よみがえる桐たんす 杉山箪笥店「 四代目の日記」

私は関市で古い箪笥、思い入れのある桐たんすなどを修理して依頼主様より笑顔を頂ける事を喜びとして仕事をしています。

父親の想い出が詰まった茶箪笥、財産にしたい。

2016年02月27日 | 思い入れのある箪笥の修理
今日は大垣市より修理依頼のあった茶箪笥を納品して来ました。この茶箪笥は表面に貼ってある木目がとても良く無くすのが惜しいため、表面の塗料を剥がし木地を神経を使い出しました。
塗装は拭き漆で仕上げましたが乾燥する時間が多くかかり、この茶箪笥に関しては全ての行程で苦労しました。
納品先では美しくなった茶箪笥に奥様は大変喜んで頂きました。ご主人が後から来られ、茶箪笥について話を始められ、父親が大切に使われていて空襲で家は焼けたが、唯一残ったのが、この茶箪笥だったそうです。父親の思い出と唯一残った財産を大切にして行きたいとうれしい言葉を頂きました。
http://www.sugiyamatansu.com
http://www.sugiyamatansu.com/日々の仕事/
今年よりホームページに「日々の仕事」欄を増やしました。
よろしかったらお読みください。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする