2階の窓から撮った美術館の中庭。
ル・コルビュジエル設計の美術館ということで、世界遺産に登録する運動がありますが、ちょっと無理があるように思います。
1階の展示室の作品です。
花婿の家に向かう花嫁の姿と祝う村人たち。 16世紀末頃から、黒や暗い色のウェディングドレスが流行したようで、この絵の中に純白のドレスの女性はいない。( 純白のウェディングドレスが流行りだすのは18世紀中頃から)
新約聖書の中の聖家族(ヨセフとマリアとキリスト)のエジプトへの逃避行にちなんだタイトルが付けられていますが、風景絵画ですね。
農村での氷上の遊びが描かれている絵・・・・ですが、右の大木横の鳥罠と、画面左下の氷の穴は、命はあてにならないことを示す寓意が込められている。
リアリティを追求して、質感など丁寧に描いていますが、逆にきれいすぎてリアルさを感じられないところがあります。
風景画で遠くに羊の放牧が見えます。 中央部の崖と、小さな滝、大きな木がバランスの良さと奥行きを感じさせます。
今でいえば送迎バスの出発を待つ宿泊者でしょうか。 当時の風俗がよくわかります。