝は午前2時半に起きた。首に首巻を付けると暖かい。少しゆるめた。    さて、東電OL殺人事件(新潮文庫)である。541頁ある。作者は佐野眞一さん。通勤途上に読む本は多い。久々の衝撃作かと思う。    彼女は殺された日、会社休日の土曜日は、夜だけで4人の男を受け入れたかもしれない。昼間は五反田のホテトル「魔女っ子宅配便」に出勤していた。年収1千万の39歳 . . . 本文を読む
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夏樹静子さん

2010-03-12 05:10:26 | 自我
 名の縛りの実例を、この本で知ることになるとは。「腰痛放浪記 椅子が怖い」     先月のぎっくりがなければ、読まなかっただろう。最初、結末を知りたい気持ちを抑え、初めから読んだ。    3年に及ぶ、腰痛対応は、すごいの一言。あらゆる方法を実行している。有名作家だから、人脈広く経済的余裕もある。彼女は仕事中毒だ。同様に腰痛対策にも手抜きがない。    名の . . . 本文を読む
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自我の衝突と開放

2009-01-02 05:30:19 | 自我
核爆弾の爆発光景ではありません。    自我を薄くする訓練をすべきではないかと常日頃思っている。自我の暴走の極点は核戦争である。イスラエルのガザへの空爆による死者は400人を超えた。ハマスはイスラエルへのロケット弾攻撃を続けている。住民の絶対多数を占めないハマス幹部の自我。ハマスはイスラエルの抹殺を主張している。この戦争に大きな意味を見出さない多くの住民は迷惑をしている。自我と自我の . . . 本文を読む
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自我の壁を薄くすることはできるかもしれない

2008-06-29 06:18:24 | 自我
自宅上空のそら     自我に正面からぶつかった本がある。  私とは何者であるか。自我とは何かを説明するのはなかなか難しいいのですが、平たく言えば、「私とは何か」を自分自身に問う意識で、「自己意識」と言ってもいいでしょう。自我が肥大化すると、がんじがらめになって容易にそこから抜け出せないことがあります。その病理的な肥大化は、相当深刻なところまできていて、「うつ」や「ひきこもり」と . . . 本文を読む
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生物的秩序を自己形成する能力

2007-09-30 09:09:35 | 自我
無生物、生物問わず、すべての物体の根源は物質である。生物と無生物の間に、物質的な意味での根本的な相違は何ら存在せず、両者を分けるのは、ひたすら、それらの構成要素の自己組織化と秩序性(内臓秩序)の有無となる。 このように、生物と無生物を分かつ根源が生命であり、それは「物質を組織して意味を与えている力そのもの」であり「部分を統合して全体を組織する力」である。生命とは「物質を組織し、個体を形成し、種を . . . 本文を読む
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現代日本画の求道者

2007-09-17 08:13:27 | 自我
   高山辰雄さんが亡くなった。いかに生きるべきかを知りたいと願い、社会に約立つ絵を描きたいと言われていたそうである(見出し含め日経新聞)。    合掌。高山さんほどになると、絵が仕事という認識がない。絵を描くことが人生である。高山自我が絵を描かせている。    仕事を掘り下げることに集中をしたい。一日一生だ。今朝はきのう同様、風が少々強く曇り空だ。 . . . 本文を読む
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自我の衝突

2007-08-29 21:17:29 | 自我
   世界は自我の衝突現象に満ちている。    自我は、認められないと疎外感を抱く。自我は自我を追求する。場合によっては手段を選ばない。自爆テロといわれるものは、その最たる現象だ。    だが、宇宙そして地球の物理的な限界もある。自我の行き着く先は、核戦争と環境破壊による人類の破滅かもしれない。どうだろうか。 . . . 本文を読む
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この私の身体は誰のものか?

