サブロウ。

この間、父が会社の部下から　外産のクワガタ　を貰って来た。

暇があれば、UFOキャッチャーしている子で、「取る事」　が楽しいらしく、

景品そのものには興味はないらしい。

「クワガタ」もその景品の一つで、貰ったらしい。

私＠母は虫が大の苦手なので、ちょっと嫌だったが

ユウタは喜んだ。

ユウタ：「クワガタや～～！！　スゲーー！！」

生き物はこれまで飼った事がなかったので、それはすごい喜び様で、

ユウタ：「わ～ゼリー食べてるわ。　あ、ハサミ開いた。」

と、まぁはしゃぎまくり。

その後、近所の友達に見せびらかし。


お兄ちゃんのいる子は、かつてカブトムシを飼っていたことがあったので、

色々と教えてくれる。

友@Y：「フンは箸でつまんで出すねんで。　水を(霧吹きで)シュッシュッってすんねんで。」　etc・・・・。


それをそのまま私@母に教えてくれるユウタ。

ユウタ：「おかあさん、ゼリー買って！　もう少ないねん。」






嬉しいのはわかるよ。

でもさ、お母さんは聞いた事がないな～。




気がつけば、クワガタの入ってるケースにマジックで



サブロウのへや


と書いてある。




なんで「サブロウ」なん？



虫に名前つける子初めて見たわ。


乙女な男子だ。　

アツい。

昨夜、部屋に上がったはずのユウタが降りて来て、こう言った。

ユウタ：「・・・暑くて寝られへんねん。」


そう言うユウタの姿はお気に入りの自称「かっこいいパジャマ。」真冬仕様。


私@母：「・・・・窓も閉め切って、その恰好じゃそら厚いわ。

　　　　窓開けて、パジャマを半袖の涼しいのに着替えたら？」

ユウタ：「だって、窓開けたら寒くなるもん・・・。」

　
以前、窓を開けたまま朝まで寝てしまい、しばらくしていなかったおねしょをしてしまったのだ。

それを警戒しての体を冷やさない対策として、「冬用パジャマ」＆「窓閉め切る」

だったんだが・・・。→極端やねん。


私@母：「じゃぁ、お母さんが寝る時に窓閉めてあげるから。

　　　　それなら良いやろ？」

ユウタ：「わかった。　おやすみなさぁ～～い。」


それから窓を思いっきり開ける音がして、静かになった。
どうやら眠れたらしい。


で、夜中の1時頃就寝しようと部屋へ上がった時、窓閉める為ユウタの部屋へ行った。


部屋に入るなり軽くオドロキ。

窓が網戸も無く全開状態。！！！

ユウタは夏用のパジャマだが、前ボタンは全開で上半身さらけ出し、

大の字で寝てる・・・・。




何をやってんねん。


とりあえず、窓を閉め、ユウタに布団をかぶせその日は寝た。

そして、今日。

ユウタ：「おはようございま～す。」

私@母：「おはよう。昨日、網戸もせんと窓開けたやろ。あんなんしたら虫入って来るで。

　　　　今度から網戸は閉めときや。」

ユウタ：「虫は来たと思う。だって、かゆいもん。」


とユウタの体を見ると、顔に４ヶ所、耳２ヶ所、首の後ろ３ヶ所、肩に２ヶ所、

お腹と胸に２ヶ所etc・・・・。蚊に刺されまくっている。


私@母：「・・・・・やっぱりな。　

　　　　ただでさえ蚊に刺されやすいのに・・・。」　


ユウタ：「かゆい～～」

かゆみ止めを塗っても、収まらず辛そうだ。

今日寝る時は超・警戒してこう言った。

ユウタ：「網戸してたら大丈夫やんな？？？」

と何度も聞いてきた。

これまで何度も網戸を開けたまま、ベランダへ出入りしていたので、

これでこのクセ直るかな？


よぉ～～～っく覚えとけよ～。

入賞。

この間、習字からユウタがホクホク顔で帰って来た。　何かもったいつけてる。


・・・・？

ユウタ：「えへへ～～。　あのな、今日賞状とトロフィー貰ってん。　ちっちゃいねんけど。」

私@母：「トロフィー？　あ！　展示会の時のか！

　　　　お～～入賞やん！　おめでと！」


ユウタ：「でもな、これはちっちゃいけど、もっとでっかいの貰ってた人もおったで。」

私@母：「でもよかったやん！　これか？清書したやつ。　見せて見せて！！」

ユウタ：「え～～～。でもぉ～～。(と後ろに隠してもったいつける)」


それがこの写真。



これは2年生の時に清書したやつだが、なかなかどうして上手いやん。
→親バカ？


新しい物好きのユウタは当然、トロフィーを持ち歩く。

頭に乗せたり、しげしげと眺めたり、持ち上げて見上げてみたり・・・。






あきない子。



ちなみに裏事情を話すと、実際は「参加賞」的な意味合いだ。

だって、展示会申し込む時に「参加費」として５００円払ったんやから。



でも、これでちょっと自信ついてやる気がでるなら安いもんだ。

シャワー。

昨夜、ユウタがシャワーの蛇口を壊した。

ユウタ：「おかぁさ～ん。シャワーが出なくなった～。」

へ？なんで？


お風呂に入るのは、時間的な都合もあって、普段は一人で入れさせている。

3年生だから当たり前っちゃぁ当たり前なんだが、

「一人風呂」は幼稚園の時からさせている。

時々　「さみしい」　と言って、一緒に入るようにおねだりする時もあったが、

最近では無くなった。

その代り、お風呂で「遊ぶ」という事を覚えた。

お決まりは湯船で暴れたり、浴室中水浸しにしたり　　　と。

その内何かを壊すのではないか・・・と思っていたので、

再三注意はしていたのだが・・・・・。


そういえば、どんっって大きな音がしたな。



蛇口を回してみる。


軽い。　ゆるゆる。

で、シャワーからはちびちびと水が漏れるだけ。

一体何が起きたんや～？

反対側に回してみる。

カランは無事なようで、ちゃんと出る。


どうやら、シャワー側へ勢いよく回し過ぎてしまったらしい。

父曰く。

父：「こんな壊れ方あり得へん。　ふつうは兆候があるはずやねん。

　　　水の出が悪いとか、漏れるとか。

　　　そんなん全くなかったのに、ほら、ここの弁が折れてるやろ。」

と、分解した物を私に見せながら説明してくれた。





・・・・・切替弁の樹脂でできている所が欠けている・・・・。

部品を取り換えないと直らず、当分はシャワー無しでお風呂に入らなければ。



私達がやりとりしている間、ユウタは終始バツの悪い顔で、

ユウタ：「・・・・ごめんなさい。」

と言い。




これに懲りて、「お風呂遊び」は収まるだろうか・・・・・。