書斎の周辺

本を読んだり、書いたり、夢中になったり、飽きてしまったりの日々

早見和真「小説王」

2019年04月26日 | 



 早見和真の「小説王」という作品を読んだ。
 知らない作家だったが、タイトルや帯の紹介文が面白いので買ってみたのだ。

 早見和真という作家は、デビュー作が漫画化、映画化され、日本推理作家協会賞受賞の実績もあるらしい。
 経歴を読むと、この作品は筆者の経験をデフォルメしながらつくりあげられたようにも見えるが、なにが小説王なのかよくわからなかった。

 話は、不景気な出版市場で頑張る、幼なじみの編集者と作家の格闘劇のようなもので、恋愛や家族愛を交えながら話は進んでいく。
 読者の反応は上々で、テレビでドラマ化もされるらしい。

 いかにも漫画チックで、さほどの秀作とも思えないが、こうした話の展開、文章表現がいまどきの若者には受けるのだろうか。
 読みながら先が見えてきて、少しかったるくなってきて、最後あたりは斜め読みし、一日で読了した。

書店巡り

2019年04月25日 | 

 有栖川有栖氏の編集した「大阪ラビリンス」という、大阪にまつわる短編小説集があると知って、書店で探してみたがなかった。
 5年前に発行されたばかりというのに、ネットで探しても中古品しかなかったから絶版ということなのだろう。

 勤めていたときは、昼休み、もしくは仕事帰りに、少なくとも一日一回は書店に立ち寄っていた。
 この本もその頃新刊書コーナーに平積みされていたなら、たぶん「大阪」という言葉に反応して、手にとり、買っていただろう。
 
 しかし会社を辞めてから、書店に行く回数はめっきり減ってきた。
 5年前といえば、八ヶ岳南麓に移り住んでいた頃で、家の周辺には書店などなく、必然的に購入する本の数も少なくなっていた頃だ。
 月一回、日本酒の会に参加するため甲府に行き、そのたびに書店に立ち寄っていたが、その程度の頻度だったからたぶん見落としてしまったのだろう。
 
 3年前、大阪に戻ってきて、少しは書店に行く回数も増えてきたが、ぼくにとって関心ある本は、どちらかといえばマイナーで、書店でもあまり目立たない。
 つい見逃してしまうことも少なくない。
 それでも、書店に行けば思いがけない出会いがある。
 と信じて、街に出るたびに書店巡りをしている。


普段と異なる環境~ようやく解決

2019年04月24日 | パソコン
 narkejpさんからコメントもらったのを機に、もういちど最初に帰ったつもりで考えてみた。
 すると、ようやく解決した。

 問題は FireFox の設定にあった。
 ぼくは元来、履歴や Cookieなどは残さないようにしていた。
 それで困るようなことはなかった。
 契約しているHPに、暗証番号を入れなくても簡単に侵入できるのも無防備ではないか。
 だれにそうされるわけでもないし、されたからといって特に困ることもないが、たまに子供が触るようなこともあった時代からそう習慣づいているのだ。

 これまでgoo以外で困ったことはない。
 で、7から10に移行したあとも、FireFoxでは「FireFoxを閉じたあとはCookieとサイトデータを削除する」をオンにしていた。
 これが原因ではないかと、そのチェックを外してみたがだめだった。

 前回はそうした状況下にあったのだが、何か見落としはないかともういちど丁寧にチェックしていたら、あった。
 「FireFoxの終了時に履歴を消去する」という項があって、それにチェックをつけていたが、その詳細設定のところに履歴の内訳があって、なんとそのひとつにCookieがあった。
 それをチェックから外すと、注意メールは来なくなった。

 Cookieは履歴なのか。釈然としない。
「FireFoxを閉じたあとはCookieとサイトデータを削除する」を外したのに、何の意味もないではないか。

 ともかく解決はしたが、ずいぶん時間を取られた。

普段と異なる環境とは?

2019年04月21日 | パソコン

 最近、gooにログインするたびに「普段と異なる環境からgooIDへのログインがありました。」というメールが送られてくる。
 これが実にうざい。
 普段というのがどういうケースを指すのかまったくわからない。
 毎回同じ手法でログインしていれば、それ普段ということになるんじゃないかななどと勝手に考えていたが、そうでもないらしい。
 いちどアドバイスに従って暗証番号を変えてみたが、やはりだめ。
 まったくお手上げ状態だ。

 いつからこのようになったのかと振り返ってみると、どうも7から10に移行してからのような気がする。
 とはいっても、ノートではこのような事象は生じていない。

 他者の進入を防止するためかもしれないが、こうしたメールが届くだけで、ログインはちゃんとできているから、こんなメッセージは何の役にも立たないのではないか。
 また、たとえ悪意を持って進入されたとしても、せいぜいブログに手を加えられる程度で、たいした被害にはなりそうもない。
 こんなチェック機能は本当に必要なのだろうか。
 どうしても必要ということなら、ユーザーにもっとわかりやすい説明をして欲しいものだ。
 調べてみたら、同じような質問がネット上で散見されるし、なかなか解決に至っていないようなのだ。

佐川急便を名乗る偽メール

2019年04月19日 | パソコン

お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。
配送物は下記よりご確認ください。
https://*******

こんなメールが突然スマホに送られてきた。
普段ならすぐにおかしいと思うのだが、Amazonに品を注文していて、発送したというメールを昨日受信していたので、てっきりそのことかと思ってしまった。

しかし考えてみれば、宅配の不在通知がメールで来ることなどあるはずがない。
それにその時間帯には家にいたから留守なわけはない。
おまけに、ぼくはAmazonにはスマホのメルアドなど登録していない。

冷静に考えればすぐに偽メールとわかるのだが、深く考えずに、指定されたHPアドレスに指を伸ばしてしまった。

危機一髪だった。
そのアドレスを見て、おかしいと直感的に思って手を止めた。
そして上記のような疑問がつぎつぎと頭に浮かんできて、すぐにそのメールを削除したが、危ないところだった。

微妙なところだったので、キーを押した可能性もあるかと思ったが、いまのところスマホになんの兆候も現れないので、どうにかセーフだろう。

こうした佐川を名乗る偽メールは最近頻繁にあって、フィッシング被害に遭っている人もいるらしい。 

たとえHPを見ても、そこからフィッシング用のアプリをインストールすることさえしなければ被害に遭うことはないだろうが、そうしたアプリのインストールをシャットアウトするにはどうしたらいいのか。

少し調べてみたが、Android8 から設定が複雑になっていて、よくわからない。
初期設定では提供元不明のアプリはインストールできないようになっているようだ。
これに手を加えたことはないので、だいじょうぶだろう。

それにしても、最近の詐欺は実に巧妙だ。