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建物解体屋にむじ~の≪必殺壊し屋日記≫

長きに亘り家族を守り続けた家を解体するのだから、建物に対する感謝の気持ちを忘れちゃいけない…

鬼瓦

2012-12-04 21:02:34 | 古民家


解体中の屋根から鬼瓦を降ろしました

結構大きく重い

ペットボトルのお茶がこんなに小さく見える



鬼瓦は全部が一体ではなく五つのパーツに分かれています

そうでなければ重すぎて瓦屋さんが作業出来ない



ちょっとこぶりな鬼瓦こちらも本体と台に分かれています

お客様は長年住み、親しんだ家屋の記念として残すそうです

取り外し、下ろす時は緊張します。

家紋が入ってる特注品なので割れたら取り返しがつきません

屋根から外し、細いロープで吊り下げます

無事全部下ろし終わりほっと一息です




古民家現調

2012-10-18 22:11:32 | 古民家


古民家らしい威厳ある門



風情ある佇まい



正面玄関からの障子・木戸



丁寧な造りの長火鉢



シンプルですが重厚感ある欄間



細かい細工の天井



建具の細かい細工、職人の技術の高さが分かります



庭に鎮座する二宮金治の石造

学校にしかないものだと思ってましたが個人宅にあるとは驚きです








古民家再生協会会員の会

2012-10-13 20:07:53 | 古民家


毎月1回、古民家再生協会の例会が第2土曜日にあります

古民家鑑定の勉強会と実践古民家鑑定実技講習

古民家再生に必要な動的耐震診断をする見学会の案内

現在進行形の案件進捗状況説明等

古民家再生、古材を生かす手法

会長自身の経験を中心に話しが進みます

自分は建物解体業として古材を生かす話しをメインに

聞きます

残念ながら古民家を再生する耐震診断・リフォーム・建て替え(古材を生かした)の話しには

なかなか入り込めない

普段は解体の見積り、解体の現場なので見方が違う会に参加するのは楽しい

そこで知り合う方々は普段の仕事では接点がありません

話しを聴いても楽しいですね




大正村その2

2012-10-03 00:01:12 | 古民家


大正村駐車場のエントランス



駐車場横にある土蔵、壁の厚さは30cm程あるらしい



板塀の家



格子のある家



日本大正村資料館・大正の館(有料)

携帯からのブログアップは写真1枚に一つの記事なのでストレスがたまリます


場所は岐阜県恵那市明智町にあります、因みに明智町は明智光秀が大きく関わった所だそうです

八王子神社には光秀公手植えの楓があり、龍護寺には光秀公供養塔があります

戦国武将に興味ある方は是非お出掛け下さい

古民家に興味ある方も是非お出掛け下さい


古民家鑑定士月例会

2012-04-14 19:45:24 | 古民家
毎月1回、古民家鑑定士の月例会に参加して

鑑定士としての眼を肥やし適正な評価が出来るよう勉強会をしています



今日は群馬県で古民家をお訪ねして来ました



大黒柱







大戸



屋根裏の木組み、ちょうな跡が残る貴重な古材



外壁に飛び出した梁に小屋根が付いてる、良いですね



歴史を感じる精米機



家族の衣類をお母さんが心を込めて作ったミシン



一枚板で作られた戸棚



こちらも一枚板で作られた戸棚




古民家鑑定士月例会2

2012-04-14 19:45:24 | 古民家


同じ敷地内にある廃屋



建物は使わなくなると痛みは早い

一旦、屋根から雨漏りしたら痛むスピードは加速度がつきます

ここまで痛むと古材としての価値も無くなってしまいます

もったいない事だと思います

職人の心意気

2012-04-02 19:03:31 | 古民家


一見取り立てて言うほどの物は見えない

でも床の間の右側の薄桃色の壁は

中には布団が収められてる”押入れ”です

開け閉めは壁(実はふすま)の一番下に取っ手があって持ち上げると

手前に外れます

忍者屋敷か?とつぶやきお客様に笑われる



2階の廊下

歩くところは厚さ3cmのケヤキ、その周りが玉石張になってます

玉石は適当に並んでるわけじゃありません



玉石でお花が描かれています

玉石のお花畑

職人の心意気があふれています

古材磨き、その2

2012-03-03 21:54:40 | 古民家


先ずは養生です、古いカーペットで新築建物の床を汚さないようにします



雨上がりでしたから、現場前は土が湿り処によっては水たまりが有りますから通路を作っておかないと

必ず床が汚れます。

また不注意で道具を落としたり、塗料をこぼしても床が傷ついたり汚れます。

Sさんは全部想定済みで準備して来ました、僕には思いつきません



調色しながら何度も塗装し仕上がり具合を確認します

これで良いんじゃない!と決断し塗装しました

塗装は刷毛を使いません、古タオルで擦り付けるようにします(初体験!)

上出来です!



如何でしょうか?

僕は補助程度しか出来ませんでしたが嬉しいですね~!!!



古民家見学

2012-02-18 20:42:11 | 古民家


埼玉県行田市の古民家、延床面積は100坪あります

3.11の地震で屋根が大きく損なわれました

所有者様は再利用出来ないか模索中です



釘は一本も使われていません、どんな大工さんが組み上げたんでしょう?

クレーン車の無い時代に造られた建物、信じられません



ケヤキの梁、長さは7mもあります。

どうやって運んだんでしょうか?



台所です、トタンを被せてあるのがへっつい(かまど)

へっついの上にやかんとか鍋を吊り下げる竹があります



煙抜きです



屋根の左に小さな窓が見えます、煙抜きの煙突代わりであり採光窓でもありました



土間から小屋裏を望む、高さは9mあります

2階は蚕部屋、作業場ですね



農家だったので下屋が大きい



こちらも下屋です、農機具・出荷前の野菜等の一時保管・農作業の休憩・子供達の遊び場・・・

用途は無限にありました



下屋の組み木、こちらも釘は使われていません。

驚きですね

何とか残したいと思う気持ち良く分かります

技術的には協会に優秀なメンバーが揃ってますから可能ですが、再生し使用可能となるためには

延床100坪全部、もしくは主要な部分のみに限定しても多額のお金が掛かります

その資金を誰が負担するのか?

再生後の利用方法は?

多くの古民家所有者様が悩むところです






古材磨き

2012-02-10 22:39:30 | 古民家


比企郡小川町です、かなり遠かった・・・

建物所有者の方は生まれ育った家に愛着を持っていらっしゃいます

熊谷のS氏と一緒に作業開始です



磨き前の状態、最初の作業は釘を抜きます



磨き作業中



荒磨き終了、木目が見えるようになりました



今日は荒磨き後洗います、ケルヒャーの高圧洗浄機を使います

次は屋根が仕上がり次第仕上げの磨きを掛けます