田添菜穂子の一期一会

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こどものための音楽会

2010-02-05 18:10:33 | クラシック鑑賞
先月の17日のことになりますが、川崎の溝の口にあるNOCTYホールで『こどものための音楽会』があり行ってきました。

ご案内を下さったのは、ビオラ奏者の丸山奏(まるやま かなで)さん。
http://kmsstrings.blog20.fc2.com/

丸山さんはソクオケでビオラのゲスト奏者としてきてくださった方。
そのご縁でコンサートにお誘いくださって、今回は「お子さんもぜひ」と☆

この音楽会は毎年川崎市で開催される「ひろば賞コンクール」(前身は川崎音楽賞コンクール)の入賞者によって演奏されるものだそうで、丸山さんは第6回で優勝されたんですって。

とっても楽しみにしていた、こどものための音楽会。行ってみると、確かに幼稚園生以上の「子供さん」はたくさんきていたものの、「ベビー」が見当たらず(苦笑)、当然真剣にクラシックを聴きに来ている大人の方も見受けられ、息子がこの場でよいこにできるかは、結構、賭けでした。

丸山さんのヴィオラのほかにもソプラノ、フルート、ピアノ、ヴァイオリン・・・総勢12人の方が小品を演奏。

できればもちろん、全部聞きたいところでしたが、1時から5時までの長丁場なので、息子が飽きないよう、ピンポイントで丸山さんのプログラムの前後のみ・・・。

ロビーで息子のおなかをいっぱいにさせて、丸山さんの順番を待ちます。

前の演奏者の退場とともに私たちは入場!
ホールはしの席にちょこんと座り、泣いたらいつでも退席できるようにスタンバイ。
丸山さんがステキなピンクの衣装で入場!曲が始まりました。

曲は丸山さん作曲、ヴィオラとピアノのための小品集「夜空の神話」。
1.流れ星をさがしに
2.カストルとポルックス
3.ゆらめく星
4.冷たい空
5.風の香り

優しいメロディー、心がふんわり温かくなるような気持ちよさ。
丸山さんの心根の美しさがそのままにじみ出ているような・・・。


私は3のゆらめく星が一番好きだったんですが、息子もそうだったのかな、
こともあろうに、途中から歌い始めました・・・・。

ぐずって泣くかもしれないことは想定していましたが、ああ、あかちゃんの
「うきゃ、きゃあ、るるるるる」という歌声はホールに想像以上に響くんですね・・。
そして拍手を覚えた息子は、曲途中でも感動を拍手に乗せて・・・。

どうやら気分が乗って楽しさ最高潮、の息子とともに扉の外に出て、扉からもれ聞こえる音を聴いて後半は過ごしました。

アンコールで再び中に。

アンコールはヴュータンの「カプリッチョ」という初めて聴く曲。
あたたかく子守唄のような「夜空の神話」とは全然雰囲気が違います。
エッジがきいている曲を大胆にかっこよく弾いている丸山さん。
何でも弾きこなすんだわ、うーん、演奏の幅が広い☆

終演後、ご挨拶に行ったら、かわいらしい声で「来てくださったんですね~」と
うれしそうにおっしゃてくれて、こちらがうれしくなりました。

前回お会いした時、私は妊娠8ヶ月の大きなおなかを抱えていました。
出てきて、もう1歳になった息子と一緒に丸山さんの曲を聞けるなんて☆

去年の夏にもリサイタルを開かれたようですが、
ぜひ今度は、息子を預けてでも、もっと長く、いろんな曲を聴いてみたいです。



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