光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立科学博物館 「元素の不思議」#15 第6周期の元素

2012年10月24日 | 自然科学

第6周期の元素に入ります。

レアアースとレアメタルが並んでいます。

 

最初に、レアアースとレアメタルが並べられた展示ケースを。  細長いので三つに分けて撮っています。

 

 

 

それでは原子番号55番のセシウムから。   リチウムやナトリウム、カリウムと同じアルカリ金属。

原発事故でなにかと話題になるセシウム137は放射性同位体で、半減期が30年の厄介なもの。

 

また、他のアルカリ金属と同様、水と激しく反応するので、金属セシウムは消防法上の危険物に指定されている。

 

ここで、セシウムではありませんが、同じアルカリ金属のカリウムが水と反応して燃える様子を、会場でビデオ放映していましたので、それを撮影しています。

 

 

激しく燃えて動いていました。  水素ガスを発生するので密閉した容器の中で行うと爆発する危険性もあります。

セシウムはもっと激しく反応するようだ。

 

セシウムの利用は、原子時計や、石油掘削用の泥水の成分(ギ酸セシウム)

 

 バリウムといえば、胃の検査などで使われる造影剤を思い出すが、これは硫酸バリウムだ。

 

バリウムには毒性があり、毒重石(炭酸バリウム)は殺鼠剤としても使われる。

 

 右上の重昌石が、X線造影剤の原料だ。  

 

 原子番号57番のランタンから71番のルテチウムまでの15元素はランタノイドといわれる希土類(レアアース)だ。

そのトップのランタン。

 

 

 カメラ用レンズにも使われている。

 

 セリウム。

 

 最も存在量の多い希土類元素だが、資源としては90 %以上を中国で産出。  

 

 さまざまな用途がある。  UVカットガラスやライターの発火石、研磨剤など

 


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