仕事を終え
帰宅して
夕飯のカレーを食べて
お風呂に入り
TVをつけると
歌手のルーツをやっていた
両親が音楽を楽しんでいた
祖母がピアノの先生だった
私は言語聴覚士としてリハビリを提供する仕事をしている
ルーツはどこなのだろうと考えてみた
小学4年生の時、夏休みか冬休みか忘れたが
担任の先生と親の懇談があった際
先生が私のことを優しいと褒めてくれたらしい
親は懇談から帰り、その事を嬉しそうに
私に伝えてくれた
自分では優しいと思ったことはなかったが
それ以降、自分は優しいと自己認識できるようになった
ルーツを考えてこのエピソードを思い出した
医療や福祉に関わる仕事に優しさが必要か分からないが
私の場合は職業選択に影響しているのかもしれない
幼少期の人や言葉との出会いは人生に影響があるのか
それとも、現在と過去の整合生を保つために
近しいエピソードをルーツと捉えているだけだろうか
どちらにしても、ルーツや過去がどうであれ
今を懸命に生きるしかない