田添菜穂子の一期一会

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N響メンバーによるヴィルトゥオーゾ・カルテット

2010-10-19 00:27:45 | クラシック鑑賞
久しぶりの弦楽四重奏鑑賞は、代々木のHakuju HallでN響のトップ弦楽奏者の皆さんによるもの☆

http://www.hakujuhall.jp/top/concert/d_101018/index.html

大変贅沢なコンサートでした。

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N響精鋭メンバーによる饗宴Vol.4

ハイドン:弦楽四重奏曲第67番『ひばり』

バルトーク:弦楽四重奏曲第5番

第一ヴァイオリン・齋藤真知亜
第二ヴァイオリン・大宮臨太郎
ヴィオラ・店村眞積
チェロ・藤森亮一


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60分、とコンサートとしては短いんですが、すごく濃厚なプログラム。

ハイドンは、ゆったり楽しく、気持ちよく。

ヴァイオリンは、お二人ともオケではコンマスの隣に座る次席奏者で、
ヴィオラとチェロのお二人は、首席。
それぞれの音色が美しくないわけがない。

本当に夢見心地のハイドンでした。

でも、今日の圧巻はバルトーク。

歌えるようなメロディーらしいメロディーもなく、突然、ゴリゴリと強く奏でるところもあれば、ピチカートでパートを渡っていき、はたまた、ヴァイオリンのちいさく長く続くトリルに他のパートが音をのせていく、そして次は・・・・・。

まるで、音の実験会。

初めて聞く曲でもあり、次はどの楽器がどんな音を響かせるのか、すごくスリリングに5つの楽章を聴きました。

学生の頃は、このスリルのよさがちっともわかんなかったんですが、
ほんと最近、こういう高度で大人な音遊びのような曲が楽しく感じられます。

そして、こういう曲は、生で聴きてこそ楽しい。

また今日みたいに確実に美しい音色で聴けるとさらに幸せ。

齋藤さんのヴァイオリンはファーストらしくとてもアサーティブな音がして、
店村さんのヴィオラはとても深遠で、
藤森さんのチェロは、ゆるぎない。
久しぶりに聞いた大宮くんのヴァイオリンは、前から品があって好きだったけど、
さらに気高くなった気が。ドイツ留学の成果なのでしょう。

楽器は4台しかないのに、時々オケの音がした、気がしました。

バルトークは、このメンバーで年に一度演奏して全6曲の弦楽四重奏曲を弾く試みを2007年からしているそうです。

ぜひまた聴きたい!

アンコールはモーツァルトのディヴェルティメント。
大好きな曲を最後に聴けたのも、うれしい☆

楽屋の大宮くんに終演後、ご挨拶に。
久しぶりにお話できてよかった!
春にはお仕事でご一緒できるかもしれず、楽しみです!


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