9月の文学フリマ大阪まで2ヶ月を切った。
印刷発注のことも考えると、あと1月くらいで書き上げる必要がある。
ここ数日、少し軌道に乗ってきて、ようやく30枚まで書いたが、まだ先は長い。
できれば100枚まではと思っているが、この先ストーリーがどのように展開していくのか、作者のぼくでさえよくわからない。
もう読み返しては手を加えるのはほどほどにして、少しはちゃめちゃになってもいいから後ろを見ずに前に進んでいこうと思いつつ、つい振り返ってしまう。
つい最近ある人のブログを見ていたら、リシュパンという作家の短編集の紹介があって、個々の作品のあらすじが書かれていたが、面白かった。
リシュパンという作家は知らなかったが、シャンソンのヒット曲「私の心はバイオリン」の作詞者でもあったらしい。
紹介されてた作品の一部を抜粋すると、
元大学教授が、アッシリアの魔術の研究に没頭し、精神異常とみなされて退職させられる。
醜男で愚鈍で薮医者と言われていた男が、親の莫大な遺産を受け継ぎ、医者を辞めて地方いちばんの美女と結婚。
夫人の浮気相手を撲殺した夫が半年後夫人に毒殺される。
などなどで、みんなまだ話の展開があるのだが、よくもこうした奇想天外なストーリーを思いつくものだと感心させられた。
これに比べると自分の書いているものなど、いかにも平凡だ。
ちょっと反省しつつも、なかなかすぐには変わらない。