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言語聴覚士の独り言

話せないということ

ここ最近、話せないという事は話せないだけでないと改めて痛感しています。

一人暮らしの高齢者。

難病を患い、うまく話すことができません。

初対面の人なら90%は聞き取れないと思います。

一人暮らしの維持と生き甲斐(花や野菜を育てて、産直に売りに行く)を続けるには

車の運転が必要です。

あと半年で免許の更新です。

家族など周囲の人は更新を反対しています。

本人は悩んでいます。

私は、私の立場から意見を伝えました。

運転はできるかもしれません。

ただ、事故をした時の対応には話すことが必要になります。


認知機能はしっかりされている方です。

話せない(筆談も困難)と運転も難しい側面があります。


別の人は

50代で一人暮らしの方です。

全く話せない状況です。(筆談はできます)

訓練中に質問がありました。

体調が悪くなり、救急車を呼びたい時はどうしたらいいですか?


話せない事が命を失う可能性につながっています。


話ができないということは

コミュニケーションを阻害して、孤独を助長させるだけでなく、生き甲斐や命まで脅かす事につながります。

言語障がいの有無は見てわかりません。

周りが察して助けにくいです。

助けてと言えない。

どれほどの恐怖でしょう。


地域や行政にも相談して、ケースごとに対応方法を考えます。



コメント一覧

tawaranotoutahidesato
@coba3 色んな選択肢を提示できるように勉強する事と地域で支える視点が大切だと考えています😊
coba3
本当にその通りだと思います。サッとネットで検索すると、緊急用のアプリが行政からあるようですが、合う合わないもあるでしょうし、利用者さんに合うものが見つかると良いですね。わたしも詳しくありませんので、これを機に勉強します。
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