
文学フリマ大阪は散々だった。
これまでも最高で10部の売上げしかないので、期待はしてないのだが、今回は売上げ4部と最低の記録を更新してしまった。
堺で開催されてたときは近所の住人も通りがかりに立ち寄っていた。そんな中で中高年の人がぼくの前に立ち止まって手に取ってみて、そのうちの何人かが買ってくれていた。
場所が大阪の中心に移ってから、客層が少し変わってきた。
中高年の姿が減ってきたのだ。
大半が20ー30代の若者なので、ぼくのような爺むさい奴の作った本など興味がなく、完全にパスだ。
というか、多くの来客は出店者の友人知人で、会場に来てものんびり見て回るのではなく、行き先が決まってきて、他には目もくれず目的の場所に向かうのだ。
そんな人をどうにか引き止めるようと、声を掛けたり、サービス品を配ったり、派手な装飾をしたりと、みんな頑張っているが、そんなことを何一つしてないぼくのところに立ち止まって、手に取ってみてくれた人は、購入してくれた人以外、ほんの2ー3人だった。
過去には3時過ぎあたりから売れ始めたこともあったが、疲れてその頃には退散してしまった。