東京電力の福島第一原子力発電所の2号機で、1日に採取した格納容器内部の気体から、燃料のウランが核分裂した時に出来る放射性物質のキセノンを検出。
原子炉の圧力や温度等に大きな変動は無いが、東電は最近、核分裂反応が連続する臨界が一時的に起きた可能性があると見て、監視を続けるとしている。
福島第一原発2号機では、先月28日から格納容器の中の気体を吸い出しフィルターを通して放射性物質を取り除く装置の運転を始めており、この装置の出口付近で放射性物質の種類や濃度を測定して分析している。
その結果、1日に採取した気体から、燃料のウラン235が核分裂した時に出来る放射性物質のキセノン133が1立方センチメートル当たり100万分の14ベクレル、キセノン135が1立方センチメートル当たり100万分の12ベクレル検出された事を明らかにした。
キセノン133は、放射性物質の量が半分になる半減期が5日、キセノン135は、半減期が9時間と何れも短い為、東電は最近、核分裂反応が起き、臨界が一時的に継続した可能性があると見ている。
東電は2日午前3時前から、1時間に渡って原子炉に核分裂反応を抑えるホウ酸水を注入すると共に、今後もキセノンの検出が継続するかどうか監視を続ける事にしている。
事故の収束に向けた作業への影響に付いて、東電は「2号機の原子炉の冷却が進んでいる状況に変化は無く、冷温停止状態の達成に大きな影響は無いと見ているが、1号機と3号機に付いても状況を確認する必要があり、原子力安全保安院とよく議論したい」とコメント。
隠蔽企業の東電が、一時的にとは言え臨界を認めた事は、この他にも何か重要な事が起きているのかも知れず、この問題を注視し、続報を待ちたい所だな。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】
原子炉の圧力や温度等に大きな変動は無いが、東電は最近、核分裂反応が連続する臨界が一時的に起きた可能性があると見て、監視を続けるとしている。
福島第一原発2号機では、先月28日から格納容器の中の気体を吸い出しフィルターを通して放射性物質を取り除く装置の運転を始めており、この装置の出口付近で放射性物質の種類や濃度を測定して分析している。
その結果、1日に採取した気体から、燃料のウラン235が核分裂した時に出来る放射性物質のキセノン133が1立方センチメートル当たり100万分の14ベクレル、キセノン135が1立方センチメートル当たり100万分の12ベクレル検出された事を明らかにした。
キセノン133は、放射性物質の量が半分になる半減期が5日、キセノン135は、半減期が9時間と何れも短い為、東電は最近、核分裂反応が起き、臨界が一時的に継続した可能性があると見ている。
東電は2日午前3時前から、1時間に渡って原子炉に核分裂反応を抑えるホウ酸水を注入すると共に、今後もキセノンの検出が継続するかどうか監視を続ける事にしている。
事故の収束に向けた作業への影響に付いて、東電は「2号機の原子炉の冷却が進んでいる状況に変化は無く、冷温停止状態の達成に大きな影響は無いと見ているが、1号機と3号機に付いても状況を確認する必要があり、原子力安全保安院とよく議論したい」とコメント。
隠蔽企業の東電が、一時的にとは言え臨界を認めた事は、この他にも何か重要な事が起きているのかも知れず、この問題を注視し、続報を待ちたい所だな。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】