
埼玉県行田市の古民家、延床面積は100坪あります
3.11の地震で屋根が大きく損なわれました
所有者様は再利用出来ないか模索中です

釘は一本も使われていません、どんな大工さんが組み上げたんでしょう?
クレーン車の無い時代に造られた建物、信じられません

ケヤキの梁、長さは7mもあります。
どうやって運んだんでしょうか?

台所です、トタンを被せてあるのがへっつい(かまど)
へっついの上にやかんとか鍋を吊り下げる竹があります

煙抜きです

屋根の左に小さな窓が見えます、煙抜きの煙突代わりであり採光窓でもありました

土間から小屋裏を望む、高さは9mあります
2階は蚕部屋、作業場ですね

農家だったので下屋が大きい

こちらも下屋です、農機具・出荷前の野菜等の一時保管・農作業の休憩・子供達の遊び場・・・
用途は無限にありました

下屋の組み木、こちらも釘は使われていません。
驚きですね
何とか残したいと思う気持ち良く分かります
技術的には協会に優秀なメンバーが揃ってますから可能ですが、再生し使用可能となるためには
延床100坪全部、もしくは主要な部分のみに限定しても多額のお金が掛かります
その資金を誰が負担するのか?
再生後の利用方法は?
多くの古民家所有者様が悩むところです