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建物解体屋にむじ~の≪必殺壊し屋日記≫

長きに亘り家族を守り続けた家を解体するのだから、建物に対する感謝の気持ちを忘れちゃいけない…

デッド・オア・アライブ

2012-02-06 23:11:49 | 本・絵本・音楽
デッド・オア・アライブ(1~4巻) トム・クランシー著



国際的なテロリスト組織とジャック・ライアンが設立したザ・キャンバス(民間の対テロ組織)

が現在の世界状況と重ね合わせた小説

ジャック・ライアンって随分前に映画になった「レッド・オクトーバーを追え」の

主人公でした(知ってる方は御同輩でしょうか?)

テロリストはビンラディンを大きく膨らませ、石油精製施設破壊、

アメリカ市民の無差別殺害、核爆発による放射能汚染、更には核攻撃を狙う

緻密で組織力を持って計画する

ザ・キャンバスのメンバーは少人数で知力・フットワーク・武力を持って立ち向かい

テロリストの計画を阻止するストーリー

搭乗人物の心理描写も秀逸です

お試しあれ

しあわせのパン

2012-02-02 23:28:05 | 本・絵本・音楽


北海道の静かな町 月浦で夫婦で営むパンカフェ”カフェ・マーニ”

訪れるお客様の心を癒し”しあわせを見つける”素敵なカフェ

カフェ・マーニの店主になれたらな~

とふと思う

ふわっと温かい物語

お試しあれ


初めての文学(浅田次郎著)

2012-01-30 22:54:42 | 本・絵本・音楽


浅田次郎著6番目の巻です

短編が5編入っています、読んだ話もありました

よしもとばなな同様、読んだ感想は変わります

へ~そうだったんだ!と

何度か思いました

一度読んで良かった本は保存しておきいつかまた読むのも

楽しいと思いました

ともあれ贅沢時間を過ごせて幸せです

ありがとね


はじめての文学

2012-01-29 00:51:06 | 本・絵本・音楽


よしもとばなな編

はじめての文学全12巻の3巻目です

久々のよしもとばなな

時間が経ってから読むと

「あ~こんなことが言いたかったのかな~」とふと思った

人って時間経過と共に経験値が上がり物事の対処が上手になる

心も余裕が出来る

(全く逆の場合もありますが・・・)

とにかく受け止め方が変わりますから、同じ本を読んでも

感じ方が違います

今を生きてますから、今の感じ方を素直に受け止める

ややこしく考えない

明日は今日1日の経験値が加わりますから、も~っと余裕かも(笑)

新しい明日を迎えるために寝よう!!!

(単に眠いだけだったりしてね)


夏化粧

2012-01-26 23:24:33 | 本・絵本・音楽


沖縄石垣島を舞台に孤軍奮闘するシングルマザー

産婆のまじないで母親以外の人には赤ちゃんの姿が見えなくなる

まじないを解くため産婆を尋ねるがすでに脳梗塞で亡くなっていた

産婆の葬式で自分が取り上げた赤ちゃんに掛けたまじないを懺悔し

まじないを解く方法を示す、しかしある母親が他人には分からないように”解く方法”を

マジックで読めなくしてしまう

ドタバタ・コミカルに話しは展開しつつ、母親の強さ・愛の深さ・勇気

浅田次郎の”キンピカ(上・中・下)”を思い起こす

ラストは・・・・

読んでのお楽しみです、お試しあれ

池上栄一著(テンペストを書いた作家)

骸骨ビルの庭

2012-01-26 22:40:59 | 本・絵本・音楽


骸骨ビルの庭(上・下) 宮本輝著

アクションも無く静かな時が流れる

現在・過去・未来を繋ぐ心を紡ぐ

戦後間もない頃、南方の島で終戦とともに投降し4年の捕虜生活から復員

大阪十三にある骸骨ビルを相続し新たな一歩を踏み出す時

幼い子供がビルに隠れ住むのを見つける

子供は親を亡くし行き場がない

子供を育てることを決意する

一人また一人と子供は増える

結核の友人をビルに住まわせる代わりに友人の実家から援助を受ける

復員したみんなの父さん、結核から奇跡の生還したお母さん役の友人(男性)

子供達16人の共同生活

社会はそんな骸骨ビルの住民にほんの少々の応援とてんこ盛りの非難の中

子供達を食べさせるためビルの庭に菜園を作り子供達と共に野菜を育てる

願いは”育った子供達が社会の中で花開く”こと

40年の年月が過ぎ、骸骨ビルが人手に渡ることになる

その時骸骨ビルに住む人は11人、円満退去を命ぜられた主人公は

ビルに住み込み面談開始

一人一人の話しを聞き慈愛を感じる、それぞれも過去を振り返り育ての親の慈愛を

改めて感謝する・・・・・


心に沁みる本です、お試しあれ。

山種美術館

2012-01-24 21:40:34 | 本・絵本・音楽


ザ・べスト・オブ 山種コレクション

前期は~12月25日

後期は1月3日~2月5日

前期・後期とも行って来ました~

やっぱり本物を観るって良いですね~

佐伯祐三、小林古径、梅原龍三郎、速水御舟、東山魁夷、平山郁夫、上村松篁、山本岳人・・・・

圧倒されます

洋画と日本画の違いを少し分かったような気がします

キャンバスVS絹、油絵具VS岩絵具等は分かり易い

比べて初めて分かったことは日本画には影がない

描かれたものが浮いているようにも見えます

なぜかはよく分かりませんが、心にしみわたるように感じます

これって日本人のDNAに刻まれてるんでしょうか?

日本画は平坦な表現と思っていたのは大間違いなようです





一刀斎夢録

2012-01-19 07:44:43 | 本・絵本・音楽
新撰組三番隊長 斎藤一

幕末から明治に移行する激動の時を生きる

”剣・命・鬼・生”の夢物語

壬生義士伝と並ぶ新撰組小説

一刀斎夢録(上・下) 浅田次郎著

壬生義士伝 (吉村貫一郎)と合わせて読むとなかなか良いのではと思う

お試しあれ

晋平の矢立

2011-12-24 10:24:48 | 本・絵本・音楽


江戸時代庶民の生活小説(山本一力著)

今回は建物解体屋です

解体屋は江戸時代の享保2年(1717年)で江戸に数十軒あったようです

当時は解体しても瓦・柱・梁・建具・畳・・等は全部生かし取りしていました

廃材は、ほぼ無く再利用されていました

解体屋は蔵を解体することが中心でその他の建物は大工がしていたようです

蔵以外の解体材料は次の普請に使われるので大工のほうが都合良かったのかもしれません

土蔵は耐火のため土壁の厚さが20~30cm、瓦も厚く丈夫な品を使っていましたから

解体には専用の道具・段取り・廃材処分先(主に土壁・再利用不可の瓦くず等)

廃材を運搬する丈夫な大八車が必要でした


当時も解体する際建物周囲に足場(丸太)を組み、荒縄で縛りました

その足場の支柱を縦地(たてじ)と言い横棒を布地(ぬのじ)と言います

現代でも”縦地”は現場で普通に使ってる用語です

300年前から続く仕事だったんですね

知りませんでした

興味ある方は読んでみて下さい




ビブリア古書堂の事件手帳

2011-12-23 01:17:33 | 本・絵本・音楽


北鎌倉の古書堂主人 筱川栞子が持ち込まれた古書の謎解きをする

めちゃ本好きで古書の博識はすごい

接客は苦手だが本の話になるとスイッチが入り

まるで別人のように饒舌になる

警察が関わるまでもない事件

持ち込まれた古書から紐解く

三上延著(みかみえん)

電車で移動の際どうぞ!