
小さい頃いじめられっ子だった春川巧が、売れない役者の父演劇教室に通い始めてから
いじめられっ子卒業する
大学時代には自ら主宰する劇団”シアターフラッグ”にのめり込み
そのまま活動を続ける
或る日、声優:羽田千歳が劇団に応募し、面接の結果合格!
劇団にとってプロの声優が入ることになる
巧は劇団の方向性を”食える劇団”に方向転換しようと提案するが納得出来ない劇団員はやめてしまう
劇団には借金300万円が残され巧は兄”春川司”に助けを求める
司は気持ちは応援するがプロとして稼げない活動ならばやめてしまえ!
借金の肩代わりはするが2年間で返済しろ!と迫る
巧と劇団員は司の指示で・・・・・
一生懸命に立ち向かう姿が素敵ですね
シアター 有川浩著(メディアワークス文庫)
事件がきっかけで心を閉ざす17歳のおちか
江戸神田三島町で袋物を商う叔父(伊兵衛)のもとに預けられる
おちかはふさぐ気持ちを身体を動かすことで紛らわす
ある秋の曼珠沙華が咲く頃、伊兵衛の名代で来客をもてなす
来客(藤兵衛)は庭に咲く曼珠沙華を恐れさっと障子を閉めてしまう
おちかは何か不手際があったのかと謝るが、藤兵衛はぽつりぽつりと
いきさつを話し始める、ずっとずっと心に秘めてきた人に話せないいきさつを・・・
帰りがけ藤兵衛は心の重荷を下ろしたような清々しいようすでお帰りになる
伊兵衛が帰り、おちかは藤兵衛の話しを伝える
その二日後藤兵衛は安らかに亡くなる
伊兵衛は藤兵衛が安らかに逝ったのはちかに心の重荷になる秘め事を聴く力が
あると思い至り、ちかに今風の百物語を聴かせようと手配する
百物語は百人がひとところに集まり、一人ずつ不思議な話しをし
一人終わる毎に一本のろうそくを消す、ろうそくは百本あり
みんな話し終えると全てのろうそくが消え室内は暗闇に包まれお化けが出る
と言われるお大尽の趣向
おちかは話しを聴きながら我が身のように受け取り、閉ざされた心が少しずつ少しずつ
ほぐれてゆく
さて、次のお客様のお話は・・・・・
「おそろし(三島屋変調百物語事始)」宮部みゆき著(新人物往来社)
最近、続編の「あんじゅう」が出ています
江戸神田三島町で袋物を商う叔父(伊兵衛)のもとに預けられる
おちかはふさぐ気持ちを身体を動かすことで紛らわす
ある秋の曼珠沙華が咲く頃、伊兵衛の名代で来客をもてなす
来客(藤兵衛)は庭に咲く曼珠沙華を恐れさっと障子を閉めてしまう
おちかは何か不手際があったのかと謝るが、藤兵衛はぽつりぽつりと
いきさつを話し始める、ずっとずっと心に秘めてきた人に話せないいきさつを・・・
帰りがけ藤兵衛は心の重荷を下ろしたような清々しいようすでお帰りになる
伊兵衛が帰り、おちかは藤兵衛の話しを伝える
その二日後藤兵衛は安らかに亡くなる
伊兵衛は藤兵衛が安らかに逝ったのはちかに心の重荷になる秘め事を聴く力が
あると思い至り、ちかに今風の百物語を聴かせようと手配する
百物語は百人がひとところに集まり、一人ずつ不思議な話しをし
一人終わる毎に一本のろうそくを消す、ろうそくは百本あり
みんな話し終えると全てのろうそくが消え室内は暗闇に包まれお化けが出る
と言われるお大尽の趣向
おちかは話しを聴きながら我が身のように受け取り、閉ざされた心が少しずつ少しずつ
ほぐれてゆく
さて、次のお客様のお話は・・・・・
「おそろし(三島屋変調百物語事始)」宮部みゆき著(新人物往来社)
最近、続編の「あんじゅう」が出ています

塩が世界を埋め尽くす塩害の最中
自衛隊二尉秋葉は塩害対策攻撃を却下され勝手に除隊し都内の古いマンションでくすぶる
女子高生真奈は両親を塩害で亡くし天蓋孤独となる
真奈は世界の終わりを悲観し、やけになる若者に襲われてるところ秋葉に助けられ
そのまま秋葉の居候となる
警視庁科学捜査研究所だったのに自衛隊立川駐屯地司令に収まった(勝手に)入江から
世界を救わないか?と唐突に提案を受ける
秋葉は真奈を失いたくない想いを秘め、無謀とも思える作戦に参加する
秋葉・真奈・入江・・・その他の人々が世界の終りを前にあがき、苦悩し、愛を貫こうとする
姿を描く
読み始めたら止まらない、読み終えてもまた読み始めてしまう
塩の街 有川浩デビュー作(角川書店)

