このカルテットを聴くと秋が来たなぁ、と思うんですが、今回も極上の時間を過ごしました!
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2013年11月7日15:00開演
ハイドン:弦楽四重奏曲第77番「皇帝」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番
ヴィルトゥオーゾ・カルテット
齋藤真知亜(1stVn)
大宮臨太郎(2ndVn)
店村眞積(Va)
藤森亮一(Vc)
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バルトークの弦楽四重奏曲、全6曲制覇を目指して活動を始めたカルテットとのことで、
去年までに6曲弾き終えて、今年は何かと楽しみに待っていたら、
本当に素晴らしいハイドンとベートーヴェンを聴くことができました!
「皇帝」の第二楽章は何年か前のアンコールでも弾いていましたが、
この楽章はそれぞれのソロが出てきてヴィルトゥオーゾの皆さんの
ステキな響きが聴けてとても幸せ。どのソロも引き込まれますが、
今回は大宮くんのソロが穏やかで美しくて、好きでした。
ベートーヴェンの15番は聴いたことがなかったのですが、
(そもそもカルテットの曲にはちっとも詳しくなくて大体初めてですが・・・・)
今回も曲の最初に齋藤さんがきちんと解説してくださいました。
いつも齋藤さんのお話は楽しくてコンパクトで曲の雰囲気をうまく予告してくださいます!
あんな風に曲をご紹介できたらステキだなぁと思います。
その解説によると、第三楽章が神への感謝を捧げる楽章だと分かりました。
イ短調の悲しげな響きに始まって穏やかに進む二楽章を経て、
教会での静かな祈りを思わせる第三楽章。
ゆったりとふくよかな響きを聴いているとこちらまで敬虔な気持ちになってくるから不思議。
ここ最近ばたばたとしていた私自身の日々の緊張もゆるゆるとほどいてもらえました。
でも、続く4楽章、5楽章は、うって変わって少しファンキーな雰囲気さえ感じられて!
なんてステキな曲!
これをライブでヴィルトゥオーゾの皆さんによる演奏で聴けたことがとても幸せでした。
しかもかなりの熱演でしたし!
ブラボーがとび、スタンディングオベーションをする方がいたのもうなずけます。
天井に大きなマイクが吊り下げてあったので、今回はCD録音かも?!
忙しい日々に安らぎを与えてくれたステキな時間でした。
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