皆さん、明けましておめでとうございます。
2カ月以上、ブログ更新が疎かになりました。
新しいPCの導入などで忙しくしていたのですが、この間も
多くの方がブログを訪問してくださり、励みになりました。
謹んで御礼申し上げます。
さて、韓国世界遺産の旅も終盤、ソウルに近づいてきました。
今回は、朝鮮王朝の王墓群[隆陵・健陵]、水原華城、南漢山城です。
王陵については、韓国の国立古宮博物館を見学して、一度、実物を見たいと思っていました。
見学したのは、上図の9-6 隆陵・健陵で、位置は、図の⑥になります。
陵の案内図。 左の健陵は朝鮮王朝第22代正祖と妃の墓
右の隆陵は正祖の父である荘祖(追尊)と妃の陵だが、陰惨な歴史がある。
荘祖(1735~1762)は、第21代王・英祖の皇太子で、幼いころから文武に優れていて、英祖の代わりに政務を行うようになってから
老論派と対立、計略により米櫃に閉じ込められ、非業の死を遂げた。 荘祖の息子の正祖は、父を悼み、陵を現在の地に移すとともに
墓を保護するために城を建造。 それが水原華城。
健陵の紅箭門(日本の鳥居にあたるもの)手前から撮影。
丁字閣(祭祀を行う場所)と、その奥の陵寝。
丁字閣の内部
訪れたのは、2016年10月21日の金曜日。 来たときは、我々のツアーだけでしたが、あっという間に
子供達の団体が来て、賑やかになりました。 朝、10時40分。
韓国では、文化財施設に行くと、子供たちの団体見学と、よく出くわします。
国の教育方針なのでしょうが、いいことだと思います。
長明燈や武人石、文人石、石馬などが配置してある陵寝空間。
子供達に説明する先生。 でも、子供達の半分ぐらいは無関心。 日本でも同じでしょうね。
ところで、ゴルフコースに似た陵の光景ですが、実際、地図で見ると、山の向こうにゴルフコースがありました。
次は、水原華城(スウォン-ファソン)。
朝鮮王朝第22代王・正祖が、1794年、2年8か月かけて造った都城。
朝鮮古来の築城法に加え、石とレンガの併用といった西洋の近代的な建築技法を清(中国)から導入し、優れた機能性と建築美を兼ね備える。
建築史的にも高い価値を有する城郭としてユネスコ世界文化遺産に登録された。総面積130ha(東京ドーム約28個分)、全長は5.7km。
我々が見たのは、図の右端部分になり、よく観光案内にでる華紅門は見れませんでした。
まず、眼に入ったのが国弓体験場。 大学生?ぐらいの団体が体験中。 11時30分。
幼稚園児ぐらいの団体も見学。 弓は和弓より小さい。
的までは距離があり、手前の的を越した矢がいくつかある程度で、奥の的までは届いていません。
的の絵も日本と違い、悪役の顔のようです。 奥、左の建物は、東北空心墩、敵を見張る望楼のような役目。
東将台(錬武台)は、軍事訓練を行った所。
東将台(錬武台)から、山上にある西将台方面を撮影。
先ほど、弓の体験場で見た東北空心墩を、まじかで撮影。
弓を射る弩台から、外側の光景を撮影。
交通案内標識には、ハングル、ローマ字、カタカナ、中国語が。
華城の西門にあたる蒼龍門の楼閣から
蒼龍門
見学を終え、門から戻るところ。
弓の体験場は結構、賑わってます。
バスで水原市内の昼食会場へ向かう途中。
名物、王様カルビ定食
味はもう忘れましたが、おいしかったはず。
レストランの看板。 右の赤い文字は、カルビ、プルコギ、ビビンバと読めます。(ハングルを習っているので) 13時15分。
バスで南漢山城に移動し、ガイドさんがチケットを購入する間、紅葉し始めた樹々を撮影。
ソウルの南東、京畿道 広州市にある南漢山城(ナマンサンソン)は、古より北漢山城(プッカンサンソン)と共に首都であるソウルを守る要塞。
400年近い歴史の中で破損と修復を繰り返しながらもその姿を今に伝え、2014年6月にはユネスコ世界遺産に登録された。
南漢山城は海抜500メートルの険峻な自然地形を利用しており、東西南北の峰々を連結する形で作られている。
距離にすると約9キロあまりになりますが、ツアーでは、約2kmほどを歩きました。
北門
城壁が延々と続いています。
下界の風景が見えてきました。
城の西門にあたる右翼門。
ソウル市内が見えてきました。
写真を拡大。 中央部に漢江や、南山が見えます。 ひときわ高いビルはロッテワールドタワー。このときはまだオープンしていませんでした。
見学を終え、駐車場に戻る途中、傍らの民家で見つけた6匹のワンコ。
駐車場付近では、イベントが開催されており、舞踊音楽が聞こえていました。
夕方、ソウルの梨泰院(イテウォン)のレストランで、ふぐちり定食。 おいしかったのを覚えています。
冷麺を追加で注文したツアーの一員で、日本で焼き肉店を営んでいる在日韓国人の方が、レストランの名前を
メモしていました。
翌日は、ソウル市内の世界遺産を見て、帰国となります。
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