10月17日(月)韓国世界遺産の旅、済州島からスタートです。
「済州 火山島と溶岩洞窟」という名称で韓国初の世界自然遺産に指定されたのは次の三つのエリア。
①漢拏山天然保護区域
②コムンオルム(拒文岳)溶岩洞窟系
③城山日出峰
天気は晴れたのですが、漢拏山は雲がかかって見えません。
また、コムンオルム(拒文岳)は、10月5日に済州島に上陸した台風18号の影響で立ち入り不可
このため、拒文岳の代わりに、サングムプリ噴火口の観光となりました。
行程は、万丈窟→サングムプリ噴火口→城邑民俗村→城山日出峰→トッケビ道路→夕食→龍頭岩
まずは腹ごしらえ、済州市内のレストランで、アワビのお粥。(8時10分) アワビも小さくて少ないし、味は?だったのですが
隣の座敷席では、おじいちゃんから孫まで、地元の方が一家総出で食卓を囲んでおり、アワビのお粥がご馳走のようでした。
それからバスに乗って約40分、最初の目的地の溶岩洞窟、万丈窟です。(9時20分頃)
溶岩洞窟の天井が陥没したところが入口、
コムンオルム(拒文岳)溶岩洞窟系の最大の溶岩洞窟。 下の写真の赤い部分が公開されている区間で約1km
中に入ると、トンネルそのもの。 コムンオルム(拒文岳)から流れ出た溶岩が、海岸まで下り落ちるパイプラインの役目を果たした。
日本にも富士山に幾つか溶岩洞窟らしきものがありますが、規模が全く違いますね。 いろんな条件が重ならないと、できないようです。
溶岩の流れた跡が、潮位のように残っている。
鉄ビシのような溶岩鍾乳
広い空間にでました。 スローシャッターなので、少しブレています。
狭い空間
落盤の跡が残っており、背筋が少しひんやり。
赤い色の岩石も。 鉄分の関係かな。
済州島の形をした溶岩標石
全長1kmあるのですが、私は最後まで行かず、途中で引き返しました。 後で調べると、一番奥に、高さ7mほどの溶岩石柱があるとのこと。
事前に調べてなかったので、後の祭りです。
出入り口に戻りました。
地表の樹木は、原野だった昔の面影を残しているのでしょう。 ガイドさんの説明によると
”万丈窟が広く世に知られるようになったのは1947年、当時近くの小学校の教師だった方が、教え子で構成される
「ちびっこ探検隊」と一緒に洞窟内の探検に成功してからとのこと。
万丈窟の入口がある場所は、村人はそこに洞窟があるということは知りつつも、周辺がジャングルも同様で見捨て
られたかのような土地だったため、あまり関心がなかったといいます。”
洞窟の上の景色。 大昔、ここを溶岩が流れていったのだ。 うねった大地と大量の岩石がその証だろうか。
さて、ここの観光案内板に載っていた写真、中央のクレーターが、次に行くサングムプリ噴火口のようです。
バス移動で、サングムプリ噴火口に来ました。 すすき野が美しい。(11時10分頃)
噴火口となっていますが、陥没した跡のようにも見えます。
ゴルフ場のグリーンも見えます。 韓国本土からのゴルフ客も多く、済州空港ではゴルフバッグを担いだ中年男性が結構いました。
火口を一周する散策路には、月曜日なのに観光客が多い。
雲がなければ、ハルラ山が見えるのですが。
美しいススキの向こうの山々は、側火山(オルム)と呼ばれる火山の名残り。
今回のパックツアーの場合、韓国人ガイドの方が
いて、韓国本土の世界遺産では、参加者全員で見
てまわったので見逃しはなかったのですが、済州島
の自然遺産では、現地に着くと参加者にお任せとな
ったので、自由に見れる反面、下調べなしでは見逃
しが出ることになりました。
済州島の自然遺産は、噴火口などが広大だし、洞窟は暗いし、団体行動は難しいので個人任せはやむを得ないと思いますが。
下調べをしないのは、サプライズを期待するため・・・
なんてのは屁理屈で、私のズボラな性格のため、・・
いえいえ、決して越後美人さんが、ズボラな性格とは
夢にも思っていないので、念のため。
やはり下調べは欠かせないですね。
私もそれを怠って、残念な思いをしたことが何度もあります。
同じ所に二度も行くことは、ほとんど無いのですから、
この場合に時間の節約は禁物と、肝に銘じました。
次回からはちゃんと下調べをして、満足のいく見学ができますよう祈っています(お互いにね)(^_-)-☆