2006-10-11 16:33:22 | 自我
  だれのものでもない。世間一般が理解しているのは、以下の通り。  ① 自分の労働によって手に入れた無生物(誰のものでもないもの)は自分のものである。  ② 自分の労働と交換して手に入れた財は自分のものである。  ③ 他人との自由な取引(譲渡、交換、売買)によって得た財は自分のものである。  だが、人間以外は人間の所有物になれても、人間だけは誰かの所有物にはなれない。私の身 . . . 本文を読む
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クリステヴァ

2006-05-22 05:51:49 | 自我
 個人の自己は社会的関係に先立って存在するのだという(静態的)見方へと後退することではなく、象徴的なそのもの自体は、必然的な変化を被るときには、破壊されることはないのだということが保証される必要性を思い出させてくれるような、そういう個人の自己についての見方に回帰することである。    主著に「詩的言語の革命」がある。フランスの思想家・精神分析家である。実に様々な考え方がある。もっとも . . . 本文を読む
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癒されて生きる 柳澤桂子さん

2006-05-15 04:58:02 | 自我
 「癒されて生きる」(岩波現代文庫)に「自我の超越」という章がある。やはりこの自我というものがくせものである。      柳澤さんは書く。「人は、もはや自分のものを何らもたないというような境地に至るまでは、どこまでも自分を棄てる練習をしつづけなければならぬ」と。    また、「釈迦は、すべての存在を否定して、いっさいのものを相互の関係として捉えた。この世界は主客が一体となっていて実 . . . 本文を読む
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永遠のなかに生きる 柳澤桂子さん

2006-05-12 04:25:06 | 自我
 いのちとはなんでしょうか。広辞苑の第五版によりますと、いのちとは「生物の生きてゆく原動力」と定義されています。しかし、生きていく原動力とはなんでしょうか。これとおなじように、意識にも実体がありません。生命科学は生命現象の個々の過程を物質として分析し、物質の間に生じる作用として説明していますのに、その最終結果が「いのち」という実体のない非物質的なものであるというのはどういうことでしょうか。 & . . . 本文を読む
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水木しげるさん

2006-03-25 10:29:52 | 自我
 あなたの本を初めて読みました。「生まれたときから『妖怪』だった」(講談社)。            あなたの生き方には、理由は分からないが共鳴するものがある。水木さんは「食う・寝る・大便」が重要テーマだそうだ。 分かるような気がする。     天星は生きたいから生きている。好きなことだけをする。無理をしない。損得を考えない。ぼ~っとしている。何かを残そうとしない。あくせくしない。 . . . 本文を読む
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柳澤桂子さん

2006-03-24 19:02:13 | 自我
 あなたの本は何冊か読みました。    「今、私たちが地球に存在すること自体、奇跡的なことなんですね。ヒトの固体は精子と卵子が受精して発生する。精子は五億、卵子は四百万の中のたった一つが出会うのです。生命は、地球に生物が誕生してから四十億年も受け継がれ、その上、生物が大量絶滅する危機を何度もくぐり抜けてきたのですからね。なのに人間は自ら大量絶滅の危機を作り出している。いのちの犠牲は絶 . . . 本文を読む
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沈黙できない自己 そして世界

2006-03-11 15:27:48 | 自我
   ここ数年の世界経済は、米国が巨額の借金を続けながら世界からモノやサービスを買い続けて世界の成長を支える構図が続いてきた。(日本経済新聞 10日付け社説より)。    根本の理由はまだ誰も知らないのではなかろうか。    自己の欲望を満たしきれないお国の姿を見ているのではないか。新天地でこれまでよりは豊かな生活を送りたい移民者が多い。欲望という自我を満た . . . 本文を読む
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近況紹介

上場企業会社員です。 只今69歳。65歳と2か月で脳梗塞を発症、5か月間の入院を経て、6か月後に復職しました。 月に10日ほど仕事をしています。 仕事場は、自宅近くにあるサテライトオフイスです。 好きな言葉は、「着眼大局、着手小局」です。 モットーは、「実態は、現場・現物・現実・数字で確認する」です。なので、根拠は出来るだけ現物を示します。 原理原則は「観察(問題点を探る)・分析(その原因を探る)・判断(緊急と根本的な対策)」です。 読書・運動・公園散歩・旅・映画館での映画鑑賞時間を過ごすのが好きです。