田添菜穂子の一期一会

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amazing music

2006-10-07 00:44:30 | クラシック鑑賞
ファンタスティック!

ゴージャス!

エクサイティング!

こんなモーツァルトは聞いたことがない!

きょう、ダニエルハーディング指揮、マーラーチェンバーオーケストラのライブを東京オペラシティコンサートホールで聴いた。

ダニエル・ハーディングは、イギリス人で私と同じ31歳。

彼は、世界に名だたるベルリンフィルの前・首席指揮者クラウディオ・アバドや現・首席のサイモン・ラトルにかわいがられ認められている若手指揮者の注目株。

http://www.danielharding.com/jp/biography.html

かっこいいから、最近イケメンクラシック演奏家特集には、必ず取り上げられてたのは知ってたけど、音楽自体がこんなにすごいとは。

演奏したのはモーツァルトの交響曲39番、40番、41番。
後期三大交響曲といわれる、代表作。

ドラマティックな39番、スリリングな40番、そしてダイナミックで、ロマンティックで格調高く荘厳な41番!

私はモーツァルトはひなたぼっこするための曲だと思ってた。
穏やかで、短調でも切ない程度感情の起伏はそんなに激しくない。
それが、モーツァルトのいいところ。

でも、ハーディングはモーツアルトが込めた幸福、怒り、いらだち、やすらぎ、などの感情を、フレーズに織り込まれていた気持ちを、あますことなくひっぱりだし、披露して見せた。
これだけ表現されれば、モーツァルトも本望だと思う。

ハーディング31才、モーツァルトがこの三曲を作ったのが32才のとき。
凡人の私にはわからないけれど、年頃同士の天才には、通じるものがあるのだろうか。

さて、41番がおわって拍手がなりやまない。舞台と袖を4往復して、彼は語った。
「アンコールをせずにこの場を去るのは失礼とは思うのですが、私たち(オーケストラをさして)は本当にさきほどの演奏に満足し、完結した、と感じているので、これ以上弾きたくないのです。
ここでの音楽をどうぞわすれないでください。」

彼のことばにみんなは沸いて、そこからはスタンディングオベーション。
私も初めて立ち上がって拍手をした。

終演後サイン会が行われた。500人ぐらいが並んで、私もプログラムを開けて待ってた。

サインの間「It was so fantastic!」と私がいうと彼はチャーミングに微笑んで「Thank you!」と返してくれた。

今回は感想が伝えられただけで、満足。
ただ、いつか彼にロングインタビューしたい。
どうしたらあんなオリジナルな音楽が奏でられるのか、どうしても直接聞いてみたい。


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4 コメント

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Unknown (ikoma)
2006-10-07 17:08:18
最後のハーディング氏の言葉、素晴らしいですね!!

その言葉で、演奏の質の高さがわかる気がします。

私も琴線に触れる演奏を聴いてみたいです

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Unknown (たぞえ)
2006-10-08 00:22:11
<ikomaサマ



読んでくれてありがとう☆



そうなの、演奏中3回ぐらい涙が出てきたよ。あまりに気持ちよくて。



CDも会場で買っちゃった

絶対ビッグになる人だと確信しました♪
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残念 (hirotec)
2006-10-10 09:44:39
超行きたかった。涙涙涙。
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Unknown (たぞえ)
2006-10-12 10:35:27
<ひろてっくさま



ほんと、私も残念!この感動を共有したかったですよ。また誘うのでいきましょうね。
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