田添菜穂子の一期一会

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有馬律子さんのハープソロコンサート

2009-11-11 23:00:08 | クラシック鑑賞
先日、10代の一年ってすごい・・と思わずにはいられないコンサート、に行ってきました。

有馬律子さんのハープソロコンサート。

律子さんのコンサート、去年はフルートとのデュオを聞かせていただきましたが、

http://blog.goo.ne.jp/tazoenahoko/e/4a0b38998f2787ee39a15f468bdee93f

今回はご自身初のソロコンサートですって。
ああ、まだ高二なのにすごい☆

会場は茗荷谷にあるラ・リールという70人ぐらいが入る小さなサロン。
どの席でも間近に堪能できます。

-----------------------<プログラム>--------------------------------

バッハ(マリ・クレール・ジャメ編):リュートのための組曲 第一番 BWV996

ルニエ:黙想

ジョリヴェ:前奏曲

ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲

クロムホルツ:ハープソナタ第一番 作品16

フォーレ:即興曲 作品86

フラジェッロ:ハープソナタ

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ステキなドレスで登場した律子さん、一段と大人っぽく感じたのは、
外見だけではありませんでした。

それは、バッハを弾き始めてすぐのこと。
ああ去年とは違うなぁ、と。

去年聞いたのは夏でした。
季節に合わせてはつらつとした、さわやかで華やかな超絶技巧の曲が多かった印象があります。
今回はバッハのをはじめ、秋らしく穏やかだったり、感傷的な曲で構成されていたけど、曲の違いだけでもない気がしました。

弾き始めるまえに目を閉じ集中する姿。
そして出てくる音のダイナミックさや情感こもる繊細さに
この一年の間の彼女の鍛練を感じました。
高校生の一年ってきっと感性としても技術としてもいろんなものが
飛躍的に伸びる時期なんだろうけれど、
きっとすごく努力もしたんだろうな、それができた彼女もすごいな。

二曲目のルニエでは、そんな私の思いと優しい曲調が相まって、
心のひだをぽろんぽろんと弦ではじかれた気さえして、なんだか涙が出ました。
美しかった。

後半はコンクールも見据えて大曲ぞろいでしたが、
ダイナミックに弾ききっていました。

有望な才能の成長ぶりを年をおって拝見できるなんて、本当に贅沢な鑑賞です。

これからの活躍、心から応援しています☆

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2 コメント

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本当にすばらしかったですよ☆ (たぞえ)
2009-11-19 12:58:21
<律子さん

先日はおつかれさまでした。
コメント寄せてくださって、とってもうれしいです。

一緒に呼吸をする・・・なるほど、律子さんが気持ちをこめて真摯に音楽に向かってる姿勢が伝わってきますね。

本当にステキなコンサートでしたよ。
また聞かせていただくのを楽しみにしています。
お母様にもどうぞよろしくおつたえくださいね。
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コンサート (律子)
2009-11-14 20:48:57
こんばんは
律子です

田添さんのコメント読ませていただきました

田添さんは毎回私のコンサートに来てくださって本当に感謝ですっ

私の毎回の演奏の目標は聴いて下さっている方と一緒に呼吸をして同じ空間にいるということです
なので私の音楽を聴いて音楽と呼吸をして涙が出るほど感動してくださったことがとてつもなく嬉しいです
本当にありがとうございます

これからも自分の音楽を追及して勉強して自身をもって堂々とした演奏をできるように頑張りたいと思います

聴きにきてくださってありがとうございました!
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