自衛隊隊員の恋物語
短編で6話
「空の中」でさらっと恋の予感があった航空機関連企業の高巳とイーグルパイロットの光稀
「海の底」でさらっと恋の予感があった潜水艦乗りの夏木と当時高校生だった望が自衛官となって押掛け彼女
に変身し奥手な夏木をぐいぐい引っ張る
「海の底」では出てこなかった潜水艦乗りの冬原と聡子
その他3編となってます
全部、自衛官がらみで彼が自衛官、彼女が自衛官、双方が自衛官の恋
一般社会人とは違い、勤務内容、航行予定等は国防関連の極秘事項になる
だから、いつ戻るとか会えるとかは直前でないと分からない
離れてる間も連絡が取れるのはそう多くない
転勤も全国160か所ある駐屯地のどこになるのか?分からず
予期しない長距離恋愛になることもしばしばある
小説ですが自衛官の切実な想いを垣間見る
もし自衛官とお付き合いしようと思ったら待つことに耐えられる自分であるか
もう一度考えて、実行に移すことが大切なようです
お試しあれ
クジラの彼 有川浩(角川文庫)

4月、桜祭りで解放された米軍横須賀基地
停泊中の海上自衛隊潜水艦「きりしお」の隊員が気付いた時
花見の喧騒が悲鳴に変わっていた
巨大な赤い甲殻類の大群が基地を襲い人を食っている
自衛官2名は救出した子供13人は逃げ場がなくなり潜水艦に立てこもる
救出作戦はことごとく失敗し潜水艦内では中学生日誌さながらのいじめ、屈折
慣れない環境で自衛官は保父?業に苦戦
一方、地上では日和見な政府、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの間に
巨大な赤い甲殻類を相手に機動隊が壮絶な苦戦を強いられる
は異端児で本流から弾かれた明石警部、対策本部に警視庁警備部参事官”烏丸警視正”(彼も異端児)は
組織の中で与えられた権限・反則まがいの情報収集・戦略を駆使、
日和見な政府を動かし米軍を抑え込み、自衛隊が参戦する下地を作る
自衛隊の火力は圧倒的な力で赤い甲殻類の大群を殲滅
「きりしお」に立てこもった子供達は海自ヘリで救出され
「きりしお」は海中の殲滅作戦展開する
潜水艦内の子供達と自衛官(夏樹・冬原)の立てこもり生活
烏丸警視正・明石警部の組織内の規律を守りつつ政府・米軍を動かす手腕
2つの軸を持つ物語
女性が書いてるとは到底思えない潜水艦・ヘリ・警察と海自の装備等のリアルさ
政府・組織上位(警察・自衛隊)のつばぜり合いなど驚きます
お試しあれ
海の底 有川浩著(角川文庫)

国産の航空機開発が高度2万メートルで謎の事故
調査に向かった自衛隊の2機のF15J
隊長機は同じ高度で爆発、僚機は直前で直観的に危機察知し回避する
地上では”瞬(自衛隊隊長の一人息子)”と佳江が海辺で不思議な生物を拾う
その後調査は難航する
危機回避した女性パイロット”光稀:みき”と調査に駆り出された国産航空機開発チームの”高巳:たかみ”とで
再度事故現場に向かい”事故原因”となった何物かに接触しコミュニケーション出来る事発見する
”瞬”は不思議な生物とコミュニケーションが取れる事を発見
父の喪失感、一人ぼっちを受入れ難く”生物”とのコミュニケーションに夢中になる
空の何物かは、けたたましく大きい
日本の危機に直面し物語は予想外の展開に・・・・
図書館戦争同様引き込まれ止まらない
お試しあれ
空の中 有川浩著(角川文庫)
図書館戦争シリーズ6冊読み終えました
後書き見て「えっ?」
女性作家である事初めて知る
ず~っと男性だと思ってました、また浅田次郎に似た感性お持ちの方だな~ってね
名前だけでは性別判断しちゃいけないですね
文章が柔らかく、ユーモアてんこ盛り
好きな作家さんです
まだ読んでない作品がありますので楽しみです
後書き見て「えっ?」
女性作家である事初めて知る
ず~っと男性だと思ってました、また浅田次郎に似た感性お持ちの方だな~ってね
名前だけでは性別判断しちゃいけないですね
文章が柔らかく、ユーモアてんこ盛り
好きな作家さんです
まだ読んでない作品がありますので楽しみです